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アードナッホーの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.12.16 / 最終更新日:2024.12.16

アードナッホーは、アイラ島の9番目の新蒸溜所で製造されるシングルモルトのスコッチウイスキーです。

2018年にハンターレイン社によって新たにアイラ島に蒸溜所が設立されたことで注目を集めていましたが、近年になってウイスキーがリリースされました。

アイラウイスキーらしいピートスモーク、ショートブレッドを思わせるような複層的な甘みが特徴です。

この記事では、アードナッホーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • アードナッホーの種類と味わいを紹介
  • アードナッホーのおすすめの飲み方を解説

アードナッホーとは

画像引用:https://ardnahoedistillery.com/

アードナッホーは、アイラ島の新しい蒸溜所であるアードナッホー蒸留所で製造されるシングルモルトウイスキーです。

オーナーのスチュワート・レインは、10代の頃にブルックラディ蒸溜所で働いた経験からアイラ島に家族経営の新しい蒸溜所を設立する夢を持っており、アードナッホー蒸溜所により実現させました。

ダグラスレイン社から分かれたハンターレイン社がリリースする新たなシングルモルトでもあり、スコッチの新作の中でも高い注目を集めています。

アードナッホーの概要と製造方法を見ていきましょう。

アードナッホーの概要

2013年、ダグラスレイン社を支えた二人の兄弟のうち兄のスチュワート・レイン氏は後継者の問題から会社を分け、新しくハンターレイン社を立ち上げました。

ダグラスレイン社でこれまで販売していた一部のウイスキーのブランドはハンターレイン社に引き継がれ、変わらぬクオリティで販売が続けられています。

スチュワート氏は、ハンターレイン社に息子であるアンドリュー氏とスコット氏を役員に迎え入れています。

アードナッホーは、スチュワート氏が少年時代にブルックラディ蒸溜所で働いた経験からアイラ島に設立したいと考えた蒸溜所です。

家族経営の蒸溜所を造りたいという夢と、スコッチの中でもアイラウイスキーの需要が近年において高まっていることが追い風となり、800万ポンドのモルトウイスキー蒸溜所の建設計画に着手します。

蒸溜所は2018年に完成し、同年の11月に最初のカスクが充填されました。

そして、5年の熟成期間を経た「アードナッホー 5年 ファーストリリース」が発売されました。

設立当時から注目された9番目の新たな蒸溜所のアイラウイスキーを飲むことができるようになりました。

アードナッホーを含むアイラウイスキーが造られる9つの蒸溜所はこちらのページで紹介しています。

アイラウイスキーが造られる9つの蒸留所を一覧形式で紹介

アードナッホーの製造方法

アードナッホー蒸溜所の仕込み水は、施設のそばにあるアードナッホー湖のものを使用しています。

ピート香の強さの指標となるフェノール値が40ppm程度の大麦麦芽が原料です。

原酒はピーティーかつフルーティーになるように発酵・蒸溜を行います。

熟成樽は全体の80%をバーボン樽、20%をシェリー樽で熟成させています。

愛好家の多いアイラウイスキーと原酒の一部にシェリー樽が使用されていることから、スコッチの中でも人気が出やすいと考えられます。

アードナッホー蒸溜所の詳細は以下のページにまとめています。

アードナッホー蒸溜所

アードナッホーの種類と味わい

アードナッホーの種類と味わいを紹介します。

  • アードナッホー 5年 ファーストリリース
  • アードナッホー セカンドリリース インフィニットロッホ

アードナッホー 5年 ファーストリリース

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/r-concier/1whisky-01152/

アードナッホー 5年 ファーストリリースは、バーボン樽原酒とシェリー樽原酒をヴァッティングさせた限定80,000本のみ販売されたシングルモルトです。

アイラウイスキーらしい潮気のあるピートスモークが特徴的であり、焼きリンゴを思わせるフルーティーさも感じられます。

ショートブレッド、カスタード、レモンなどの複層的な甘みのある味わいであり、ジンジャーのスパイス感も特徴的です。

フィニッシュはスモーキーさが残るものとなっています。

今まで飲んだことがない新しいアイラウイスキーを飲みたい方におすすめです。

アードナッホー セカンドリリース インフィニットロッホ

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/fujimatsuwine/121574/

アードナッホー セカンドリリース インフィニットロッホは、熟成年数はラベルに表記されていませんがファーストリリースと同様に5年熟成で限定リリースの商品です。

海のしぶきを思わせるピートスモーク、ダークチョコレートの香り、フルーティーな甘みとミント系のすっきりした風味となっています。

アードナッホーはセカンドリリース以降も新しい商品が販売されていくことが予測されます。

アードナッホーのおすすめの飲み方

アードナッホーのおすすめの飲み方を解説します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

アードナッホーの味わいをダイレクトに感じるならストレートがおすすめです。

ピートスモークと果実味のある複層的な甘みをゆっくりと味わうことができる飲み方となっています。

スモーキーなウイスキーを飲み慣れている方であればそのまま飲むのが良いでしょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?人気の銘柄・安い銘柄10選!

ハイボール

アードナッホーは、スモーキーさと爽やかな風味から炭酸水で割る飲み方と相性が良いです。

柑橘系の果実を思わせるフルーティーさが前面に出てくるため、爽やかなハイボールとなるでしょう。

他のアイラウイスキーと同様にハイボールで飲みやすいウイスキーとなっています。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーはこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説

まとめ

アードナッホーは、アイラ島の9番目の蒸溜所で製造された新たなシングルモルトであり、アイラウイスキーが好きな方におすすめです。

限定販売のウイスキーではありますが、日本にも多く流通が確認されており、今後のリリースも期待できるため入手難易度はさほど高くありません。

新しいアイラウイスキーを飲んでみたいと思った方は、購入を検討してみましょう。

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