ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
富士ヶ嶺(ふじがね)ウイスキーは、日本のサン.フーズから販売されているブレンデッドウイスキーになります。
国内のモルト原酒と世界中から厳選したモルト原酒をブレンドしているのが特徴です。
アルコールの辛味があり、スモーク香も強いため、クセが強く、玄人志向のウイスキー通に向けた銘柄になります。
この記事では、富士ヶ嶺ウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
富士ヶ嶺ウイスキーは、山梨県のサン.フーズから販売されている日本で製造されたブレンデッドウイスキーです。
サン.フーズは、ウイスキー以外にも果実酒、梅酒、スピリッツ、ブランデーなどの酒類を販売しており、ウイスキーのラインナップでは、ほかに甲州韮崎ウイスキーを販売しています。
藁を焦がしたようなスモークに、強烈なアルコールが特徴の玄人向けのウイスキーです。
富士ヶ嶺ウイスキーの歴史と製造方法について見ていきましょう。
甲州韮崎ウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください
1976年に設立されたサン.フーズは、食品調味料、酒類を製造する会社となっています。
ウイスキー免許を取得したのは2014年であり、そのほかにも梅酒や、ブランデーをはじめ、さまざまな酒類の製造を行ってきました。
サン.フーズが販売する銘柄は、富士ヶ嶺ウイスキーだけでなく、甲州韮崎ウイスキー、御勅使ウイスキーがあります。
どの銘柄も味わいの方向性が異なり、富士ヶ嶺ウイスキーが玄人向けに対して、甲州韮崎ウイスキーはウイスキー初心者向けに飲みやすく仕上がっています。
御勅使ウイスキーは、スコッチ特有のわずかなスモーク香がありますが、全体としては穏やかであるため、富士ヶ嶺と甲州韮崎の中間にあたるクセの強さといえば分かりやすいでしょう。
サン.フーズはさまざまな酒類を販売していますが、ウイスキーの製造を広く行っており、それぞれ風味の異なる3つのブレンデッドウイスキーを販売してきました。
富士ヶ嶺ウイスキーは、日本産モルトと世界各国のモルトをブレンドしているウイスキーです。
このようなウイスキーを日本ではピュアモルトウイスキーと呼び、グレーン原酒を使用していないことが特徴になります。
飲みやすいといわれるグレーンウイスキーを使用していないことから、クセが強くなりやすいといえるでしょう。
割水には、上質な富士山の伏流水を使用されています。
ただし、富士ヶ嶺ウイスキーのブレンドレシピは一般的に明かされていません。
富士ヶ嶺ウイスキーの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:Amazon.co.jp
ピュアモルトの名のとおり、モルトウイスキーのみをブレンドした富士ヶ嶺ウイスキーのスタンダードボトルです。
藁を焦がしたようなスモーク香と、テキーラを思わせるようなアルコールの刺激があります。
口に含むとヒリヒリとした刺激があり、ビターな余韻が続きます。
樽で熟成されたウイスキーを飲んでいるよりも、蒸留直後の液体であるニューポッドを飲んでいるような感覚になるほどの刺激の強さです。
好き嫌いが分かれやすいので、飲む人を選びやすいですが、富士ヶ嶺ウイスキーがどんな味であるか気になる方はこちらのボトルから試してみましょう。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yamaya-shop/4997738172115/
富士ヶ嶺ウイスキー リッチピートは、その名のとおり、ピート由来のスモーキーフレーバーに特化した銘柄です。
ヨード香のような薬品臭いピート香がメインで、アルコールの刺激よりもスモーク香の強い香りを感じられます。
口に含むと鼻腔までスモークが広がり、苦味を感じますが、そのなかにモルトの甘さも感じられます。
アイラモルトのようなピート由来のスモーク香が好きな方で、富士ヶ嶺ウイスキーに興味がある方はこちらの銘柄を選んでも良いでしょう。
富士ヶ嶺ウイスキーのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう
富士ヶ嶺ウイスキーは、アルコールによる口内や喉への刺激が強すぎるので、ストレートでは口内を痛める可能性があるので、加水する飲み方を推奨します。
ハイボールにすると富士ヶ嶺ウイスキーのアルコールやピート香などの刺激を弱めながら、隠れている甘味などの味わいを感じやすくなることでしょう。
ストレートでは、玄人向けのウイスキーではありますが、ハイボールにすれば飲みやすいと感じる人も増えるはずです。
富士ヶ嶺ウイスキーは、加水の量を増やせば増やすほど、アルコール以外の刺激をより感じられるようになります。
そのため、好みに合わせて加水の量を増やして飲むことで、ちょうどいい味わいに調整可能です。
加水を増やし過ぎると、富士ヶ嶺ウイスキーのスモークなどの強い刺激が必要以上に弱くなり、物足りなくなる可能性があるので、好みに合わせて調整するようにしましょう。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄や作り方のポイントについては、こちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
富士ヶ嶺ウイスキーについて紹介しましたが、初心者が飲む場合はキツイと感じる可能性が非常に高いです。
初心者の方は、サン.フーズから販売しているウイスキーから選ぶとしても、甲州韮崎ウイスキーを選んだほうが良いでしょう。
個性的で強い刺激を求めたいウイスキー愛好家や、味わいの説明に興味を持ち購入したいと考えている方は、ピュアモルトとリッチピートのどちらでも好きな銘柄を選ぶことをおすすめします。