ザ・マッカラン ダブルカスクシリーズの種類と味わい、おすすめの飲み方
- ウイスキー銘柄
大樹海は、富士北麓蒸溜所で蒸溜したモルト原酒とグレーン原酒のみを使用した国産のブレンデッドウイスキーです。
富士北麓蒸溜所は日本の山梨県に2020年に設立されたばかりの蒸溜所であり、グレーンウイスキーの原材料に米を使用していることが特徴です。
ブレンデッドウイスキーだけではなく、日本で人気の飲み方であるハイボール缶でもリリースされています。
この記事では、グレーンモルトウイスキー 大樹海の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
グレーンモルトウイスキー 大樹海は、富士北麓蒸溜所で製造される特徴的なグレーンウイスキーを使用した国産ブレンデッドウイスキーです。
富士五湖唯一の酒蔵 である井出醸造店は、1700年代から続く老舗であり、日本酒製造のノウハウを活かしたウイスキーを製造しています。
2020年7月、富士北麓蒸溜所を設立して、通常のウイスキー製造では見られない独自の取り組みを行っています。
アルコールの発酵過程において、ウイスキー酵母やビール酵母を使用するのではなく、清酒酵母を麦汁に加える発酵方法を採用する珍しい製造方法を採用しています。
また、グレーンウイスキーは一般的にとうもろこし、ライ麦、小麦を原料にしますが、富士北麓蒸溜所のグレーンウイスキーは全量米を使用していることが特徴です。
自社で製造した独自のグレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドさせることにより、「グレーンモルトウイスキー 大樹海」は生まれました。
すべての製造工程を自社で行っているため輸入した海外原酒を使用していないことから、100%富士北麓の風土が生んだウイスキーといえるでしょう。
しかし、蒸溜所を設立したばかりであることから3年以上の熟成年数を持つ原酒を確保しきれておらず、日本洋酒酒造組合が制定するジャパニーズウイスキーの基準には現在の時点では合致していません。
現状は蒸溜所が設立して間もないことから熟成年数によるウイスキーの成熟を期待することはできません。
しかし、年月を経ればこの問題が解決することが予想されるため、独自の取り組みを含めて今後が注目される日本のウイスキーといえるでしょう。
グレーンモルトウイスキー 大樹海の種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://kainokaiun-webshop.easy-myshop.jp/c-item-detail?ic=4868-3042
グレーンモルトウイスキー 大樹海は、富士北麓蒸溜所で独自に製造されるブレンデッドウイスキーです。
焼酎を思わせる香りと、キャラメルのような香ばしさ、わずかなスモーキーさが感じられます。
熟成樽のウッディなフレーバーが強く、なめらかな口あたりとなっています。
原酒の若さが目立ちますが、ほのかな甘みとスモークがあることからハイボールとの相性が良いといえるでしょう。
画像引用:https://kainokaiun-webshop.easy-myshop.jp/c-item-detail?ic=4824-3101
富士北麓蒸溜所でブレンデッドウイスキーに先駆けて販売されたのがこちらのハイボール缶です。
自社のグレーン原酒・モルト原酒、炭酸水・水を使用して混ざり物なくハイボールを作っています。
ハイボールで大樹海を飲むならこちらを購入するのもおすすめです。
グレーンモルトウイスキー 大樹海のおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
大樹海は熟成年数が若いことから、基本的にはハイボールで飲みたい銘柄です。
味わいもハイボールにした場合に感じられるほのかな甘みとスモーキーな風味が魅力となっています。
ご自身でハイボールを作るのが面倒である場合は、ハイボール缶を購入して飲むこともできます。
コスパの良いハイボールの飲み方とおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキー16選! コスパのいい飲み方も解説
大樹海をハイボール以外の飲み方で飲むならロックを試してみましょう。
ウイスキーが冷えて、氷が溶けることによって加水されるとアルコール感が緩和されて飲みやすくなります。
ハイボールよりも大樹海が持つ風味をダイレクトに感じられます。
安いウイスキーでロックにおすすめの銘柄はこちらの記事をチェックしてください。
ロックで飲んでも美味しい安いウイスキーのおすすめ銘柄20選!
良い評判 | 悪い評判 |
製造方法が斬新 | 値段が高い |
ハイボールが美味しい | 熟成年数が足りない |
米の甘みが感じられる | 好みに合わない |
大樹海は発酵過程に清酒酵母、グレーンウイスキーの原料に米を使用することから、製造方法が斬新であることが話題となっていました。
実際に飲んでみた人の評判は、ハイボールで飲むのが美味しいといわれており、焼酎のような風味や米の甘みが感じられると好意的な意見がありました。
一方で、値段の高さや熟成年数が足りないことを指摘する声もあり、ウイスキーにおいて新しい取り組みであることから好みに合わないなど否定的な意見も見られました。
大樹海は、自社で製造したウイスキー原酒のみを使用し、独自の取り組みによって生まれた新興の国産ブレンデッドウイスキーです。
公式サイトでは自社のウイスキーに対して「ワクワク・ドキドキ感」が詰まっていると記載されており、新興の蒸溜所の成長を長い目で見て飲んでいきたい方におすすめとなっています。
今後も動向を見守りたいウイスキーの一つであるといえるでしょう。