山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
デッドラビットは、ニューヨークのバー「デッド・ラビット」とダブリン・リバティーズ蒸溜所がコラボしてリリースしたアイリッシュウイスキーです。
非常に有名なバーであり、その名の由来はニューヨークのマンハッタンに実在したアイルランドからの移民を中心とするマフィアの名称となっています。
風味には爆発力があり、まるでハードパンチャーのボクサーがワンツーでパンチを打ってくるような2段構えの爆発的な甘い味わいが楽しめるのが特徴です。
この記事では、デッドラビットの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://thedeadrabbit.com/
デッドラビットは、アメリカのニューヨークにあるバー「デッド・ラビット」とアイルランドのダブリン・リバティーズ蒸溜所がコラボレーションして製造したアイリッシュウイスキーです。
デッド・ラビットは開店5周年であったことから、ウイスキーの熟成年数も合わせて5年となっています。
パンチのある爆発力を持った甘い味わいが特徴的であり、口に含んだ後の余韻も長く続く濃厚なウイスキーです。
デッドラビットの歴史と製造方法について見ていきましょう。
デッドラビットの名前の由来は、19世紀に実在したニューヨークのマンハッタンのアイルランド移民を中心としたマフィアです。
貧困に苦しむスラム街であった領土を守るために激しい領土争いを繰り返します。
ジョン・モリッシーは、デッドラビットを牽引するリーダー格の人物であり、ストリートボクサーとして活躍しました。
彼は、ギャングのボス、カジノのオーナーを経験し、ヘビーウェイト級のボクシングチャンピオンとなり、最終的にはアメリカ合衆国下院議員にもなります。
議員として活動していた1878年に死亡しましたが、伝説的な人物であったため、多くの人々が彼が本当に死んでいるかを確かめるために葬式に訪れたといわれています。
ジョン・モリッシーを称賛する声は現代にも多く、彼の功績を称えるためにバー「デッドラビット」が開店し、デッドラビットの開店5周年を記念して彼へのリスペクトを込めたウイスキーであるデッドラビットが販売されます。
デッドラビットは世界のベストバーに2度選ばれたこともある人気のアイリッシュバーであり、バー好きの方でニューヨークに行く機会があれば一度は訪れたい場所です。
アイルランドにあるダブリン・リバティーズ蒸溜所は、ダブリン市民に時代を回顧させ自由と開放を求めた腐敗地区であった時代を想起させることをコンセプトに名づけられています。
製造責任者のダリル・マクナリーは、アイルランドの代表的な蒸溜所であるブッシュミルズ蒸溜所で長い期間の間、マスター・ディスティラーを務めたことがあります。
経験豊富な人物を製造責任者に据えたこちらの蒸溜所は、アイリッシュバーのデッドラビットと手を取り合い、新しい銘柄のデッドラビットを生み出しました。
熟成年数はデッドラビットの開店5周年に合わせて、5年熟成の原酒を使用しています。
デッドラビットは現状1種類しかないため、こちらのボトルの味わいについて詳しく紹介します。
画像引用:https://www.kokubu.co.jp/brand/101/7737095.html
デッドラビットは、スタイリッシュなデザインの黒いラベルが特徴のアイリッシュバー「デッドラビット」の開店5周年を記念するコラボレーションボトルになります。
アルコール度数は44%であり、熟成年数はデッドラビットの開店に合わせた5年です。
ウイスキーの熟成樽であるバーボン樽由来の香りと糖蜜の香りが感じられます。
口に含むと最初にバーボンらしい甘い味わいが強く感じられ、後を追いかけるようにバニラの強い甘みが出てきます。
その様は、デッドラビットを象徴するリーダーであり、ヘビーウェイト級のボクシングチャンピオンにもなったジョン・モリッシーがワンツーでパンチを打ってくるような力強く爆発力のある味わいが特徴です。
しかし、アイリッシュらしいなめらかな口当たりとなっているので、バーボンとアイリッシュの良いところを詰め合わせたような銘柄となっています。
余韻も深くて長く、甘い味わいが長く続きます。
アイリッシュウイスキーとアメリカンウイスキー(バーボンウイスキー)が好きな方におすすめの銘柄です。
デッドラビットのおすすめの飲み方について紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
デッドラビットは、5年熟成と若いですが、アルコールによる刺激を感じにくく飲みやすいため、ストレートがおすすめです。
アイリッシュウイスキーですがバーボンのような味わいを堪能できることでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
デッドラビットは加水しても風味が強いことから、味わいが失われず、ウイスキー初心者も飲みやすくなります。
ハイボールは銘柄によってはウイスキーの苦みが強調されてしまうことも多いのですが、デッドラビットはハイボールでも甘い味わいが楽しめます。
苦みが出るなどハイボールにするのがもったいないといわれているウイスキーの特徴についてはこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
デッドラビットは、コラボレーションとして記念に販売されたウイスキーですが、完成度が高くアイリッシュウイスキーとバーボンウイスキーが好きな方は一度は飲んでみたい銘柄です。
ニューヨークにあるアイリッシュバーのデッドラビットも評判が良いので、興味を持った方は来店を検討することをおすすめします。
バーに訪れるのは難しい方でも国内でもデッドラビットは流通しているので、気軽に試すことができます。