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ADラトレー カスクシリーズの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.04.29 / 最終更新日:2024.04.29

ADラトレー カスクシリーズは、ADラトレー社が販売するスコッチウイスキーです。

高品質なスコッチウイスキーをボトリングしているボトラーズのADラトレー社による、スコットランドの各地域の特徴が味わえます。

銘柄によってコンセプトが異なり、スコットランド全土のウイスキーを使用して、スコッチの魅力を体現している銘柄です。

この記事では、ADラトレー カスクシリーズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • ADラトレー カスクシリーズの種類と味わいを紹介
  • ADラトレー カスクシリーズのおすすめの飲み方を解説

ADラトレー カスクシリーズとは

ADラトレー カスクシリーズは、ボトラーズのADラトレー社が製造・販売するスコッチウイスキーです。

スコットランドで製造された上質なウイスキー樽(カスク)を使用しており、種類は幅広くスコットランド全地域に及んでいます。

そのため、地域ごとのスコッチの特徴を体現したボトルを製造しており、スコッチの味わいの傾向を実際に知るのに最適なボトルとなっています。

ADラトレー カスクシリーズの概要と製造方法を見ていきましょう。

ADラトレー カスクシリーズの概要

ADラトレー社は、1868年にアンドリュー・デュワー・ラトレーによって設立されました。

当時は多くのウイスキーブランドの正規販売代理店としてウイスキーを販売しており、現在では吸収・合併を経てモリソン・ファミリーに所有されています。

現在はボトラーズとしてスコッチウイスキーの買い付けを行い、独自に熟成させてボトル詰めして販売しています。

ADラトレー社は、ウイスキーの品質を重視しており、味わいにこだわり続けることで世界中のウイスキー愛好家から支持を得ているボトラーズです。

スタンレー・ウォーカー・モリソンが厳選したA.D.ラトレー・カスク・コレクションをはじめ、販売したボトルは高い人気を誇っています。

ADラトレー カスクシリーズの製造方法

ADラトレー カスクシリーズは、スコッチウイスキーの樽を買い付け、樽を自社で選んで熟成させた原酒を使用しています。

使用する原酒はボトルによっても異なり、スペイサイドであればスペイサイドモルト、アイラであればアイラモルトのように該当する原酒を使用していることが特徴です。

それぞれのボトルで使用している蒸溜所名は非公開となっており、ナチュラルカラー&ノンチルフィルターでボトル詰めされています。

ADラトレー社についてはこちらのページで紹介しています。

A.D. Rattray – A.D. ラトレー

ADラトレー カスクシリーズの種類と味わい

ADラトレー カスクシリーズの種類と味わいを紹介します。

  • ADラトレー カスク アイラ 
  • ADラトレー カスク スペイサイド 1o年
  • ADラトレー カスク スペイサイド 12年
  • ADラトレー カスク オークニー 15年
  • ADラトレー カスク オークニー 18年

ADラトレー カスク アイラ

画像引用:https://www.sake-brutus.com/SHOP/1015074.html

ADラトレー カスク アイラは、アイラ島の蒸留所の原酒を使用したシングルモルトウイスキーであり、蒸溜所の名称は非公開となっています。

アイラらしいスモーキーな香りと、レモンのような柑橘系の風味があり、ミントのすっきりした後味も感じられる銘柄となっています。

クセの強い銘柄が多いアイラウイスキーの中でも飲みやすい原酒を選んでいるため、初心者も含めてアイラウイスキーに興味がある方に向いているといえるでしょう。

ADラトレー カスク スペイサイド 10年

画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000000577/

ADラトレー カスク スペイサイド 10年は、スペイサイド地域の蒸溜所非公開の原酒をバーボン樽で10年以上熟成されたボトルです。

バニラの香りと、ジャスミンのようなフローラルさがあり、モルトの甘みとナッティな味わいと、後から黒コショウのスパイス感が来ます。

スペイサイドモルトらしい飲みやすさを感じられるボトルとなっており、甘くて飲みやすいウイスキーが好きな方におすすめです。

ADラトレー カスク スペイサイド 12年

画像引用:https://www.suzusake.com/SHOP/0258700.html

ADラトレー カスク スペイサイド 12年は、スペイサイドモルトをバーボン樽で9年間熟成した後に、ペドロヒメネスのシェリー樽で3年間熟成させた銘柄です。

カシスやオレンジのようなフルーティーさが感じられる香り、フルーティーでありながらスパイス感やオークの風味が感じられる銘柄となっています。

スペイサイドモルトでも、シェリー樽由来のフルーティーな味わいを好んでいる方に向いているボトルといえるでしょう。

ADラトレー カスク オークニー 15年

画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000005235/

ADラトレー カスク オークニー 15年は、スコットランドでもアイランズの一部地域に該当するオークニー諸島で製造されるウイスキーを15年以上熟成させたボトルとなっています。

はちみつとりんごの香り、オークのスパイス感と塩気があり、なめらかな口あたりで飲みやすいことが特徴です。

熟成年数も長いことから、ここまで紹介したADラトレー カスクシリーズの中でも完成度が高くなっています。

ADラトレー カスク オークニー 18年

画像引用:https://store.musashiya-net.co.jp/products/detail/8987

ADラトレー カスク オークニー 18年は、18年以上熟成させたオークニー諸島のウイスキーの原酒をボトル詰めした長期熟成ボトルです。

グリーンアップルとナツメグの香り、柔らかいスモークと桃とアプリコットのようなフルーティーな味わいが楽しめます。

こちらは15年とは異なり限定商品であり、味わいの方向性は15年と共通しています。

ADラトレー カスクシリーズのおすすめの飲み方

ADラトレー カスクシリーズのおすすめの飲み方を解説します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

ADラトレーには、アイラ、スペイサイド、オークニーがありましたが、どの種類もストレートで飲みやすいウイスキーとなっています。

各地域の原酒のスコッチの特徴を知るなら、本来の香りや風味を最大限に楽しみやすいストレートが向いています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ハイボール

ここで紹介したADラトレーのカスクシリーズは、ボトラーズのウイスキーとしては安い予算で購入できる銘柄も多いため、初心者を含めて気軽に飲むのにも向いています。

ストレート以外の飲み方でも味わいやすいウイスキーとなっているため、より飲みやすくなるハイボールで楽しむのもおすすめです。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーについてはこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説

まとめ

ADラトレー カスクシリーズは、スコッチの各地域の特徴を知るのにも役立ち、初心者も含めて気軽に飲みやすい銘柄となっています。

ボトラーズのウイスキーに興味があっても、まだ飲んだことがない方にも入門酒となるでしょう。

おすすめの銘柄は地域で銘柄が指定されていることから、好きな地域や味わいの方向性で選ぶことをおすすめします。

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