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フロム・ザ・バレルが販売を終了するといわれる3つの理由

2023.11.29 / 最終更新日:2024.10.08

近年になってから日本のウイスキー好きの間では、フロム・ザ・バレルを店舗などで見かけることが少なくなったことを理由に、販売を終了するのではないかと噂されるようになりました。

フロム・ザ・バレルが販売を終了する可能性がある根拠はいくつかあり、販売を終了しなかったとしても、近年の状況から値上がりする可能性は非常に高く、数年ほど前と比較すると気軽に飲めるウイスキーではなくなるかもしれません。

フロム・ザ・バレルが好きなウイスキー愛好家からすれば残念なニュースとなりますが、品薄による高騰や購入できなくなる現状を解決する根本的な解決策はありません。

普段からフロム・ザ・バレルを飲んでいた方で飲めなくて困っている場合は、これを機会に似た味わいの別の銘柄を探すのもおすすめです。

この記事では、フロム・ザ・バレルが販売を終了するといわれる理由を解説し、フロム・ザ・バレルが買えない場合のおすすめ銘柄を紹介します。

この記事のポイント

  • フロム・ザ・バレルが販売を終了するといわれる理由を解説
  • フロム・ザ・バレルが買えない場合のおすすめ銘柄を紹介

フロム・ザ・バレルとは?

 

項目 概要
参考小売価格 3,200円(税別)
容量 500ml
アルコール度数 51%
純アルコール量(30mlあたり) 12.2g

参考:アサヒビール 公式サイト

フロム・ザ・バレルは、ニッカウイスキーが製造し、アサヒビールが販売する高いアルコール度数が特徴のブレンデッドウイスキーです。

割り水を最小限にとどめ、できる限りそのままの状態でボトル詰めしていることから、風味が非常に濃く、重厚な味わいを持つウイスキーとなっています

ニッカウイスキーで製造される余市と宮城峡を中心にブレンドしており、一部輸入したスコットランドの原酒も使用しています。

価格も2,000円台と購入しやすく、普段飲みのウイスキーにも適した銘柄でした。

しかし、現在では公式の参考小売価格と店の販売価格が異なる場合や、そもそもフロム・ザ・バレルが店舗に置かれていないケースも増えました。

一部のウイスキー好きの方からは、フロム・ザ・バレルが販売終了するのではないかと噂されるようになっています。

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フロム・ザ・バレルの種類や味わい、おすすめの飲み方とは?

フロム・ザ・バレルが販売を終了するといわれる理由

フロム・ザ・バレルが販売を終了するといわれる理由は3つあります。

  • 近年になって品薄状態が続いている
  • 定価で購入することが難しい状態になっている
  • ニッカウイスキーではいくつかの人気銘柄を終売している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

近年になって品薄状態が続いている

フロム・ザ・バレルは、近年になって店舗でも品薄状態が続いており、販売されることが少ない状態にあります。

背景にはジャパニーズウイスキーの原酒不足があり、山崎をはじめとする代表的なジャパニーズウイスキーが品薄により高騰が続いています。

昔のように山崎を気軽に飲むことは難しい状態にあり、日本で販売されているウイスキーでコストパフォーマンスの良い銘柄としてフロム・ザ・バレルが挙げられることがありました。

2,000円台とは思えないほど高いパフォーマンスを誇るフロム・ザ・バレルは、多くのウイスキー愛好家から注目されるようになり、需要が高まります。

結果的に、フロム・ザ・バレルの供給を追い越すスピードで需要が増え続け、代表的なジャパニーズウイスキーと同様に品薄となり、店舗などで販売されることが少なくなったと予想されます

ジャパニーズウイスキーの高騰の現状についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ジャパニーズウイスキーの高騰はいつまで続く?理由と現状を解説!

定価で購入することが難しい状態になっている

需要が高まり品薄の状態が続くと、二次流通による高騰を含めて定価で購入することが難しい状態になります。

購入できる店舗も限られてきますが、参考小売価格と比較すれば割高となる価格で販売されることも多いです。

コストパフォーマンスの高さから注目されたフロム・ザ・バレルですが、多くの代表的なジャパニーズウイスキーと同様に価格が安いという魅力が失われつつあります。

仮に、フロム・ザ・バレルの販売が終了すれば、プレミアがつくことになるため、より高い価格を出さなければ飲めなくなるでしょう。

アサヒビールによる値上げや、販売元それぞれの値上げによって、かつての価格で購入することが難しくなっていることから、フロム・ザ・バレルの愛好家を中心に大きく不安が広がっている状況です

プレミア価格がつくウイスキーの特徴はこちらの記事で紹介しています。

プレミア価格がつくウイスキーの特徴は? 具体的な銘柄についてもご紹介

ニッカウイスキーではいくつかの人気銘柄を終売している

最後に、フロム・ザ・バレルの販売終了が広がっている根拠としては、過去にニッカウイスキーがいくつかの人気銘柄の販売を原酒不足を理由に終了しているからです。

例えば、竹鶴、余市、宮城峡などの人気のシングルモルトのノンエイジ以外の銘柄など、ニッカウイスキーでは原酒不足を理由に終売しています。

過去の事例を知っているウイスキー愛好家であれば、店から消えたことを理由に、フロム・ザ・バレルも終売するのではないかと噂が立つことも納得できることでしょう。

現在の時点で、販売の終了や終売の事実はありませんが、現状のジャパニーズウイスキーを取りまく事情や、過去のニッカウイスキーの対応からフロム・ザ・バレルも販売終了するのではないかといわれるようになりました

フロム・ザ・バレルを含むニッカウイスキーのおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。

ニッカウイスキーのおすすめの種類と定価についてご紹介!

フロム・ザ・バレルが買えない場合に飲みたいおすすめ銘柄

フロム・ザ・バレルが買えない場合に飲みたいおすすめ銘柄を4つ紹介します。

同じ日本で販売されているウイスキーから探すのも良いですが、日本のウイスキーは品薄であり、値上がりしやすい状況にあることから、これを機会にほかの国のウイスキーに目を向けるのもおすすめです

  • キリンウイスキー陸
  • バランタイン バレルスムース
  • ワイルドターキー 8年
  • ジェムソン ブラックバレル

キリンウイスキー陸

画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=6485

キリンウイスキー陸は、キリンビールから販売されているブレンデッドウイスキーであり、低価格で購入できる国産ブレンデッドウイスキーでもアルコール度数が50%と高いことが特徴です。

フロム・ザ・バレルと同様に高いアルコール度数でボトル詰めされており、パンチ力がありながら柔らかい甘みをもっています。

特に普段飲みにフロム・ザ・バレルのハイボールを楽しんでいた方におすすめであり、低価格で上質なハイボールを楽しめます

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キリンウイスキー陸の種類と味わい、おすすめの飲み方

バランタイン バレルスムース

画像引用:https://www.ballantines.ne.jp/products/barrelsmooth.html

バランタインは、代表的なスコッチウイスキーですが、そのなかでもバランタイン バレルスムースは、フロム・ザ・バレルに通じる味わいを持っています。

フロム・ザ・バレルと似たフルーティーさがあり、樽由来のスパイス感やバニラの風味にも共通点があります。

価格もフロム・ザ・バレルと同様に2,000円程度で購入できることから、別の銘柄を購入する場合の有力な候補といえるでしょう

バランタインの種類やおすすめは?味の特徴や飲み方についても解説

ワイルドターキー 8年

画像引用:https://www.wildturkey.jp/our-products/

フロム・ザ・バレルはアルコール度数の高さを含めた刺激やパンチのある味わいが魅力的ですが、ワイルドターキー 8年もその魅力を持った銘柄です。

濃厚で力強い味わいのなかに、フルーツやバニラを思わせるような優しい甘みがあります。

フロム・ザ・バレルが好きな方であれば気に入りやすいおすすめのバーボンウイスキーです

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ワイルドターキーの種類と味わい、おすすめの飲み方

ジェムソン ブラックバレル

画像引用:Amazon.co.jp

ジェムソン ブラックバレルは、代表的なアイリッシュウイスキーのジェムソンのラインナップのひとつですが、特徴的な味わいから知名度が非常に高いです。

樽由来のバニラやナッツの濃厚な風味と、コショウのようなピリッとした刺激も味わえる銘柄となっています。

フロム・ザ・バレルが持つ樽香とスパイス感に近いものがあり、アイリッシュらしい飲みやすい口あたりも特徴的です

ブラックバレルの種類と味わい、おすすめの飲み方

まとめ

フロム・ザ・バレルが販売終了といわれる理由を紹介しましたが、結論を申し上げれば販売が終了するという事実はありません。

しかし、販売元のアサヒビールで値上げがおこなわれており、流通するフロム・ザ・バレルの値段も高騰しているのは事実です。

ジャパニーズウイスキーを取りまく原酒不足の状況が解決しなければ、フロム・ザ・バレルに限らず終売のリスクがある銘柄は存在します。

今持っているフロム・ザ・バレルがあるなら大事に飲みつつ、代わりの銘柄を探すことも考えたほうが良いでしょう。

かつてのフロム・ザ・バレルと同様に2,000円程度で購入できるウイスキーはこちらで紹介しています。

2,000円台で購入できるウイスキー14選! おすすめの飲み方も紹介

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