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エンシェントエイジの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.04.29 / 最終更新日:2024.04.29

エンシェントエイジは、バッファロートレース蒸溜所が製造するアメリカンウイスキーです。

1946年に誕生した歴史あるウイスキーであり、誕生以来、その味わいの取っつきやすさから愛されています。

バーボンとしてはクセが少なく飲みやすい味わいが特徴であり、なめらかな口あたりであることから、ウイスキー初心者も飲みやすい銘柄です。

この記事では、エンシェントエイジの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • エンシェントエイジの種類と味わいを紹介
  • エンシェントエイジのおすすめの飲み方を解説

エンシェントエイジとは?

エンシェントエイジは、アメリカのケンタッキー州にあるバッファロートレース蒸溜所で製造されるバーボンウイスキーです。

「古き時代」の名を持つ銘柄になりますが、バーボンから連想されるアメリカの古き時代といえば開拓時代といえるでしょう。

エンシェントエイジはスペルに直すと「Ancient Age」であることから、Aが2回連続してくるため、愛称は2Aとなっています。

エンシェントエイジの概要と製造方法を見ていきましょう。

エンシェントエイジの概要

1946年に誕生したエンシェントエイジは、1999年にバッファロートレース蒸溜所に名称を変更する前、1969年にエンシェントエイジ蒸留所に名称を変更しています。

現在ではバッファロートレース蒸溜所と呼ばれるこの蒸溜所は、スタッグ蒸留所、ブラントン蒸留所と名前を変え続けてきたことで知られています。

そのため、ブランドも数多く持っており、現在の蒸溜所名であるバッファロートレースをはじめ、ブラントン、イーグルレアなどの人気銘柄を生産してきました。

エンシェントエイジの歴史は長く、Ancient AgeのスペルでAが2回連続することから、2Aの愛称で親しまれてきました。

ジム・マーレーの『ウイスキーバイブル』では、2013年にリキッドゴールド賞を受賞しており、94.5ポイントの高い評価を獲得しています。

日本では宝酒造が販売しており、知名度はけっして高くはないものの、アメリカ本国では古くから愛され、実績もあるウイスキーです。

エンシェントエイジの製造方法

エンシェントエイジは、トウモロコシ、ライ麦、大麦麦芽を蒸溜させるシンプルな製造方法のバーボンウイスキーです。

1946年に誕生して以来、蒸溜所の名前が変化するなどの歴史もありましたが、味わいは当時と大きく変わっていないことで知られています。

エンシェントエイジは独自の製法により、なめらかな口あたりとシンプルな味わいを実現しており、飲みやすいバーボンとして愛されてきました。

バッファロートレース蒸溜所の詳細はこちらのページで紹介しています。

バッファロートレース蒸溜所

エンシェントエイジの種類と味わい

エンシェントエイジの種類と味わいを紹介します。

  • エンシェントエイジ 2A
  • エンシェントエイジ 8年 3A
  • エンシェントエイジ 10スター(テンスター)

エンシェントエイジ 2A

画像引用:https://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=3322

エンシェントエイジ 2Aは、4年以上熟成した原酒のみを使用した2Aの愛称で親しまれるエンシェントエイジのスタンダードボトルです。

キャラメルとバニラの香り、オークの微妙なニュアンスが心地よく、シンプルな香りを持つバーボンです。

クセが少なく飲みやすい味わいですが、繊細なスパイシーさと酸味を感じるコクがあるのが魅力になります。

低価格で購入しやすいコスパの良いバーボンとなっているため、初めて購入するならこちらの銘柄を探してみましょう。

エンシェントエイジ 8年 3A

画像引用:https://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=3323

エンシェントエイジ 8年 3Aは、8年以上熟成した原酒を使用した2Aのワンランク上である3Aの名を冠するエンシェントエイジになります。

ホワイトオークの樽の香味が原酒によく溶け込んでおり、上品な印象を感じさせる魅力的な味わいのウイスキーです。

けっして知名度は高くありませんが評価が高く、隠れた名品となっている上質なバーボンです。

エンシェントエイジ 10スター(テンスター)

画像引用:https://www.yamaichi-mac.com/shopdetail/000000000264/

エンシェントエイジ 10スター(テンスター)は、10年熟成のエンシェントエイジではなく、熟成年数の若い原酒が使用された2Aの実質的な廉価版といえる安く購入できる銘柄です。

2Aと比較して、クリームを思わせるようななめらかな口あたりと、リコリスのようなスパイスのニュアンスは健在になります。

価格の安さを重視してエンシェントエイジを選ぶなら、こちらの銘柄を選ぶ選択肢もあります。

エンシェントエイジのおすすめの飲み方

エンシェントエイジのおすすめの飲み方を解説します。

  • ハイボール
  • ストレート

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハイボール

エンシェントエイジは炭酸水で割ってもバーボンの味わいが損なわれないことから、ハイボールで非常に飲みやすいウイスキーです。

低価格で購入しやすい銘柄が多いことからコスパも良いため、ウイスキー初心者を中心にハイボールから試したいところです。

コスパの良いハイボールの飲み方やおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説

ストレート

エンシェントエイジはライトでクセがなくなめらかな味わいであることから、ストレートで飲みやすいウイスキーです。

シンプルな味わいではありますが、ウイスキーに水滴を垂らして加水するワンドロップを試すと香りが開き、複雑な風味を味わえます。

飲み飽きてしまった場合は、ストレートに加えてワンドロップも試してみることをおすすめします。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

まとめ

エンシェントエイジは、低価格かつ飲みやすいバーボンであることから、入門酒にも最適なウイスキーとなっています。

日本での知名度はあまり高くはありませんが、日本でも飲んだ人の多くが評価することも多い銘柄となっているため、隠れた名品ともいえるでしょう。

気軽にエンシェントエイジを楽しむなら2A、品質にこだわって良いものを選ぶなら3Aのエンシェントエイジを選ぶことをおすすめします。

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