ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
イーガンズは、170年以上の歴史を持つアイルランドの高級ウイスキーであり、6代に渡って継承されてきた伝説的な銘柄です。
歴史に裏打ちされた技術力によって造られる完成度の高いウイスキーは、世界中から高く評価されています。
アイリッシュらしいライトな飲みやすさと複雑な香りと味わいが両立していることからウイスキー初心者にも飲みやすく、ウイスキーを飲みなれている方も楽しみやすい銘柄です。
この記事では、イーガンズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://eganswhiskey.com/our-story/
イーガンズとは、イントレピッド・スピリッツ社が製造するジョナサン・イーガンが復活させたアイリッシュウイスキーです。
アイリッシュウイスキーのなかでも高級志向となっているこちらの銘柄は、日本を含めた世界中のウイスキー愛好家から高い評価を得ています。
ライトでフルーティーで飲みやすいアイリッシュ特有の特徴を備えながら、それだけではない複雑で完成度の高い風味が多くの愛好家の心をつかんでいるのです。
イーガンズの歴史と製造方法について見ていきましょう。
1852年、パトリック・イーガンがアイルランドのタラモアで創業したピー・エイチ・イーガンは、小売事業を営む会社であり、ウイスキーの製造・販売で注目されました。
ピー・エイチ・イーガンはボトラーズとしてプレミアムウイスキーの製造の取り組んでおり、Egan’s No.5とEgan’s No.8を世界中に販売したことをきっかけにイーガンズ・ウイスキーが世界中に知られることになります。
しかし、1968年にアイリッシュウイスキーの不況などの時代背景もあり、その歴史に幕を閉じます。
2013年、イーガン家の6代目であるジョナサン・イーガンがイーガンズのブランドを復活させ、イーガンズが受け継いできたウイスキーの製造技術が受け継がれました。
復活したイーガンズは、高級アイリッシュウイスキーとして日本を含む世界中のウイスキー愛好家から人気を博し、アイリッシュウイスキー市場全体の成長に大きく貢献しています。
アイルランドの首都ダブリンに本社があるイントレピッド・スピリッツ社で製造されるイーガンズは、徹底した原酒選びと熟成樽にこだわる姿勢から優れた味わいを生み出しています。
伝統的なアイリッシュウイスキーの製法を踏襲することで、フルーティーでライトな風味に仕上げています。
熟成樽はシェリー樽のなかでもペドロ・ヒメネスと呼ばれる種類のシェリー樽にこだわり、こちらの樽で熟成された原酒を卓越したブレンド技術でブレンドしているのが特徴です。
ペドロヒメネスは糖分が凝縮された非常に甘いシェリー酒であり、熟成させるとレーズン、イチジク、ドライフルーツなどの熟した果実の風味がウイスキーに加わり高級な味わいに仕上がります。
さらに冷却濾過を行わないノンチルフィルタード製法を採用しており、熟成樽から生まれた風味を余すことなく味わえるようになっているのも特徴です。
高級ウイスキーらしい丁寧な作り方と伝統的な手法によって、イーガンズの繊細な味わいは完成します。
シェリー樽の種類と特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
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イーガンズの種類と味わいについて紹介します。
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イーガンズのフォーティテュードは、ペドロヒメネスのシェリー樽で熟成させた原酒を使用したシングルモルトです。
フルーティーで飲みやすいですが、レーズンとドライフルーツの甘みに厚みがあり、重厚で複雑な風味が楽しめるウイスキーです。
イーガンズのなかでも人気の高い銘柄となっているので、初めてイーガンズを飲む方にもおすすめになります。
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こちらはその名のとおり、アメリカンオークのバーボン樽で熟成させたグレーンウイスキーのイーガンズとなっています。
グレーンらしいすっきりした口当たりが特徴的であり、ウイスキー初心者も飲みやすいだけでなくカクテルにも使用しやすいので、さまざまな飲み方が楽しめます。
カクテルを含めてイーガンズをさまざまな飲み方で試したい方におすすめの銘柄です。
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エンデヴァーはアメリカン・オーク樽、バーボン樽、オロロソシェリー樽、インペリアル・スタウト樽の4種類の樽を使用し、あえて製麦の際にはピートを焚いた新しいイーガンズです。
ほのかなピート香とアロマが感じられるこちらの銘柄は、風味が複雑に絡み合い、奇跡にも思える美しいバランスを持ったウイスキーとなっています。
非常に完成度の高いイーガンズとなっているので、ピート香が苦手でない方は試してみましょう。
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見ただけでも高級とわかる黒いボトルのイーガンズ コンヴィクションは、10年以上熟成させた原酒をXOコニャック樽で追熟している銘柄です。
より重厚で完成度の高い味わいに仕上がっており、一口飲んだだけでも他のイーガンズよりもワンランク上のボトルであることがわかります。
インターナショナル・ウイスキー・アワード2022でも最優秀賞を受賞した実績を持った最高レベルの完成度を持つイーガンズです。
イーガンズ ジェネシスは、イーガンズブランドの創業170周年を記念して造られた20年熟成のシングルモルトウイスキーです。
非常に繊細でフローラルなウイスキーを、チョコレートやプラムの風味をもつバニュルス産の甘口赤ワイン樽で後熟させることで、さらに深みと熟成感を加えた長期熟成のシングルモルトになります。
22万円(税込)で日本でも販売されているため、日本でも入手機会のある最高級のイーガンズです。
イーガンズのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
イーガンズはさまざまな飲み方でおいしく飲むことができますが、ウイスキー本来の味わいを余すことなく楽しめるストレートが最もおすすめです。
飲みやすいだけでなく、イーガンズが持つ複雑で重厚な風味をゆっくりと堪能しましょう。
舌を麻痺させないために水や炭酸水などのチェイサーを用意することをおすすめします。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事で紹介しています。
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イーガンズに限らずアイリッシュウイスキーは、ストレート、ロック、ハイボール、水割りのような代表的な飲み方だけでなく、カクテルで飲むのもおすすめです。
今回はアイリッシュウイスキーの代表的なカクテルであるアイリッシュコーヒーについて紹介します。
材料 | 分量 |
イーガンズ | 30ml |
コーヒー(ホットorアイス) | 200ml |
砂糖 | 小さじ1杯 |
生クリーム(ホイップクリームを代用可能) | 適量 |
作り方
コーヒーとウイスキーのフレーバーが混ざり合い、甘く滑らかな口当たりのカクテルに変化します。
ウイスキーとコーヒーの相性は良く、その魅力について詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
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高級アイリッシュウイスキーのイーガンズは、世界中のウイスキー愛好家から高い評価を得ているため、予算に縛られず本当に美味しいアイリッシュウイスキーを求めている方におすすめの銘柄です。
ウイスキー初心者の方はアイリッシュウイスキーであることから飲みやすいため勧められるのはもちろん、ウイスキー愛好家の方にも複雑で完成度の高い味わいからおすすめできるため、さまざまな方が満足しやすいウイスキーとなっています。
最初に飲むならフォーティテュード 、ヴィンテージ・グレーン、エンデヴァーのいずれかの銘柄を好みで選択すると良いでしょう。