山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
響21年は、日本のブレンデッドウイスキーの最高峰とも呼ばれる響の21年以上熟成させた原酒を使用したボトルであり、定価で買うことが非常に困難となっています。
響は最高の熟成年数を持つ30年はもちろん、熟成年数に限らず定価で買うことが難しくなっているため、共通して定価で買う方法は限られてきます。
また、ボトルを入手するのではなく、一度でも響21年を味わってみたい場合は購入するよりも安く飲める方法もあるため、予算や目的によってはそちらを検討するのも選択肢のひとつです。
この記事では、響21年を定価で買う方法について解説し、味わいと高騰の理由、飲む方法もご紹介します。
響30年を定価で買う方法についてはこちらの記事をチェックしてください。
響30年を定価で買う方法は? 味わいと高騰の理由、飲む方法もご紹介
この記事のポイント
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777040427/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
純アルコール量(100mlあたり) | 34.4g |
希望小売価格 | 55,000円 |
響21年は、ノンエイジのJAPANESE HARMONY、21年、30年の複数のラインナップが販売されている響の中でも販売本数が制限されたジャパニーズウイスキーです。
響に限らずジャパニーズウイスキーは値上がりが続いていますが、希望小売価格から考えられる定価とはかけ離れた価格で取引されています。
レーズンやイチゴジャムを思わせる甘い風味、なめらかで飲みやすい口あたりでありながら、熟成年数に応じた複雑な風味を有しています。
ノンエイジとは異なる完成度の高さが味わえる銘柄であるため、すでにノンエイジを飲んだことがあり、ワンランク上の21年を飲んでみたいという方におすすめです。
ただし、響21年は高いプレミアがついているため、定価で購入することは非常に困難であると言わざるを得ません。
21年以外の響について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
響はブレンデッドウイスキーの最高峰!種類や味とおいしい飲み方は?
1989年にサントリーは創業90周年を迎えており、記念に販売されたウイスキーが響であり、サントリーの新たな高級ブレンデッドウイスキーとして話題になりました。
響21年は非常に受賞歴の多いウイスキーであり、2004年にインターナショナルスピリッツチャレンジ(ISC)を受賞して以来、世界から高い評価を受けてきました。
年度 | 内容 |
2004年 | ISC金賞 |
2005年 | ISC金賞 |
2006年 | ISC金賞 |
2010年 | WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」 |
ISC 金賞 | |
IWSC 金賞「ベスト・イン・クラス」 | |
2011年 | WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」 |
IWSC 金賞「ベスト・イン・クラス」 | |
2012年 | ISC 金賞 |
2013年 | WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」 |
ISC 最高賞「トロフィー」 | |
2014年 | ISC 最高賞「トロフィー」 |
2015年 | ISC 最高賞「トロフィー」 |
2016年 | WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」 |
ISC 最高賞「トロフィー」 | |
2017年 | WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」 |
ISC 最高賞「トロフィー」 | |
ISC 「シュプリーム チャンピオン スピリット」 | |
2018年 | ISC 最高賞「トロフィー」 |
2019年 | WWA 最高賞「World’s Best Blended Whisky」 |
ISC ダブルゴールド | |
2020年 | ISC 金賞 |
2021年 | ISC ダブルゴールド |
参考:サントリー公式サイト
ISCの他に、WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)、IWSC(インターナショナルワイン&スピリッツチャレンジ)でも受賞を繰り返しており、金賞だけでなく最高賞の受賞が多いことが特徴です。
ここまで世界的に評価されているウイスキーが国内はもちろん、世界が放っておくわけがありません。
2010年代頃から始まったジャパニーズウイスキーブームの到来により、原酒不足が深刻化し、響21年の品薄も進みました。
現在では響21年は年々値上げが続いており、定価で酒店で販売されることがほとんどなくなり、サントリーの値上げを上回るようにオンラインショップを中心にプレミア価格で取引されています。
ジャパニーズウイスキーの詳しい品薄の流れと現状についてはこちらの記事をチェックしてください。
ジャパニーズウイスキーが品薄である3つの理由と具体的な現状を解説
響21年を定価で買う方法を2つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
響21年は、販売本数が限られているため、基本的に定価で販売されるのは抽選販売分のみです。
そのため、抽選販売に積極的に参加することで、定価で購入するチャンスをつかめます。
倍率が高く確実性はないため、少しでも当選確率を高めるために、複数の抽選販売に参加する必要があります。
普段から抽選の実施について情報収集が必須であり、当選には根気が入りますが、価格の高騰を考えるなら挑戦を続ける価値のある抽選販売です。
響21年は、高価で人気の高いウイスキーであることから、ウイスキー福袋の目玉となる商品になることがあります。
ウイスキー福袋で響21年を当てることができれば、定価以下の価格で響21年を入手することも可能です。
ただし、福袋によっては1つの福袋の価格が響21年の定価を超える場合もあります。
響21年以外のウイスキーも入っていることから、当選に期待しながらも福袋を通して新しいウイスキーに出会いたい方におすすめです。
響21年はボトルを購入する以外でも飲む方法が存在します。
ボトルを購入するよりも低価格で飲めることから、飲むことが目的であればこちらも検討してみましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
響21年は、山崎蒸溜所の原酒が使用されていますが、見学が可能であるこちらの蒸溜所では有料のテイスティングカウンターが存在します。
こちらのテイスティングカウンターでは、響21年をはじめとする山崎を含めた希少のウイスキーを飲むことが可能です。
蒸溜所を見学して有料の試飲を利用すれば、響21年をボトルを購入せずに飲むことができます。
ただし、山崎蒸溜所の見学は人気が高く、ボトルの販売だけでなく見学も抽選となっており、確実に行くことができない可能性もあるため注意が必要です。
ウイスキー蒸溜所の見学ツアーの魅力はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキー蒸溜所の見学ツアーの魅力は? 参加のポイントを3つ紹介
響21年は、バー・レストランでの取り扱いもあるため、飲食店を利用して飲むのが確実です。
特にオーセンティックバーでは響21年をはじめ、希少なジャパニーズウイスキーを取り扱っているお店があるため、取り扱いのある店を探して飲みに行ってみましょう。
響21年は知名度が高く、取り扱っていることが顧客を獲得するきっかけにもなるため、インターネットなどで情報公開しているお店を探せば見つかりやすいです。
バーでウイスキーを楽しむための方法はこちらの記事で紹介しています。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
響21年を定価で買う方法について紹介しましたが、どれも確実性のある方法とは言えないため、ボトルの入手にこだわらないのであれば飲む方法を参考にすると良いでしょう。
特にオーセンティックバーや格式のあるレストランであれば、響21年を定価でボトルで購入するよりも安く飲みやすいです。
響21年は今後も値上がりか予測されるウイスキーのひとつであるため、興味を持ったタイミングで入手または飲むことを考えたいところです。