ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
アードベッグ ウーガダールは、シェリー樽熟成の原酒を使用したアードベッグであり、甘くて荒々しいスモーキーさを感じる個性的な味わいから人気があります。
暗くて神秘的な場所の意味を持つウーガダールは、アードベッグの中でも一際存在感のある銘柄として日本でも注目が集まっています。
スタンダードボトルであるアードベッグ TENと比較しても異なる味わいに仕上がっているため、アードベッグの魅力に取りつかれつつある方は飲んでみましょう。
この記事では、アードベッグ ウーガダールについて味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.ardbegjapan.com/products/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 54.2% |
参考価格 | 11,000円 |
アードベッグ ウーガダールは、スコットランドのアイラ島のアードベッグ蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
ウーガダールの意味は「暗くて神秘的な場所」という意味で、仕込み水の採水を行っている湖の名前です。
熟成年数は公開されておらずノンエイジの銘柄となっていますが、バーボン樽の原酒と貴重なシェリー樽熟成の原酒をブレンドしていることから、価値の高いボトルとなっています。
具体的な年数は公開されていなくても使用している原酒に対して酒齢の若さを感じることはないため、スタンダードで熟成年数も表記されている10年よりも高価格で販売されています。
熟成年数の若さからより荒々しいスモーキーさをアピールするアードベッグ ウィー・ビースティー 5年、フレンチオークの新樽で熟成したアードベッグ コリーヴレッカンがアードベッグの他のラインナップです。
常設商品として販売されている銘柄は熟成年数の違いによって差別化するのではなく、ウイスキーの個性で差別化しています。
アードベッグの熱狂的なファンのことをアードベギャンと呼び、その強烈過ぎる個性から代替となるシングルモルトが存在しません。
アードベッグ ウーガダールもアードベッグのラインナップのひとつとして強烈な個性を発してきました。
アードベッグの種類についてはこちらの記事で紹介しています。
アードベッグ ウーガダールは、シェリー樽熟成の原酒を使用していることから、スタンダードなアードベッグとは異なり熟した果実のような甘みが感じられます。
その中でアードベッグ特有の荒々しいスモーキーさが見事に調和している完成度の高い銘柄です。
レーズンやチョコレートを思わせる香りに、香ばしい炭火やレザーのような香味があり、ナッツ類を思わせる油分のようなオイリーさも感じられます。
ハチミツのように甘い味わいと、燻製のようなスモーキーさがバランスよく混ざり合っており、口の中で弾けるようなスパイス感も特徴です。
余韻は非常に長く、甘いスモーク香が口の中を包みます。
ノンチルフィルタードでアルコール度数54.2%でボトル詰めされたアードベッグ ウーガダールは、すべてのフレーバーを濃厚に感じやすく、シングルモルトらしい強い個性を感じられる銘柄です。
アードベッグ ウーガダールのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アードベッグ ウーガダールの濃厚なフレーバーを余すことなく味わうなら、ストレートで飲むことをおすすめします。
アルコール度数の高さからは考えられないほど飲みやすく、個性的でありながらも洗練された味わいを楽しめます。
スタンダードなアードベッグを飲み慣れている方であれば、ストレートで飲むことへの抵抗は少なくなりやすいです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ストレートでは飲みにくい場合は、加水して飲むのがおすすめになりますが、トワイスアップはアードベッグ ウーガダールの魅力はそのままに味わいやすくなります。
トワイスアップは常温の水とウイスキーを1:1で割る飲み方ですが、アルコール度数を下げる効果があり、香りや味わいを堪能しやすい状態でより飲みやすい味わいに仕上げてくれます。
ストレートで飲んで抵抗感があった場合は、加水する飲み方を選んでみましょう。
ウイスキーに水を加水する水割りを中心に紹介している記事はこちらになります。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
アードベッグ ウーガダールをより気軽に味わいたいなら、ハイボールが飲みやすくなっています。
ハイボールにしても風味が濃厚であることから特徴を味わいやすく、割り負けしないため、アードベッグを飲み慣れていない方にもおすすめです。
ウーガダールからアードベッグに挑戦するなら、加水する飲み方の中でも飲みやすいハイボールで飲んでみましょう。
ハイボールにおすすめの高級ウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
アードベッグ ウーガダールに関するよくある質問をまとめました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
現在の時点で、アードベッグ ウーガダールが終売するという事実はありません。
ただし、アードベッグの別の銘柄でアードベッグ アンオー が日本では終売しました。
アードベッグ アンオーは、日本においては終売しましたが、スコットランドでは販売されているため、日本で販売されていたボトルだけでなく、並行輸入品も流通しています。
お店の在庫状況によって、アードベッグ ウーガダールが品切れになることはあるかもしれませんが、一部地域で終売した同じアードベッグの銘柄のアードベッグ アンオーを含めて、完全に終売していません。
ウイスキーの並行輸入品についてはこちらの記事をチェックしてください。
アードベッグ ウーガダールは、 MHD社(モエ・ヘネシー・ディアジオ社)から販売され、定価の値上げが続いています。
2024年2月に10,700円から11,000円に値上げされており、アードベッグに限らずMHD社のウイスキーが一律値上げされています。
値上げが続く理由は、アードベギャンという世界中に熱狂的な信者がいるアードベッグは値上げしたとしても需要がなくなることはなく、世界的にウイスキーの原酒が不足し価値が高まっていることが考えられます。
ただし、値上げした価格よりも安く販売しているお店も多く存在するため、お店を選んで購入すれば、より安く購入しやすいです。
アードベッグ ウーガダール2003年に発売を開始して以来、2017年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)のアイラ ノー・エイジ部門で金賞、2009年ではワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
世界的なウイスキー品評会で評価されており、アードベギャンを中心に根強いファンからの支持もあり、高い評価を受けている銘柄となっています。
銘柄を客観的に評価するにあたって、十分な実績を持った銘柄といえるでしょう。
アードベッグ ウーガダールは、アードベッグの個性とシェリー樽の味わい、2つの魅力的な個性が合体して調和を果たした銘柄です。
アードベッグが好きな方はもちろん、シェリー樽熟成のウイスキーが好きな方にも向いている銘柄といえるでしょう。
個性を余すことなく味わうならストレートがおすすめですが、加水する飲み方もハイボールを含めて美味しく味わえるため、自分の好きな飲み方で飲んでみましょう。