山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
カティサーク プロヒビションは、禁酒法(プロヒビション)の名を持つカティサークであり、50度の高いアルコール度数でボトル詰めされています。
アメリカの禁酒法時代にカティサークを密輸し続けた伝説の船長であるウィリアム・ビル・マッコイ船長を題材にしており、ボトルデザインもスタンダード比較して古くなっています。
高いアルコール度数によりダイレクトな味わいが楽しめるボトルとなっており、コショウを思わせるスパイシーな味わいが特徴的です。
この記事では、カティサーク プロヒビションの味わいやおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/scotch/cutty-sark/4B385.html
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 50% |
参考価格 | 2,080円 |
引用:アサヒビール 公式サイト
カティサーク プロヒビションは、50度の高いアルコール度数でボトル詰めされていることが特徴の日本国内ではバカルディ・ジャパンが販売しているウイスキーです。
最高級のシングルモルトウイスキーと最高品質の少量のグレーンウイスキーをブレンドした複雑な味わいが魅力となっています。
また、カティサークにはマッカラン、ブナハーブンなど、人気の高いシングルモルトがキーモルトとして使用されていることから高い人気があります。
スタンダードボトルのオリジナルほどではありませんが、2,000円台で購入できることから低価格で購入しやすいコストパフォーマンスの高い銘柄です。
アメリカの禁酒法時代にカティサークを密輸していたウィリアム・ビル・マッコイ船長に敬意を表したボトルです。
粗悪品のスコッチが流通する中でマッコイ船長は本物のスコッチであるカティサークのみを持ち込み続けたことから、リアル・マッコイと呼ばれるようになり、評判の高い人物としてアメリカで名を馳せました。
禁酒法を意味するプロヒビション(prohibition)の名が名づけられ、多くのウイスキー愛好家から愛されているボトルです。
カティサークの種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。
この記事のポイント
カティサーク プロヒビションの味わいは、フルーティーでスパイシーな味わいで、辛み、苦味、塩気など複雑なフレーバーが合わさった複層的な風味が魅力です。
柑橘系の果実と、フローラルな香りのなかに、ハチミツやバニラの風味があり、若干のピートスモークが感じられます。
トフィーの甘い味わいとクリーミーな口あたり、コショウを思わせるスパイス感が特徴的です。
複雑なフレーバーを体感した後には、ほんのり温かさが残るスパイシーなフィニッシュとなっています。
ウイスキーらしい複雑な味わいが好きなウイスキーを飲み慣れている方におすすめの銘柄です。
カティサーク プロヒビションのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カティサーク プロヒビションは、高いアルコール度数ではあるものの、度数から考えられるほどの刺激がなく、ストレートでも飲みやすいです。
甘みと苦みが同居しており、スパイシーさが感じられる複雑な味わいが楽しめます。
こちらのカティサークの特徴を理解するためにも、最初はストレートから飲んでみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
カティサーク プロヒビションのロックは、甘みの他に辛口のスパイス感が強くなることが魅力です。
氷が溶けることで味わいがゆっくりと変化しますが、加水されることでより優しい口あたりに変わっていきます。
ストレートとは異なる魅力が味わえるため、おすすめの飲み方となっています。
ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
カティサーク プロヒビションは、コストパフォーマンスが非常に高い魅力的なハイボールになります。
柑橘系を思わせるフルーティーさが前面に出ており、複層的でバランスの良い味わいと、微かなピートスモークが炭酸の爽快感とマッチしています。
低価格で購入しやすいウイスキーであることから普段飲み用のウイスキーに試したいところです。
コスパの良いハイボールの飲み方とおすすめ銘柄は以下の記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
カティサーク プロヒビションに、終売の事実はありません。
ただし、カティサーク ストームというボトルが終売になったことがあり、人気の高さから復活再販されたことがあります。
カティサーク プロヒビションはウイスキー愛好家を中心に高く評価されていますが、度数の高さと複雑な味わいから批判的な意見もあります。
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)で金賞を受賞しており、権威あるウイスキー品評会から客観的な評価もなされています。
ウイスキーの値上がりが続く昨今では価格の安さを評価する声が多く、コスパの良さも含めて魅力的な銘柄です。
カティサーク プロヒビションは、人気のスコッチブレンデッドのカティサークのラインナップの一つであり、スタンダードボトルと同様に品質が良く、価格も安い、購入しやすいウイスキーです。
味わいの傾向としてはスタンダードボトルが初心者向けであり、ウイスキーを飲み慣れている場合はプロヒビションが魅力的に感じやすくなります。
普段飲みのウイスキーを探している方や、良質なスコッチのブレンデッドを探している方を含めておすすめの銘柄です。