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- ウイスキー銘柄
ゴルドリスは、フィリエール蒸溜所で製造されるベルギー産のウイスキーです。
日本市場にも流通しており、ベルギー産の特徴的なウイスキーを飲むことができます。
シェリー樽で熟成されたラインナップもあり、ウイスキー愛好家が興味を持ちやすいボトルが数多く存在します。
この記事では、ベルギーのウイスキーであるゴルドリスの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ゴルドリスは、ベルギーのフィリエール蒸溜所が生産するウイスキーブランドです。
フィリエール蒸溜所は1880年に設立された歴史あるブランドであり、2007年にゴルドリスのブランドを立ち上げました。
ブランド名の「ゴルドリス(Goldlys)」は、蒸溜所の近くを流れる黄金の川と呼ばれるリス川から名付けられています。
フィリエール蒸溜所のウイスキー製造の特徴は、カラムスチルとポットスチルの両方を使用する二重蒸留技術による蒸溜です。
この方法により原料である穀物から様々な風味を引き出し、洗練された味わいのスピリッツを抽出することを可能にしています。
熟成にはファーストフィルのバーボン樽を使用しますが、ラインナップではシェリー樽でカスクフィニッシュしたボトルも存在します。
伝統ある蒸溜所の新たなる挑戦であり、ベルギーにおいて初めて製造されたウイスキーがゴルドリスです。
現在ではベルギー国内だけでなく、日本を含めて世界中のウイスキー市場に進出しています。
ベルギーにおいてはお酒ではビール、お菓子ではワッフルやチョコレートが有名ですが、ベルギー産のウイスキーに興味があるなら購入を検討したい銘柄です。
世界五大ウイスキー以外のウイスキーについては以下の記事で紹介しています。
ゴルドリスの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/filliers/goldlys-limited-edition-12-year-old-oloroso-cask-finish-cask-2632-distillers-range-whisky/
ゴルドリス 12年 オロロソフィニッシュは、バーボン樽で12年以上熟成させた後にオロロソ・シェリー樽で仕上げたボトルです。
シェリー樽由来のナッツの香ばしさ、ドライフルーツの風味が特徴となります。
日本市場で最も見かけることが多いゴルドリスです。
画像引用:https://whisky.nl/goldlys-12-years-pedro-ximenez-finish-70cl.html
ゴルドリス 12年 ペドロヒメネスフィニッシュは、シェリー樽の種類の一つであるペドロヒメネスの樽でオロロソフィニッシュと同様に仕上げられています。
ペドロヒメネスはシェリー樽の中でも甘口であり、より甘みのある風味に変化しています。
このボトルも日本において流通が確認されているボトルです。
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/filliers/goldlys-12-year-old-amontillado-cask-finish-cask-2655-whisky/?recommended_by=47802
ゴルドリス 12年 アモンティリャードフィニッシュは、シェリー樽の種類の中でもアモンティリャード樽を使用して仕上げています。
キャラメルのような香ばしさとオークのスパイス感のある甘い風味が特徴です。
以上の通り、日本に流通している3つのゴルドリスの共通点はシェリー樽で熟成されていることになります。
シェリー樽熟成のウイスキーを知りたい方は以下の記事をチェックしてください。
シェリーカスク(シェリー樽)のウイスキーのおすすめ銘柄10選!
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/filliers/goldlys-14-year-old-cask-2629-manzanilla-cask-finish-whisky/
ゴルドリス 14年 マンサニージャフィニッシュは、14年熟成でマンサニージャのシェリー樽でフィニッシュしています。
甘いハチミツとスパイシーな風味が特徴であり、バランスの良い味わいです。
他のラインナップとは異なり、2年多く熟成したボトルになりますが、現時点で日本では流通が確認されていません。
ゴルドリスのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ゴルドリスは、日本では希少なウイスキーであることから、ストレートでゆっくりと飲むことをおすすめします。
まずはグラスから香りを楽しみ、少量ずつ口に含み、水や炭酸水などのチェイサーを挟むことによって長く楽しむことができます。
少量の加水によってゴルドリスの香りや風味が開きやすいことから、スポイトなどを使用して加水を試すのも良いでしょう。
ゴルドリスはシェリー樽で仕上げられていることから、ボトルによってはハイボールに合わないと感じるかもしれません。
他の飲み方ではストレートよりも飲みやすく、鑑賞性において優れるウイスキー・フロートもおすすめです。
ウイスキー・フロートはグラスに先に水を注いでから、スプーンでゆっくりゴルドリスを注ぐことによってウイスキーと水の層がグラスの中で分かれます。
最初はストレートと同様の味わいを楽しみながら時間の経過とともにゴルドリスの加水による変化を楽しめる飲み方です。
ウイスキーの応用的な飲み方については以下の記事をチェックしてください。
【初心者から上級者までおすすめ】ウイスキーの応用的な飲み方6選!
ゴルドリスはベルギー産のウイスキーで、日本に流通しているラインナップではシェリー樽熟成による独自の風味を楽しむことができます。
販売されている場所は限られていますが、今後も日本に流通する可能性があるため、場合によっては時間をかけて根気よく探してみましょう。
ベルギー産のウイスキーに興味があるなら、ゴルドリスをぜひ試してみてください。