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キャッスルカムーシュの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.05.30 / 最終更新日:2024.05.30

キャッスルカムーシュは、スカイ島のモスバーン ディスティラリーが製造・販売するスコッチウイスキーです。

タリスカーが製造されるスカイ島にあるトラベイグ(トルベイグ)蒸留所を運営するモスバーン ディスティラリーがリリースした、構成原酒不明の銘柄になります。

スモーキーで海風を感じる潮気のある味わいが特徴であり、ピート香が特徴的なウイスキーです。

この記事では、キャッスルカムーシュの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • キャッスルカムーシュの種類と味わいを紹介
  • キャッスルカムーシュのおすすめの飲み方を解説

キャッスルカムーシュとは?

キャッスルカムーシュは、スコットランドのスカイ島にあるモスバーン ディスティラリーがリリースしたブレンデッドウイスキーになります。

スカイ島のスレイト半島にある古城の名前であり、名称を明らかにしない複数のアイランズモルトをブレンドしていることが特徴です。

そのため、アイランズモルトらしい海風を感じる潮気のある風味となっており、ピート香によるスモーキーさも感じられます。

キャッスルカムーシュの概要と製造方法を見ていきましょう。

キャッスルカムーシュの概要

キャッスルカムーシュは、モスバーン ディスティラリーがリリースし、スカイ島のスレイト半島にある古城の名前を銘柄名としました。

タリスカー蒸溜所に続き、スカイ島の2つ目の蒸溜所となったトラベイグ蒸留所を所有するモスバーン ディスティラリーは、30年以上ウイスキーに携わりながら、モスバーンの名を冠してボトリングしたのは2017年です。

会社としては若いものの1世紀以上にわたってウイスキーに一族としてかかわり続けた人物達が会社を動かしています。

深い知識を持ちながら、新たな挑戦を続けるウイスキーメーカーであり、新しい事態を開拓することが期待されます。

このような経緯を持ったモスバーン ディスティラリーがリリースするアイランズモルトを中心にブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

アイランズモルトについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

アイランズウイスキーのおすすめ銘柄6つを一覧形式で紹介!

キャッスルカムーシュの製造方法

キャッスルカムーシュは、蒸溜所の名称を正式に公開していないアイランズモルトを中心に使用しています。

使用するのはピーテッドモルトの原酒であり、銘柄によってバーボン樽、シェリー樽など異なる複数の樽を使用して熟成させています。

アイランズ地域で製造された原酒かつピーテッドモルトであること以外は謎に包まれた銘柄です。

モスバーン ディスティラリーが所有するトラベイグ蒸溜所についてはこちらの記事にまとめています。

トラベイグ(トルベイグ)蒸留所 - Torabhaig DISTILLERY

キャッスルカムーシュの種類と味わい

キャッスルカムーシュの種類と味わいについて紹介します。

  • キャッスルカムーシュ
  • キャッスルカムーシュ 12年

キャッスルカムーシュ

画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000072034.html

キャッスルカムーシュは、アメリカンオーク樽とモスバーン社特注のバーボン樽でダブルカスクフィニッシュしたスタンダードボトルです。

ピート香りによるスモーキーさ、塩バターを思わせるような香ばしさがあり、りんごのようなフルーティーな香味も感じられます。

キャラメルのような甘さとバニラのような風味があり、黒コショウを思わせるスパイシーな味わいが特徴的です。

スモーキーで香ばしく、甘みのある味わいに仕上がっており、完成度の高いブレンデッドウイスキーとなっています。

キャッスルカムーシュ 12年

画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000072034.html

キャッスルカムーシュ 12年は、12年以上熟成した原酒のみを使用し、アメリカンオーク樽とオロロソ・シェリー樽でダブルカスクフィニッシュした銘柄です。

シェリー樽由来のオークの香りと、アイランズモルトらしいスモーキーで潮気のある香味がマッチしています。

さくらんぼのような甘さで、軽やかでありながら深みのある味わいに仕上がっており、なめらかな口あたりとなっています。

シェリー樽熟成のウイスキーが好きな方や、ワンランク上のキャッスルカムーシュを飲みたい方は、こちらの銘柄がおすすめです。

キャッスルカムーシュのおすすめの飲み方

キャッスルカムーシュのおすすめの飲み方を解説します。

  • ハイボール
  • ストレート

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハイボール

キャッスルカムーシュの、スモーキーで潮気があり香ばしい味わいのウイスキーは、炭酸の爽快感との相性が良いです。

飲みやすさからもハイボールで飲むのがおすすめであり、特にスタンダードなキャッスルカムーシュはハイボールで飲みたいところです。

ウイスキーを飲み慣れていない方で、アイランズモルトに挑戦する場合は、クセの強さから飲みやすい飲み方のほうが楽しみやすくなります。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーについてはこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説

ストレート

キャッスルカムーシュ 12年のように、シェリー樽で熟成された複層的な味わいを余すことなく楽しむならストレートがおすすめです。

複数のアイランズモルトが使用されているため、飲み慣れている方であれば構成原酒を当てるのも楽しみ方のひとつになります。

キャッスルカムーシュの複雑な風味を味わうなら、ストレートで飲むようにしましょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

まとめ

キャッスルカムーシュは、複数のアイランズモルトを構成原酒にしたウイスキーであり、アイランズウイスキーらしい味わいが楽しめます。

アイランズウイスキーは、蒸溜所のほとんどが地理的に離れていることから風味の共通点が他の地域ほど感じにくいウイスキーでもあります。

しかし、それでも島で製造されたウイスキーらしい風味を味わえることがキャッスルカムーシュの魅力です。

最初はスタンダードなキャッスルカムーシュ、シェリー樽熟成の原酒を使用していることや一定の熟成年数の高さのウイスキーが飲みたい場合は12年を飲んでみましょう。

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