キルホーマン マキヤーベイとは? 熟成樽由来のこだわりの味わい、おすすめの飲み方
- ウイスキー銘柄
ハンキーバニスターは、インバー・ハウス・ディスティラーズ社が製造するスコッチウイスキーです。
オールドプルトニー、バルブレアをはじめとする5つのキーモルトがブレンドされています。
銘柄ごとに味わいの特徴が異なるため、飲み比べをしたいウイスキーとなっています。
この記事では、ハンキーバニスターの種類と味わい、キーモルトとおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ハンキーバニスターは、インバーハウス・ディスティラーズで製造されるスコッチのブレンデッドウイスキーです。
かつてのハンキーバニスター社を創業したボーモント・ハンキーとヒュー・バニスターの名前から名付けられました。
ウィリアム4世のお気に入りの銘柄とされており、ジョージ5世から王室御用達(ロイヤル・ワラント)の称号を与えられています。
ハンキーバニスターの概要とキーモルトを見ていきましょう。
ボーモント・ハンキーとヒュー・バニスターは、1757年にワイン & スピリッツ会社のハンキー・バニスター社を設立します。
当時からウィリアム4世、ノーフォーク公、クイーンズベリー公のお気に入りであり、ジョージ5世の時代に王室御用達(ロイヤル・ワラント)の称号が与えられています。
1922年にサッコーニ アンド スピード社に買収された後に、インバーハウス・ディスティラーズが所有しました。
所有者を転々としましたが、250年以上に渡ってボーモント・ハンキーとヒュー・バニスターによって考案されたレシピは守られています。
歴史ある伝統的なブレンデッドウイスキーであるといえるでしょう。
ハンキーバニスターのキーモルトは公開されており、以下のシングルモルトが使用されています。
シングルモルトでオフィシャルボトルが販売されている銘柄も多いですが、マッカランやグレンリベットほど知名度の高いシングルモルトはないため、まだ飲んだことがない銘柄もあるかもしれません。
ハンキーバニスターでは、まだ飲んだことがないシングルモルトを間接的に味わうチャンスにもなっています。
キーモルトも変われば味わいも変わり、キーモルトとなっているそれぞれのシングルモルトも魅力的であるため、シングルモルトを含めて購入を検討してみましょう。
ハンキーバニスターの種類と味わいを見ていきましょう。
画像引用:https://www.hankeybannister.com/our-whisky/2-original-blend
ハンキーバニスター オリジナルは、ハンキーバニスターのスタンダードボトルであり、1,000円台で購入しやすいブレンデッドとなっています。
ハチミツとスパイシーな木材、アルコールの刺激が感じられる香りとなっています。
マスカットや青りんごを思わせる爽やかなフルーティーさがあり、まろやかで飲みやすい口あたりが特徴的です。
ハンキーバニスターを気軽に飲みたい方や、普段飲みのウイスキーを探している方はこちらの銘柄から挑戦してみましょう。
画像引用:https://www.hankeybannister.com/our-whisky/3-heritage-blend
ハンキーバニスター ヘリテージブレンドは、1924年〜1928年に製造されていた当時のハンキーバニスターを復刻したボトルです。
現在のハンキーバニスターとは異なるミントと線香を思わせるすっきりした香り、黒糖の濃厚な甘みとともに塩味や辛味を感じる複雑なあ味わいとなっています。
アルコールの刺激も和らいでおり、価格帯もワンランク上となりますが、味わいの傾向が少し異なることを理解して飲んでみましょう。
画像引用:https://www.hankeybannister.com/our-whisky/18-12-year-old-regency
ハンキーバニスター 12年 リージェンシーは、熟成年数が表記されたハンキーバニスターであり、オリジナルとは異なりある程度の予算が必要なボトルとなっていきます。
ブドウを思わせるような香り、カスタードの甘みが広がり、わずかなスモーキーさによってバランスの良い味わいに仕上がっています。
より質の良いハンキーバニスターを飲みたい方はこちらのボトルを選んでみましょう。
画像引用:https://www.kameya.jp/shopdetail/000000007490/
ハンキーバニスター 21年は、21年以上熟成した原酒を使用しており、すでにボトルデザインが一新されていますが、日本ではこちらの旧ボトルを中心に流通しているようです。
シェリー樽とバーボン樽の2種類の樽の原酒を使用したブレンデッドであり、オーク由来の風味を感じる深みのある味わいが特徴となっています。
高級なハンキーバニスターを飲んでみたい方に向いている銘柄といえるでしょう。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/whiskyshop/blend_2023-148_r506/
ハンキーバニスター 8年 特級は、過去に日本に輸入された特級表記のあるハンキーバニスターのオールドボトルです。
長い歴史があることから、様々な年代に輸入されたオールドボトルが流通していることも特徴となっています。
オールドボトルのウイスキーに興味があるならこちらのボトルを含めて探してみましょう。
ハンキーバニスターのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハンキーバニスターは、冷やすと塩味や辛味が強まりやすく、加水すると苦みが出るため、甘い味わいをメインで飲みたい場合はストレートがおすすめです。
低価格のオリジナルはアルコールの刺激がありますが、ウイスキーを飲み慣れていればまろやかで飲みやすい味わいとなっています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
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ハンキーバニスターは、ハイボールにすると甘さは控えめになり辛口な印象のハイボールになります。
さっぱりとした爽快感のある味わいのハイボールを飲みたい方におすすめの飲み方です。
ハイボールにおすすめの安いウイスキー16選! コスパのいい飲み方も解説
ハンキーバニスターは、スタンダードボトルに関しては低価格で購入できる歴史あるスコッチのブレンデッドウイスキーです。
日本ではメジャーではありませんが、一部の銘柄を除いて入手難易度は高くないことから、気軽に飲みやすい銘柄となっています。
ご自身の予算や好みに合わせて好きなボトルを選ぶことをおすすめします。