シーバスリーガル 匠リザーブ 12年とは? 味わいとおすすめ飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
デュワーズ ユニークカスクシリーズは、8年以上熟成させたデュワーズを様々なウイスキー樽でカスクフィニッシュしたシリーズです。
日本のミズナラ樽をはじめ、デュワーズブランドではこれまでになかったウイスキー樽を使用することで、今までに体験したことがない新しいフレーバーを知ることができることから人気が集まっています。
デュワーズが好きな方をはじめ、変わったウイスキー樽で熟成させたことで生まれる新しい風味を楽しみたい方や、ウイスキーの熟成樽にこだわって銘柄を選びたい方に向いているシリーズです。
この記事では、デュワーズ ユニークカスクシリーズの種類と味わい、おすすめの飲み方を解説します。
この記事のポイント
デュワーズ ユニークカスクシリーズは、バカルディ社が販売するスコッチのブレンデッドウイスキーであるデュワーズのシリーズのひとつです。
その名の通り世界中の個性的な樽を使用してウイスキーを熟成させることにより、これまでのデュワーズにはない新しい風味を生み出しています。
味わいや風味もラインナップによって大きく異なりますが、ベースはデュワーズのまま熟成させたウイスキー樽の特徴を味わうことが可能です。
デュワーズ ユニークカスクシリーズの概要と製造方法を見ていきましょう。
1846年、ジョン・デュワーによって創業されたデュワーズは、ウイスキーを初めてガラス製のボトルで販売したことでも知られています。
スコッチウイスキーの販売形態を大きく変えたデュワーズは、現在もスコッチウイスキーを代表する銘柄となりました。
ここまで広くデュワーズが飲まれるようになったのは、創業者家の一人であるトミー・デュワーの努力もありました。
1892年、トミーはデュワーズの販路をより広げることを目的にスコットランドから世界各地へと旅に出ました。
現在よりも交通機関が発達していない19世紀から20世紀にかけて、26ヵ国にも訪問しています。
このような経験の中でデュワーズブランドにとって教訓になったことは「異なる2つのものが掛け合わさると新しい発見や創造につながる」ということでした。
販路を開拓するために異なる文化に触れることで新しい発見があり、発見は新しい発想にもつながっていくことでデュワーズブランドは成長してきました。
ユニークカスクシリーズはこの教訓を踏まえて、世界のウイスキー樽を集めてデュワーズを熟成させることで新たな価値観を生みだすコンセプトのシリーズとなりました。
デュワーズブランド全体の種類と味わいについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
デュワーズ ユニークカスクシリーズは、共通して8年以上熟成されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドさせて、デュワーズを製造した後に、再度別の樽に詰めなおして熟成させるダブルエイジ製法を行っています。
一般的にはカスクフィニッシュと呼ばれる製法ではありますが、ブレンデッドウイスキーであることから、一度ブレンドしてから再度樽に詰めなおす工程となっていることが特徴です。
ミズナラ樽、ラム酒樽、メスカル樽など、様々な熟成樽を使用して、デュワーズを熟成させることによって新しい風味を生み出しているのです。
デュワーズ ユニークカスクシリーズの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.dewars-jp.com/cask/
デュワーズ 8年 カリビアンスムースは、デュワーズカスクシリーズの記念すべき第一弾であり、ラム酒の樽で熟成されています。
ラム酒特有のサトウキビの香りがあり、トロピカルフルーツを思わせるフルーティーなフレーバーが感じられます。
甘くて飲みやすい印象であり、飲み方を選ばず飲みやすいため、第一弾でありながら完成度の高いボトルです。
画像引用:https://www.dewars-jp.com/cask/
デュワーズ 8年 イリーガルスムースは、メスカルというお酒を熟成させた樽を使用しており、アガベ(竜舌蘭)を原材料とするテキーラの母と呼ばれる蒸溜酒になります。
スモーキーな香りが第一に感じられ、コショウと草の風味を感じるスパイシーな味わいがあります。
イリーガルという名前は、使用しているメスカル樽がイリーガルメスカルというブランドであることから付けられました。
画像引用:https://www.dewars-jp.com/cask/
デュワーズ 8年 ポルトガルスムースは、ポルトガルのルビー・ポートワイン樽でデュワーズを熟成させています。
アプリコットやさくらんぼのような甘い香りがあり、フルーティーな味わいでなめらかな口あたりが特徴です。
新しいフレーバーを探すシリーズではありますが、2022年にInternational wine & spirits competition(IWSC)では95点で金賞を受賞しており、実績も伴っています。
画像引用:https://www.dewars-jp.com/cask/
デュワーズ 8年 ジャパニーズスムースは、ミズナラ樽を使用して8年以上熟成させたデュワーズを熟成させた銘柄です。
ミズナラ樽特有の白檀のような香りがあり、フローラルでフルーティーなフレーバーを持ち、はちみつの甘みとシナモンのスパイシーさがあります。
日本の樽で熟成されたデュワーズを飲みたい方は、数量限定販売で入手が難しいものの、こちらのボトルを探したいところです。
画像引用:https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000016622/
デュワーズ 8年 フレンチスムースは、フランスのブランデーの種類の一つであるカルヴァドスの熟成に使用した樽を使用しています。
カルヴァドスはりんごのブランデーであることから、りんごの甘い風味が強く感じられ、バニラのような甘い味わいも特徴的です。
ブランデーがわからない場合でも、りんごが好きでりんごの風味があるデュワーズを飲みたい方におすすめになります。
デュワーズ ユニークカスクシリーズのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デュワーズ ユニークカスクシリーズの熟成樽の風味を余すことなく味わうなら、ストレートで飲むのがおすすめになります。
ダブルエイジ製法によって、共通してなめらかな味わいに仕上がっていることから、元の熟成年数が8年でもストレートで飲むことに抵抗を感じにくくなっています。
数量限定品で希少性も高いことから、最初に飲むならゆっくりと味わいたいところです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
デュワーズ ユニークカスクシリーズは、デュワーズ自体がハイボールと相性が良いことから、ハイボールで飲んで美味しく飲みやすい銘柄が多くあります。
ボトルの個性がそれぞれ異なるため、ストレート以外ではロックや水割りが合う銘柄もあることから、ハイボールをはじめ好きな飲み方を探してみるのも楽しみ方のひとつです。
コスパの良いハイボールの飲み方とおすすめ銘柄についてはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
デュワーズ ユニークカスクシリーズは、新しい発見をテーマにしたデュワーズのシリーズであるため、新しい味わいのウイスキーを求めている方に向いているといえるでしょう。
ミズナラ樽やラム樽のように熟成樽として他のウイスキーにも採用されることがある樽から、メスカル樽やカルヴァドス樽など、ウイスキーの熟成樽としては選ばれることがほとんどない樽も存在します。
おすすめは、自分が気になるラインナップになりますが、数量限定販売品であるため、入手できる機会や飲める機会に飲んでみることをおすすめします。