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- ウイスキー基礎知識
白州は、サントリーが販売するシングルモルトウイスキーであり、山崎とは異なる味わいを持ちますが、定価で買うことが難しい状況にあります。
ノンエイジ・12年・18年・25年の4種類のラインナップがありますが、どれも定価で購入することが難しく、店頭で見かけることもほとんどなくなりました。
定価自体も毎年のように度重なる値上がりが続いていることから、飲みたいと思った今のタイミングで飲まなければ、より高騰することが予測されます。
この記事では、白州を定価で買えた方法を解説し、味わいと高騰の理由、飲む方法もご紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777233911/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
純アルコール量(100mlあたり) | 34.4g |
希望小売価格 | 4,500円 |
引用:サントリー 公式サイト
白州は、サントリーの白州蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーであり、こちらのボトルは「サントリーシングルモルトウイスキー 白州」という名称の商品であり、熟成年数が表記されていないノンエイジボトルになります。
ノンエイジに加えて、12年、18年、25年が現在の白州のラインナップであり、一番定価で入手しやすいボトルがノンエイジ、最も熟成年数の長い25年が最も定価で入手しにくいボトルとなっています。
白州は、ほのかなスモークとみずみずしく爽やかな味わいが特徴的なウイスキーであり、山崎とともにサントリーのシングルモルトで高い人気を誇る銘柄です。
しかし、現在の白州はその需要の高さから、高騰が続いており、定価で購入することが難しい状態となっています。
白州は二次流通で高騰していますが、それだけではなくサントリーの希望小売価格も値上がりしており、定価自体も年々上昇している状況です。
2023年の価格と2024年4月からの価格を比較してみましょう。
銘柄 | 2023年の価格 | 2024年の価格 |
白州(ノンエイジ) | 4,500円 | 7,000円 |
白州12年 | 10,000円 | 15,000円 |
白州18年 | 32,000円 | 55,000円 |
白州25年 | 160,000円 | 360,000円 |
白州(ノンエイジ)で値上げ率は50%を超えており、25年は2倍以上となる125%となりました。
二次流通で白州の価格が高騰しており、プレミアがついている状態ではありますが、定価自体も年々上昇している状態にあります。
白州について種類や味わいを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
白州は森が育んだウイスキー!種類と味の特徴を活かす飲み方を紹介
広大な自然に囲まれた森の蒸溜所である白州蒸溜所は、サントリーの第二蒸溜所として1973年に誕生します。
シングルモルトウイスキーとして発売されたのは、1994年のことであり、発売当初から日本のウイスキー愛好家から愛されてきました。
現在では世界中で注目されているウイスキーである白州ですが、発売当時の1990年代、2000年代までは日本のウイスキー愛好家だけが知っている銘柄であり、現在よりも手軽に飲めた銘柄でした。
しかし、2010年代頃から、白州を含めたサントリーのウイスキーは世界のウイスキー品評会で数々の賞を受賞することになります。
日本でもジャパニーズウイスキーブームが到来しており、国内・海外から需要が高まった白州は供給が追いつかず、蒸溜所の原酒が不足するほどの状況になりました。
白州に限らず日本の蒸溜所の多くが原酒不足に悩まされる状態になり、現在ではノンエイジも含めて品薄が続く状態となっています。
ジャパニーズウイスキーの高騰はいつまで続くのかはこちらの記事で解説しています。
ジャパニーズウイスキーの高騰はいつまで続く?理由と現状を解説!
白州を定価で買えた方法を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
白州は酒店・百貨店をなどでも定価で販売される場合は抽選販売が多く、ほとんど定価で買えたという報告を聞かなくなっています。
しかし、ノンエイジであれば現在でも定価で購入できるお店が存在する場合もあり、高い確率で購入できるお店も存在します。
それは、白州蒸溜所内にあるセントラルハウスギフトショップです。
セントラルギフトハウスショップでは、1人1本の制限のもと白州のノンエイジボトルが販売されています。
訪れたときの在庫状況によっては品切れとなっている可能性もありますが、現在でも白州を定価で購入できたという報告も多い有力な方法です。
白州はサントリーの公式販売、酒店、百貨店などで抽選販売の対象となっており、この方法ではノンエイジだけでなく12年・18年・25年のボトルも定価で購入できる可能性があります。
倍率はボトルが希少であるほど高くなることが予測されるため、25年などの希少価値の高いボトルを求めるなら根気よく応募を続ける必要があるでしょう。
抽選販売は定価かつ店頭で白州を購入できるチャンスとなっているため、情報を収集してできる限り複数の抽選に参加することで当選確率を高められます。
場合によっては定価以下で白州を入手できる可能性がある方法はウイスキー福袋です。
福袋の目玉となっている白州を当てられれば、福袋の購入価格よりも白州の定価が下回ることが考えられます。
白州18年や白州25年は、ウイスキー福袋の当たり枠に使われることが考えられるほど希少なウイスキーです。
そのため、白州が入っている可能性があるウイスキー福袋を探して購入することで当選が期待できます。
もちろん、白州以外のウイスキーが入っている可能性もあるため、ほかのウイスキーが当たっても楽しめるウイスキー愛好家におすすめの方法です。
白州のボトルを定価で購入することは難しいですが、白州を飲むのであればいくつかの方法が存在します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
熟成年数が表記されている白州は、白州蒸溜所のテイスティングラウンジを利用することで有料で試飲できます。
テイスティングラウンジでは、白州をはじめとする希少なサントリーのウイスキーを1人3回まで試飲可能です。
見学ツアーへの参加が前提となるため、白州蒸溜所を見学してからテイスティングラウンジで飲みたい白州を選びましょう。
ウイスキー蒸溜所の見学ツアーの魅力はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキー蒸溜所の見学ツアーの魅力は? 参加のポイントを3つ紹介
白州はバー・ホテル・料亭でも取り扱われていることがあり、1杯から注文できます。
そのため、ボトルを購入しなくても白州が飲める飲食店を探せば、白州を飲んで楽しむことが可能です。
白州に限らずバーはボトルの購入が難しいウイスキーを購入できるチャンスとなっているため、飲むことが目的であればバーの利用を検討しましょう。
バーでウイスキーを楽しむための方法はこちらの記事で紹介しています。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
白州を定価で買えた方法を紹介しましたが、抽選販売やウイスキー福袋など運の要素が強い方法や、蒸溜所の見学などの方法に頼らなければ飲むことが難しい状況になっています。
しかし、定価も年々大きく上昇していることから、入手したいと考えているのであれば、チャンスがあるなかで今が一番安く購入できたという状況になりかねません。
今の状況で少しでも安く入手・または飲む方法を探して白州を楽しんでください。