サーデイヴィス シグネチャーとは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
アードベッグ 10年は、アイラ島で製造されるトップクラスにピート香が強いウイスキーであり、10年(TEN)はフラッグシップボトルとなっています。
尖った個性から人を選びやすいウイスキーですが、ハマるとヤミツキになる人も多く、アードベギャンと呼ばれる熱狂的なファンも誕生しています。
強いスモーキーさの中に甘いフレーバーもあり、個性が強いだけでなく繊細なバランスを持っていることから、ウイスキー愛好家の間で高く評価されているボトルです。
この記事では、アードベッグ 10年の味わいやおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.ardbegjapan.com/products/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 46% |
ウイスキー樽 | バーボン樽(ファーストフィル&セカンドフィル) |
参考価格 | 6,930円(税込) |
アードベッグ 10年はスコットランドのアイラ島にあるアードベッグ蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーであり、こちらは蒸溜所を代表するボトルです。
10年以上熟成させたアメリカンオークのファーストフィル&セカンドフィルのバーボン樽の原酒をヴァッティングさせて製造しています。
アードベッグらしい個性を味わいやすいボトルが10年物となっているため、エントリーボトルとして適しています。
一方で、安さを重視してアードベッグを飲みたい場合は、アードベッグ ウィー ビースティー 5年も選択肢に上がる銘柄です。
アイラウイスキーをはじめとするウイスキーのシングルモルトを飲み慣れて、新しい刺激を求めている方におすすめとなっています。
アードベッグの種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。
アードベッグ 10年は、ピートスモークによる強い個性と、正反対に感じられる甘さがあり、繊細なバランスが魅力的なボトルです。
グラスに注ぐだけで強いピート香があふれ出るように感じられ、海風を感じる潮気が前面に、柑橘系の果実のフルーティーさが奥に表れます。
口に含めば予想を裏切ることなく強いスモークが鼻腔を通り抜けますが、甘みも確かに感じられ、チョコレートのようなコクもあります。
フィニッシュもアードベッグの個性であるスモーキーさが長く残り続ける余韻です。
スモーキーさとともに感じられる個性と、繊細でコクのあるバランスの取れた味わいは、アードベッグを飲むことでしか味わえないため、熱狂的なファンがいることにも頷ける独自性のあるボトルとなっています。
アードベッグ 10年のおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アードベッグの個性をそのまま味わうならストレートであり、10年という熟成年数の若さによるアルコールの刺激よりもウイスキーの個性が印象を強く支配してきます。
最初はピート香が強いことしかわからないかもしれませんが、ゆっくりと何度も飲んでいるうちに隠されたフレーバーがわかるようになるはずです。
水や炭酸水などのチェイサーをはさみながら、おつまみを用意するならナッツ系と一緒にゆっくり味わってみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
アードベッグはハイボールにすると飲みやすくなるため、アードベッグの個性に慣れない場合は炭酸水で割って飲んでみましょう。
スモーキーな個性は健在でありながら、甘みのある味わいもわかりやすいため、ウイスキーの個性を大きく損ねることなく飲めることも魅力です。
食中酒として肉料理に合わせるのもおすすめであり、アードベッグ初心者の方はハイボールから慣れていきましょう。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
アードベッグ 10年のロックは、よりアイラウイスキーの個性であるスモーキーさが強く表れる飲み方となっています。
強いスモーキーさを売りにしたアードベッグ 10年ではありますが、もっと強いスモーク香を感じたい方におすすめです。
アードベッグの個性にヤミツキとなっているアードベギャンに向いている飲み方といえるでしょう。
ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
アードベッグ 10年が値上がりしている理由は、世界的にウイスキーの原酒が不足していることを理由に、シングルモルトウイスキーの価格が上昇していることが挙げられます。
現状ではすぐに解決することが難しく、アードベッグにはアードベギャンと呼ばれる熱狂的なファンもいることから、値上がりを理由に需要が下がることは考えられません。
需要が減少することが考えられない状況にありながら、供給を増やせる目途がないことが値上がりにつながっているといえます。
アードベッグ 10年は好みが分かれやすい銘柄であることから、評価が非常に割れるため全体的な評価はけっして高くないウイスキーです。
しかし、ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー(WWA)、スコッチ・シングルモルト・オブ・ザ・イヤー(SWN)、サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)で受賞を重ねていることから客観的な実績もあります。
ウイスキー愛好家の間ではアードベッグのようなアイラウイスキーの良さがわかるようになれば通の仲間入りといわれることもありますが、苦手なウイスキー好きもいるため、合わない場合があることを理解しておきましょう。
アードベッグ 10年は、スコッチのシングルモルトでもトップクラスのスモーキーさを誇るボトルであり、スコッチの特徴であるピート香の個性の強さを体験したい場合は飲んでみましょう。
最初は抵抗感のほうが強いかもしれませんが、ハマるとヤミツキになる個性を持っているのがアードベッグであるため、ゆっくりと飲んで慣れていきたいところです。
ボトルは値上がりしており購入が難しい場合は、取り扱っているバーなどで飲むことをおすすめします。