ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ベリーズは、ベリーブラザーズ&ラッド社(BB&R)が販売しているウイスキーであり、同ブランドでブレンデッドウイスキーもシングルモルトも作られています。
同社はイギリスでも歴史のあるワインとスピリッツの商社であり、カティサークを作った企業でもあります。
さまざまな蒸留所の原酒を使用して製造されているので、その味わいは銘柄によっても大きく異なります。
この記事では、ベリーズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ベリーズは、英国大手のワインとスピリッツを販売するベリーブラザーズ&ラッド社(BB&R)が販売するウイスキーのブランドです。
1600年代に設立され、何十種類ものワインやスピリッツのブランドを持つ歴史ある大手酒造メーカーになります。
ウイスキーの味わいは統一されたものではなく、さまざまな蒸溜所の原酒を使用して、シングルモルトやブレンデッドを製造しています。
ベリーズの歴史と製造方法について詳しく見ていきましょう。
スコッチウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
スコッチウイスキーの種類とは?6つの地域別におすすめもご紹介
1698年、ベリー・ブラザーズ&ラッド社(BB&R)は、ボーン氏によって、ロンドンのセント・ジェームス街3番地に設立されました。
1760年、ジョージ3世に初めて英国王室にワインとスピリッツを納めています。
当時の有名な顧客には、イギリスの首相であるウィリアム・ピット・ザ・ヤンガー、有名な詩人のロード・バイロンがいました。
1923年、初めて無着色のスコッチウイスキーを製造しており、このウイスキーがカティサークです。
カティサークは禁酒法時代のアメリカに向けて販売されたウイスキーであり、現在は世界130ヵ国以上で販売されるスコッチウイスキーを代表する銘柄です。
シングルモルトでは、グレンロセスのシングルモルトを初めて製造したのはベリー・ブラザーズ&ラッド社(BB&R)になります。
現在ではグレンロセスのブランドは、エドリントンに売却しています。
ベリー・ブラザーズ&ラッド社(BB&R)はウイスキーの歴史にも大きく関わっており、現在もカティサークを中心にウイスキーを販売しているのです。
カティサークについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ベリーズのブランドでは、特定の蒸留所の原酒を使用するわけではなく、スコッチを中心に幅広い原酒を使用しているのが特徴です。
ボトルの味わいはベリー・ブラザーズ&ラッド社に所属しているブレンダーたちの腕にかかっています。
大手企業が発売するブランドということもあり知名度も高く、ベリーズは話題に上がりやすいブランドです。
スコットランドの蒸溜所についてはこちらのページにまとめています。
ベリーズの種類と味わいについて紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://www.iversoftgames.com/ltfubmenu-957590.html
ベリーズ オールモルトとは、ブレンデッドウイスキーであり、スコッチウイスキーのモルト原酒を中心にブレンドされています。
オレンジ、いちじく、プラムなどの熟した果実の甘い香りが特徴的であり、アーモンドのナッティな味わいがあり、ほのかなスモーキーさが感じられます。
オールドボトルであるため、日本では現在入手難易度が高いウイスキーですが、ベリーズを代表する銘柄です。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/00000000435
ベリーズ オウンセレクションは、比較的近年に発売しているシリーズであり、そのなかでもホグスヘッドの樽で25年熟成させたブナハーブンになります。
スモーキーさとフルーティーさが同居しており、長期熟成ボトルらしい複雑な甘みのある銘柄です。
ブナハーブンに限らず販売している銘柄となっているので、自分の好きな蒸溜所を探してみるのが良いでしょう。
オフィシャルボトルのブナハーブンについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
画像引用:https://www.sake-brutus.com/smp/item/1017391.html
ベリーズ オウンセレクションでは、スコッチを代表する有名なシングルモルトだけでなく、新規に設立された蒸留所の原酒を使用した商品も販売しています。
アイル オブ ラッセイ蒸溜所は、2015年にオープンしたスコットランドの蒸溜所であり、ハリス島に設立された新たなアイランズウイスキーです。
心地よいピートスモークとアプリコットの甘い味わいが特徴になります。
ベリーズでは、新しく設立された蒸留所の原酒を使用した銘柄が販売されることもあるので、新しい蒸溜所に興味のある方にもおすすめのブランドです。
アイル・オブ・ハリス蒸溜所の詳細はこちらのページから閲覧できます。
アイル・オブ・ハリス蒸留所 - ISLE OF HARRIS DISTILLERY
ベリーズのおすすめの飲み方ですが、その性質から銘柄の味わいに統一性はありません。
そのため、一概にどの飲み方がおすすめであるとはいえませんが、ボトルの味わいを損なわなずに飲むのであればストレートが良いでしょう。
ほとんどのボトルが数量限定生産で、歴史ある企業であることからかなり前に発売されたボトルもあるのでボトルによっては高い希少性があります。
加水する飲み方はウイスキーによっては味わいを損ねる場合もあるので、入手難易度の高さからも最初はストレートで飲むのがおすすめです。
もちろん、ボトルで購入すればさまざまな飲み方を試せるので、最初にストレートで飲んでほかの飲み方のほうが美味しく飲めるように感じたのであれば、別の飲み方を実践してみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ベリーズは、ベリーブラザーズ&ラッド社(BB&R)から販売されているウイスキーのブランドであり、スコッチを中心に人気の銘柄をボトリングしています。
好きな銘柄のベリーズを飲むのもおすすめですが、ベリーズを代表するオールモルトを見つけられたのであれば一度は飲んでおきたいところです。
入手しやすいスタンダードボトルがないため、初心者にはハードルが高いかもしれませんが、ウイスキー中級者から上級者に勧められる銘柄と言えるでしょう。