山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
グレンファークラスは、シェリー樽熟成にこだわったシングルモルトであり、その中でもグレンファークラス 17年は非常に人気が高まっていますが、終売が噂されるようになりました。
現時点では終売の事実はないものの、グレンファークラス21年が終売になったことが近年に人気が高まっている理由でもあるため、将来的にどうなるかはわかりません。
21年の終売がなかったとしても、17年も魅力的な味わいであるため、まだ飲んだことがない方は入手して飲んでおきたいところです。
この記事では、グレンファークラス17年の終売が噂される理由について紹介し、味わいやおすすめの飲み方・入手方法・飲む方法についても解説します。
この記事のポイント
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/499590/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
参考価格 | 19,800円(税込) |
グレンファークラス17年は、スペイサイドのグレンファークラス蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーであり、17年以上熟成した長期熟成原酒のみを使用しています。
スコッチウイスキーの伝統的な熟成樽であるシェリー樽にこだわって熟成されることが特徴の銘柄であり、シェリー樽で熟成されるウイスキーが好きな方におすすめです。
ラインナップには、10年、12年、15年、17年、25年、そしてカスクストレングスでボトル詰めされた105があります。
他のラインナップと共に人気の高いグレンファークラス17年ですが、近年では値上がりが進んでおり、今後も高騰することが予測されます。
さらに、グレンファークラス17年を酒店などで見かけなくなったことで終売の噂も広がっています。
グレンファークラスの種類と味わいについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
グレンファークラス17年の終売が噂される理由を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グレンファークラス21年は、17年と25年の間にあったラインナップであり、現在では終売しています。
すでに終売しているラインナップがあるからこそ、グレンファークラス17年も終売が噂されやすい状況です。
また、21年も17年も、他の銘柄でもラインナップに含まれていることはありますが、販売されるウイスキーの熟成年数としては珍しい数字です。
グレンファークラスは熟成年数におけるラインナップが多く、すべてのボトルにおいて原酒不足による値上げが続いています。
品薄が進む今の状況では終売になる可能性が高いのは、21年の次に熟成年数が長く、近い熟成年数で一般的な熟成年数である15年もあることから、グレンファークラス17年であると推測できます。
グレンファークラス全体で値上げが続いており、熟成年数の長い17年のボトルは少しずつ酒店から姿を消しています。
そのため、酒店でグレンファークラス17年を見かけなくなったことから、終売の噂が広がっています。
価格が上昇しているだけでなく、販売している店舗が少なくなっているため、入手難易度が年々上昇していることも終売の噂が立ちやすい原因といえるでしょう。
ただし、値上げも原酒不足もスコッチのシングルモルトすべてに共通しているため、グレンファークラスに限らないことが現状です。
スコッチのシングルモルトを代表するザ・マッカランの品薄の現状について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ザ・マッカランはなぜ品薄となっているのか? 価格上昇の理由を解説!
グレンファークラス17年の入手方法・飲む方法を紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グレンファークラスの日本における正規輸入代理店はミリオン商事株式会社です。
しかし、正規輸入代理店によって輸入される正規品の他に、別のルートで日本に輸入される並行輸入品も存在します。
並行輸入品は、正規品と比較すると安く購入できるメリットがあり、正規品よりも入手しやすいです。
ただし、並行輸入品は味わいが日本向けにアレンジされていない場合や、ボトルの状態が正規品と比較すると悪い場合があるため、デメリットも理解したうえで購入するようにしましょう。
グレンファークラス17年は並行輸入品のほうが低価格で購入しやすいものの、正規品の値上げに合わせて並行輸入品の価格も上昇していることが実情です。
ウイスキーの並行輸入品についてデメリットも含めてこちらの記事で詳しく解説しています。
グレンファークラス17年は、正規品・並行輸入品を含めてオンラインショップであれば、記事執筆時点では入手が可能な状況です。
お近くの酒店などで売っていない場合は、オンラインショップからグレンファークラス17年が売っている場所を探してみましょう。
正規品と並行輸入品で価格が違うことから、正規品にこだわる場合は、周りと比較して安い価格で販売されているグレンファークラス17年の概要は確認するようにしてください。
グレンファークラス17年は、並行輸入品でも10,000円を超える価格で取引されることから予算オーバーになる方もいるかもしれません。
高いウイスキーを飲む場合は、ボトルで飲むことにこだわらないのであれば、バーで飲むことでボトルで購入するよりも安くウイスキーを飲めます。
グレンファークラス17年はスコッチのシングルモルトであるため、スコッチのシングルモルトを中心に取り扱っているバーを探すと見つけやすいです。
初めてバーでウイスキーを飲む方はこちらの記事も参考にしてください。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
グレンファークラス17年は、シェリー樽で17年以上熟成されたエレガントな印象を持つ重厚で完成度の高いウイスキーです。
バタースコッチのような香ばしい香りと、シェリー樽由来の熟した果実の上品な香りが感じられます。
ドライフルーツやレーズンのような甘みと、滑らかな口あたりが特徴であり、複雑なフレーバーもすべて調和が取れたものとなっています。
シェリー樽熟成の完成度の高いボトルを飲んでみたい方や、グレンファークラスが好きで15年以下は飲んだことがあっても17年は飲んだことがない方におすすめです。
シェリーカスク(シェリー樽)熟成にこだわる方は、こちらの記事でおすすめ銘柄も紹介しています。
シェリーカスク(シェリー樽)のウイスキーのおすすめ銘柄10選!
グレンファークラス17年のおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グレンファークラス17年の味わいを余すことなく楽しむには、加水をしないストレートがおすすめになります。
シェリー樽由来の甘味と、余韻にかけて表れるスパイシーな風味をしっかりと感じることができます。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
グレンファークラス17年は、ロックにすることでアルコールの刺激を抑えやすいため、さらに飲みやすくなります。
調和の取れたフレーバーをできる限り崩さずに、より飲みやすい飲み方で飲みたい場合におすすめです。
ロックの美味しい作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
グレンファークラス17年は、元からグレンファークラスでも知る人ぞ知る人気の高い銘柄ではありましたが、21年の終売によりさらに注目されて終売のリスクが高まっています。
現在の時点では終売の事実はなく噂ではあるものの、21年が終売したことは事実であるため、今後に関してはどうなるかわかりません。
気になる方は少しでも入手しやすい段階で、グレンファークラス17年を飲んでみることをおすすめします。