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ベイゼルヘイデンの種類と味わい、おすすめの飲み方

2022.12.20 / 最終更新日:2022.12.20

ベイゼルヘイデンは、ジムビーム蒸留所で生産され、サントリーが国内で販売しているアメリカンウイスキーになります。

ジムビーム蒸留所ではさまざまなクラフトバーボンが作られていますが、ベイゼルヘイデンもその一つであり、オールド・グランダッドの元になった人物の名前です。

ライ麦の比率を高めたベイゼルヘイデンは、バーボンウイスキーとライウイスキーの特徴が同時にある銘柄となっています。

この記事では、ベイゼルヘイデンの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • バーボンとライウイスキーのベイゼルヘイデンの種類と味わいについて紹介
  • 加水する飲み方を含むベイゼルヘイデンのおすすめの飲み方を解説

ベイゼルヘイデンとは

画像引用:https://www.whisky.com/whisky-database/distilleries/details/jim-beam.html

ベイゼルヘイデンは、ジムビーム蒸留所で製造されるクラフトバーボンであり、ライ麦の比率をジムビームの2倍以上にしています。

スタンダードボトルはバーボンウイスキーではありますが、銘柄によってはライウイスキーとしても販売されており、バーボンだけでなくライウイスキーの味わいを堪能できます。

ライ麦を多く使用していることからスパイシーでありながら、ハーブティーのようなフレーバーが特徴です

ベイゼルヘイデンの歴史と製法について解説します。

オールド・グランダッドと呼ばれたベイゼルヘイデン

画像引用:https://www.beamdistilling.com/our-brands/old-grand-dad-bourbon

同社が製造するウイスキーでオールド・グランダッドと呼ばれる銘柄がありますが、ベイゼル・ヘイデンはこのウイスキーのラベルに描かれている人物です。

オールド・グランダッドは訳すと偉大なる祖父という意味であり、レイモンド・B・ヘイデンが祖父であるベイゼル氏に敬意を込めて名付けました。

バーボンの先駆者と呼ばれたベイゼル・ヘイデンは、1700年代末期にケンタッキー州ネルソン郡に移住します。

地元で農業を行いながらウイスキー作りに励み、そのウイスキーの特徴は他のバーボンウイスキーと比較してライ麦の比率が大きいウイスキーでした。

ベイゼルヘイデンの名を冠するウイスキーのライ麦の比率が大きいのは、同氏が作ったウイスキーを参考にしているからといえるでしょう

オールド・グランダッドについてはこちらの記事で紹介しています。

オールド・グランダッドの種類と味わい、おすすめの飲み方

ライ麦の比率はジムビームの2倍以上

ベイゼルヘイデンは、原料も厳選した最高品質のものを使用するだけでなく、ライ麦の比率をジムビームの2倍以上に設定していることが大きな特徴です。

アルコール度数も40%に抑えられており、アルコールの刺激感が少なく、スムースな飲み口になります。

熟成は、貯蔵庫の最下段で8年を超えて熟成され、滑らかな口あたりに仕上がります。

ビーム家6代目の当主であるブッカー・ノウによって作られた少量生産のクラフトバーボンの一つであり、他のクラフトバーボンと共に高い評価を受けています。

ベイゼルヘイデンが作られるジムビーム蒸留所についてはこちらのページで紹介しています。

ジムビーム蒸留所

ベイゼルヘイデンの種類と味わい

ベイゼルヘイデンの種類と味わいについて紹介します。

  • ベイゼルヘイデン 8年
  • ベイゼルヘイデン ダーク ライ
  • ベイゼルヘイデン トースト
  • ベイゼルヘイデン 10年

ベイゼルヘイデン 8年

画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/basilhaydens/

 

ベイゼルヘイデンのスタンダードボトルとなる8年熟成されたクラフトバーボンがこちらの銘柄になります。

ライトで飲みやすい口あたりですが、ライ麦由来の独特なスパイシーさがあるのが特徴です。

クラフトバーボンのベイゼルヘイデンを飲むならこちらの銘柄から試してみるのがよいでしょう

ベイゼルヘイデン ダーク ライ

画像引用:https://flaviar.com/basil-haydens/basil-haydens-dark-rye/tasting-notes-reviews/

ライ麦の比率が大きいベイゼルヘイデンをバーボンウイスキーではなくライウイスキーとして販売したのがベイゼルヘイデン ダーク ライになります。

フルーツと糖蜜の香りと共にオーク香が感じられ、複雑な味わいの中にスパイシーさが際立つ味わいです。

ライウイスキーのベイゼルヘイデンを飲みたいなら、こちらの銘柄を探してみましょう

ベイゼルヘイデン トースト

画像引用:https://flaviar.com/basil-haydens/basil-hayden-toast-kentucky-straight-bourbon-whiskey/tasting-notes-reviews/

トーストとは、樽の内側を焦がすことであり、ウイスキーにおいて重要なスモーク香のあるベイゼルヘイデンがこちらの銘柄です。

焦がしたオークとキャラメルの香りに、バニラ甘い味わいとライトで飲みやすい口あたりが特徴になります。

ベイゼルヘイデンはバーボンよりもカナディアンに近く、バーボンらしいクセが少ないですが、トーストであればバーボンらしい力強いオークの香りや風味を味わいやすいです

ベイゼルヘイデン 10年

画像引用:https://www.caskers.com/basil-hayden-s-10-years-bourbon-whiskey/

10年以上熟成させた原酒を使用して作られたベイゼルヘイデンの上位ボトルになります。

アロマが特徴的であり、樽由来のバニラが豊かに香り、ライ麦の熟成されたスパイス感のバランスがよい完成度の高い銘柄です。

より上質なベイゼルヘイデンを楽しみたい方におすすめの銘柄になります

ベイゼルヘイデンのおすすめの飲み方

ベイゼルヘイデンのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ハイボール
  • 水割り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハイボール

ベイゼルヘイデンはクラフトバーボンですが、ライトで滑らかな口あたりであることからハイボールがおすすめの飲み方として挙げられます。

ライ麦のスパイス感もあることから、ハイボールにすることで爽快感が増し、スパイシーな味わいをより引き立ててくれます。

食中酒にもなりやすいので、飲み方に迷うならハイボールから試してみるのがよいでしょう

水割り

ベイゼルヘイデンは公式となるジムビーム社からストレートだけでなく、加水する飲み方が推奨されている銘柄です。

ストレートで味わうのもよいですが、加水することで変化する味わいにも魅力があるからではないかと考えます。

最初はストレートで飲みながら、少しずつ加水していく飲み方を試すのもよいでしょう

ウイスキーの水割りについてはこちらの記事を参考にしてください。

ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど

まとめ

ベイゼルヘイデンは、クラフトバーボンではあるものの、バーボンらしいバーボンの味わいではなく、ライトで飲みやすい銘柄を目指しています。

バーボンがあまり得意ではない方や、バーボンよりもライウイスキーのほうが好きな方には、ベイゼルヘイデンは口に合いやすいかもしれません。

また、さまざまなバーボンを飲んでおり、いつもとは違ったバーボンを求めている方にもおすすめです。

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