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ブルーハンガーの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.12.26 / 最終更新日:2024.12.26

ブルーハンガーは、ベリーブラザーズ&ラッド社からリリースされているブレンデッドモルトウイスキーです。

ベリーブラザーズのお得意の顧客であった第3代コールレーン卿ウィリアム・ハンガーから名付けられており、青い上着を常に羽織っていたことからブルーハンガーというニックネームが付きました。

ベリーブラザーズ&ラッド社はエドワード7世よりイギリス王室御用達(ロイヤル・ワラント)賜っている高級ウイスキーです。

この記事では、ブルーハンガーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • ブルーハンガーの種類と味わいを紹介
  • ブルーハンガーのおすすめの飲み方を解説

ブルーハンガーとは

ブルーハンガーは、ベリーブラザーズ&ラッド社(BB&R)から販売されるブレンデッドモルトウイスキーです。

ベリーブラザーズ&ラッド社は、17世紀から続くロンドンの老舗酒商であり、イギリス王室御用達(ロイヤル・ワラント)の企業としてワインをメインにお酒を供給しています。

ジェームス・マクベイとともにスコッチの代表的なウイスキーであるカティサークを誕生させたことで知られています。

ブルーハンガーは、お得意の顧客であった第3代コールレーン卿ウィリアム・ハンガーから名付けられています。

印象的な青い上着を常に羽織っていたことからブルーハンガーのニックネームで親しまれました。

また、当初はグレーン原酒を含むブレンデッドウイスキーではありましたが、現在ではモルト原酒のみを使用するブレンデッドとなっています。

当初のスピリッツバイヤーのダグ・マックアイバーが生み出したフルーティーで複雑なスタイルはそのままに、リリースごとに異なる個性を生み出していることが特徴です。

ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)でもベストブレンデッド モルト賞を受賞した実績を持ちます。

ベリーブラザーズ&ラッドとカティサークについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ブルーハンガーの種類と味わい

ブルーハンガーの種類と味わいを紹介します。

  • ブルーハンガー 11thリリース
  • ブルーハンガー 25年
  • ブルーハンガー 30年

ブルーハンガー 11thリリース

画像引用:https://store.musashiya-net.co.jp/products/detail/11125

ブルーハンガー 11thリリースは、日本では広く流通しているブルーハンガーであり、リリースごとに異なる原酒が使用されています。

11thでは、1990年のブナハーブン、1997年のオルトモア、2000年のグレンゴインなど、長期熟成の希少な原酒を惜しみなくブレンドしました。

オレンジピールやトロピカルフルーツを思わせるフルーティーさ、ブナハーブンをブレンドしていることからスモーキーさとオークの香りが感じられます。

りんごとチョコレートのフレーバーがあり、複層的な風味が感じられ、余韻にかけてスモーキーさが残る味わいです。

長期熟成のブレンデッドモルトウイスキーであるため、それぞれの原酒の特徴的な個性が味わえるボトルとなっています。

構成原酒のシングルモルトについてはこちらの記事で紹介しています。

ブルーハンガー 25年

画像引用:https://www.whiskybase.com/whiskies/whisky/116987/blue-hanger-limited-release

ブルーハンガー 25年は、シェリー樽で25年以上熟成した長期熟成のスペイサイドモルト原酒をメインにブレンドしたボトルです。

レーズンやアプリコットのようなアロマ感じる果実の香味があり、フルーティーで濃厚な甘みの後にビターな余韻があるフィニッシュとなっています。

日本ではあまり流通していない希少性の高いブルーハンガーです。

ブルーハンガー 30年

画像引用:https://whiskyauctioneer.com/lot/6155237/blue-hanger-30-year-old-3rd-release

 

ブルーハンガー 30年は、30年以上熟成されたグレンリベットやグレングランドなどの原酒を使用したブレンデッドモルトです。

シェリー樽由来のベリー系の果実のような香りが強く、熟したメロンとりんごのフルーティーな風味が余韻まで残り続けます。

最高クラスの熟成年数を持つブルーハンガーを飲みたい人はこちらのボトルを探してみましょう。

ブルーハンガーのおすすめの飲み方

ブルーハンガーのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

ブルーハンガーの長期熟成モルト原酒による複層的な風味をそのまま味わうならストレートがおすすめです。

ブナハーブンのスモーキーさ、スペイサイドモルトの濃厚なフルーティーさが直接味わえます。

特に熟成年数の長いボトルは希少であるため、ストレートで味わってみましょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?人気の銘柄・安い銘柄10選!

ハイボール

ブルーハンガーは本数が限られており高級ウイスキーではありますが、ハイボールにすると美味しいウイスキーです。

ブルーハンガーが持つクリーミーな口あたりが際立ち、炭酸の爽快感とマッチします。

飲みやすい飲み方でブルーハンガーを飲むならハイボールで飲んでみましょう。

ハイボールにおすすめの高級ウイスキーはこちらの記事で紹介しています。

ハイボールに合う高級ウイスキーのおすすめ銘柄10選!

まとめ

ベリーブラザーズ&ラッド社がリリースする長期熟成のブレンデッドモルトウイスキーのブルーハンガーを紹介しました。

キーモルトに使用されるシングルモルトはリリースごとに変わるため、好きなシングルモルトが使用されているリリースを選ぶのもおすすめです。

バーなどにも置いてあることがあるウイスキーであるため、希少であることからボトルの購入・バーでの注文を問わずに飲める機会に飲んでおきましょう。

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