ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
あかしは兵庫県の明石市で製造されているジャパニーズウイスキーです。
価格は安く飲みやすいブレンデッドをリリースしていますが、シングルモルトもリリースされているのが特徴です。
華やかな香りとほんのりビターな味わいである日本人になじみやすいウイスキーを数多くリリースしています。
この記事では、あかしの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
江井ヶ嶋酒造株式会社 - http://www.ei-sake.jp/
あかしとは、兵庫県の明石(あかし)市で製造されているジャパニーズウイスキーの銘柄です。
江井ヶ嶋酒造は所有している江井ヶ嶋蒸溜所でウイスキーを製造しており、元々は日本酒と焼酎を製造してきましたが、焼酎造りの設備と培ったノウハウを活かしてウイスキー作りに参入しました。
銘柄の種類が多いため、ラインナップによって風味は異なりますが、ジャパニーズウイスキーらしい華やかな香りと、カカオのビターな味わいが特徴的です。
あかしの歴史と製造方法について見ていきましょう。
ジャパニーズウイスキーと国産ブレンデッドウイスキーの種類やおすすめについて知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
ジャパニーズウイスキーの種類!おすすめの美味しい銘柄をご紹介
江井ヶ嶋酒造は1888年に創業され、ウイスキーの製造免許は1919年に取得していたことから、100年以上前からウイスキーの製造に関わっています。
江井ヶ嶋酒造が所有するホワイトオーク蒸溜所は、海外の原酒を調達し、ブレンドする形でウイスキーの販売をスタートさせましたが、実際に製造を開始したのは1961年です。
その後は、日本のウイスキー市場は冬の時代に突入しましたが、江井ヶ嶋酒造には日本酒や焼酎の売り上げもあったことから、ホワイトオーク蒸溜所は閉鎖されることはなく、製造のペースは落ちるものの途切れずにウイスキーを製造してきました。
2000年代に入るとハイボール人気の高まりや、世界的にジャパニーズウイスキーが認められていく流れとなり、日本に再びウイスキーブームが到来します。
2007年には8年熟成させたあかしのシングルモルトを発売しますが、2010年頃には8年熟成のウイスキーの提供が難しくなった影響によりラインナップが増加し、2012年にはノンエイジでの販売に切り替わりました。
2019年にはホワイトオーク蒸溜所の名称を江井ヶ嶋蒸溜所に改称します。
江井ヶ嶋蒸溜所では、ウイスキーを製造していくための後世の育成、発酵槽に木桶を使用するなどの新しい取り組み、ウイスキーの品質向上などを目的に今後もウイスキーの製造を続けていくことを考えています。
兵庫県の明石市にあり、日本の蒸留所のなかでも瀬戸内海に面していることから、江井ヶ嶋蒸溜所は海に近い蒸溜所として知られています。
瀬戸内海特有の気候がウイスキーにも影響を及ぼしており、暖かく乾燥している気候であることからウイスキーの熟成が早まり、海に面していることから潮の香りやソルティーさがあるのも特徴です。
江井ヶ嶋蒸溜所は、敷地面積が広く樽を置くスペースが広いことから、シェリー樽をウイスキーの熟成に使用しています。
ノンエイジウイスキーであってもシェリー樽を使用して熟成しており、古くから使用してきたことからシェリー樽による熟成にこだわる蒸溜所です。
2019年にはウイスキー免許取得から100周年を記念してポットスチルを新調していますが、ウイスキーの質を変化させないために、同じ形のまま窓のサイズを大きくして設置しました。
窓のサイズを大きくした理由は、蒸溜における泡立ちを重視しているからです。
明石市という地域の特徴を活かし、歴史あるウイスキーの製造方法を守り続けながらも、新しいことに挑戦する姿勢が垣間見えます。
江井ヶ嶋蒸溜所についてはこちらのページで紹介しています。
あかしの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:Amazon.co.jp
あかし レッドは、低価格で購入できるブレンデッドウイスキーであり、スコットランドの大麦麦芽を使用したスコッチタイプのウイスキーです。
焦げたパンの香ばしい香りと淡麗で控えめな甘みとカカオのビターな風味が感じられる銘柄となっています。
あかしのなかでも購入しやすいボトルとなっているので、初めて飲むならこちらの銘柄から挑戦するのもおすすめです。
画像引用:Amazon.co.jp
地ウイスキーあかしは、あかし レッドのワンランク上のボトルとなっています。
シェリー樽由来のラムレーズンの風味が強く感じられ、カカオのビターな風味は濃縮されており、レッドよりも酸味が強くなった印象です。
あかし レッドと飲み比べる楽しみもある質の高いブレンデッドウイスキーです。
画像引用:Amazon.co.jp
シングルモルトあかしは、シェリー樽で熟成したモルト原酒を中心にヴァッティングしたノンエイジのシングルモルトウイスキーです。
シェリー樽由来のプラムやドライフルーツの華やかな香りが感じられ、爽やかで甘い風味が特徴です。
シングルモルトのあかしを初めて飲む方は、こちらのウイスキーを選ぶことをおすすめします。
画像引用:Amazon.co.jp
ファーストフィルのバーボン樽で5年以上熟成させたシングルモルトあかしです。
バニラの風味が強く出ており、ファーストフィルらしさが感じられ、柑橘系の果実の風味を持ちます。
バーボン樽で熟成させたシングルモルトあかしを飲みたい方におすすめです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/sake-sato/4969265740136
あかしのシェリーバットは、スパニッシュオークのシェリー樽で8年以上熟成されています。
りんごのようなみずみずしい香りに、厚みのあるスパイシーな味わいが特徴であり、潮風を感じるソルティーな風味もあります。
あかしの特徴的なテイストが詰まったおすすめのボトルです。
画像引用:Amazon.co.jp
SAKE CASKは、日本酒の貯蔵に使用した樽でモルト原酒を7年間熟成させた、江井ヶ嶋酒造ならではのウイスキーです。
日本酒由来の甘味や酸味がウイスキーにも反映されており、変わった試みではあるものの、出来上がった味わいは非常にバランスの取れたものとなっています。
江井ヶ嶋蒸溜所ならではのウイスキーを味わいたい方におすすめです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/pento/10001306/?scid=s_kwa_pla_unpaid_567655
シングルモルトあかしの10年熟成物であり、シェリー樽で熟成されているだけでなく、アルコール度数が60度を超える特徴を持ちます。
カカオ由来のビターな風味が強く出ており、キャラメルのような風味があり、余韻が非常に長いです。
より刺激が強く、濃厚なあかしを飲みたい方に向いています。
あかしのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
あかしは水や炭酸水で割ってもその風味が大きく薄まることはなく、特徴であるレーズンの風味やカカオのビターさが強調されます。
ウイスキー初心者の方も気軽に飲めるため、あかしはハイボールで飲むのがおすすめです。
シングルモルトをハイボールにするのはもったいないかどうかはこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
あかしは水割りで飲むと食中酒になりやすく、濃い味の料理との相性も良い飲み方です。
明石市の名産品にはたこ焼きのルーツとも呼べる明石焼がありますので、明石焼の食中酒にすることで明石市の名産品を一度に楽しめます。
ウイスキーの水割りの作り方やポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
あかしは、ブレンデッド・シングルモルトともにリリースされている歴史ある江井ヶ嶋酒造で製造・販売されているウイスキーです。
シングルモルトにこだわる方や、質の高いジャパニーズウイスキーを飲みたい方は、数多くあるあかしのラインナップから自分に合った銘柄を選びましょう。
初めて飲むならブレンデッドであればあかし レッド、シングルモルトであればノンエイジのシングルモルトあかしから挑戦するのがおすすめです。