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インチモーンの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.10.31 / 最終更新日:2024.10.31

インチモーンは、ロッホローモンド蒸溜所で製造されるピーテッドタイプのシングルモルトのスコッチウイスキーです。

スワンネックスチルとローモンドスチルを使用してスモーキーなウイスキーを製造しています。

強いピートスモークが特徴のウイスキーとなっており、香ばしさやスパイシーさが特徴的な味わいです。

この記事では、インチモーンの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • インチモーンの種類と味わいを紹介
  • インチモーンのおすすめの飲み方を解説

インチモーンとは

画像引用:https://www.whisky.com/

インチモーンは、スコットランドのハイランド地方のロッホローモンド蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。

ロッホローモンドでは一つの蒸溜所で複数のスタイルのウイスキーをリリースしており、ヘビリーピートスタイルのシングルモルトブランドがインチモーンです。

蒸溜所を代表するロッホローモンドのシングルモルトにスモーキーな香りを加えた、フラッグシップボトルとは一味違う味わいが楽しめるところが魅力となっています。

インチモーンの概要と製造方法を見ていきましょう。

インチモーンの概要

ロッホローモンド蒸溜所は、1965年にハイランドの中でもローランドに非常に近い地域に設立された蒸溜所です。

モルトウイスキーとグレーンウイスキーの両方を一つの蒸溜所で製造しており、幅広いブランドを所有していることが特徴になります。

蒸溜所を代表するブランドがロッホローモンド、ヘビリーピートスタイルのインチモーン、そしてインチモーンとは反対にライトで飲みやすい味わいが特徴のインチマリンがリリースされました。

2021年にはインチモーンはインチマリンとともにロッホローモンドのブランドに統合され、「ロッホローモンド インチモーン 12年」として発売されています。

ロッホローモンド蒸溜所では異なるタイプの複数の原酒を製造しており、ピートスモークの強い原酒もシングルモルトとして商品化されています。

ロッホローモンド蒸溜所でリリースされる他のシングルモルトについては以下の記事で紹介しています。

インチモーンの製造方法

インチモーンは、スワンネックスチルとロッホローモンドの特有のストレートネックの蒸溜器であるローモンドスチルによる蒸溜で製造されます。

ローモンドスチルを使用することで、ピートスモークのあるスタイルになってもロッホローモンドらしい味わいが楽しめます。

熟成樽は、チャーを施したアメリカンオーク樽と、リフィルのバーボン樽を使用しており、それぞれの樽の原酒をバッティングさせていることが特徴です。

ロッホローモンド蒸溜所の詳細については以下の記事で紹介しています。

ロッホローモンド蒸溜所

インチモーンの種類と味わい

インチモーンの種類と味わいを紹介します。

  • ロッホローモンド インチモーン 12年
  • インチモーン 12年
  • インチモーン 10年
  • インチモーン 25年 1992

 

ロッホローモンド インチモーン 12年

画像引用:https://likaman.net/view/item/000000004045

ロッホローモンド インチモーン 12年は、ロッホローモンドブランドに統合された後にリリースされた12年熟成のインチモーンのシングルモルトです。

バニラを思わせる甘い香りに強いスモークが感じられ、黒コショウのスパイシーさが刺激をもたらします。

りんごや洋ナシを思わせるフルーティーさ、香ばしい肉のような風味があり、複雑に絡み合った味わいです。

フィニッシュにもピート香が残り、シトラスのようなすっきりした余韻が楽しめます。

現状では新しいインチモーンのボトルとなっているため、最初に飲むならこちらを選んでみましょう。

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インチモーン 12年

画像引用:https://www.kameya.jp/shopdetail/001001000183/

インチモーン 12年は、ロッホローモンドブランドに統合される前のインチモーンであり、新ボトルよりも大きくインチモーンの文字が書かれています。

製造方法に大きな違いはなく、スモーキーさとバニラのような甘さ、オーク樽由来のスパイシーさが味わえるボトルです。

オールドボトルですが現在も流通しているため、こちらのボトルデザインが好きな場合はこちらを購入しても良いでしょう。

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インチモーン 10年

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/ledled/3-intm-10rh/

インチモーン 10年は、インチモーンのより古いオールドボトルであり、12年熟成ではなく10年熟成であった時代のウイスキーです。

アメリカンオーク樽のみで10年熟成させたシングルモルトは、強いピートスモークを持ちながら上品な印象が感じられます。

現行品と比較して熟成年数が低いオールドボトルですが、インチモーンの味わいが好きで興味があるなら購入してみましょう。

インチモーン 25年 1992

画像引用:https://bar-proshop.com/product.php?id=1357

インチモーン 25年 1992は、インチモーンの中でもトップクラスにレア度の高い25年以上熟成された原酒のみを使用したボトルです。

パイナップルを思わせるジューシーなフルーティーさとシナモンのアロマがあり、スパイシーなピート香と調和しています。

最高級のインチモーンを飲みたい方はこちらのボトルを探してみましょう。

インチモーンのおすすめの飲み方

インチモーンのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

インチモーンの上品なスモーキーさとロッホローモンドらしい甘い味わいをそのままのスタイルで楽しむならストレートがおすすめです。

アイラウイスキーの潮風や海を思わせるピート香とは異なる、スパイシーなスモークがダイレクトに感じられることでしょう。

ピートスモークのあるボトルの中で飲みやすいことも魅力のひとつとなっています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ハイボール

インチモーンのスパイシーなスモーキーさはハイボールとの相性が良く、非常に飲みやすい味わいとなっています。

炭酸の爽快感と風味がマッチしており、ロッホローモンドのブランドの中でもトップクラスの相性の良さです。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーはこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説

まとめ

インチモーンは、ロッホローモンドブランドのシングルモルトの中でもピートスモークが好きな方に向いているブランドです。

アイラウイスキーを好んで飲む方でも満足できるほど強いスモークが感じられる味わいとなっています。

発売を開始してから何度かリニューアルを重ねているため、ボトルの種類を確認した上で飲んでみましょう。

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