国産ブランデーのおすすめ人気ランキング! 安く入手しやすい銘柄もご紹介
- ウイスキー基礎知識
ブランデーはコニャックをはじめフランス産の印象が強いかもしれませんが、日本国内で製造されたブランデーもあります。
国産ブランデーは日本人の好みやすいすっきりした味わいに仕上がっていることが魅力です。
また、ブランデーに対して高価な印象を持つ方もいるかもしれませんが、国産ブランデーは低価格で入手しやすい銘柄もあります。
この記事では、国産ブランデーのおすすめ人気ランキングと入手しやすい銘柄も紹介していきます。
この記事のポイント
国産ブランデーは、日本国内で製造・販売されているブランデーのことであり、ウイスキーメーカーとしても知られるサントリー、ニッカ、キリンなどを中心に販売しています。
ブランデーはフランス産のコニャックが有名であり、コニャックの製造はフランス以外では認められていませんが、日本国内でもブランデーは製造されています。
国産ブランデーの魅力は、日本で製造されているからこそ日本人の口に合いやすい状態に仕上がっていることです。
また、ウイスキーのように1,000円台の低価格から気軽に飲むことが難しい価格設定となっていますが、国産ブランデーであれば1,000円台から飲めるボトルも存在するため、気軽に飲むことができます。
国産ブランデーのほうがXOなどの高ランクのブランデーを安く購入しやすいこともメリットとして挙げられます。
ただし、コニャックとランクの基準が異なるため、同じランクでも必ずしも同様の品質を持っているわけではありません。
ブランデーには、VS、VSOP、XOなどのランクがあり、ランクが高いほど熟成年数が長く品質が良いことがわかります。
ただし、代表的なブランデーであるコニャックのランクは国際基準として定められているものではないため、コニャック以外では通用しない基準です。
国産ブランデーにおいてもブランデーのランク付けがなされていることがありますが、コニャックと同様の基準で付けられているとは限りません。
サントリーではブランデーにランク付けをしていますが、ランクの基準は公式に明かされていないようです。
ランクの順序自体は、コニャックなどのブランデーと共通していることが多いため、あくまで同じ銘柄における格付けであると認識しておきましょう。
コニャックをはじめとするブランデーのランクについてはこちらの記事で紹介しています。
ブランデーのランク(等級)の違いは? VO、VSOP、XOなどの意味を解説!
国産ブランデーのおすすめ人気ランキングを紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/terazuya/suntory-xod/
サントリーブランデー X・O デラックスは、サントリーブランデーの中でもトップクラスのXOのランクを持つ人気の高い国産ブランデーです。
オレンジやアプリコットを思わせるフルーティーな香りに、すっきりした味わいで口あたりが良いところが魅力となっています。
価格は通常のボトルとスリムサイズの2種類がありますが、希望小売価格は5,000円(スリムサイズ:3,300円)と最高ランクのブランデーでありながら低価格で購入可能です。
ウイスキーであれば質の高いブレンデッドウイスキーや、熟成年数の低いシングルモルトと変わらない相場であることから、格付けの高いブランデーを気軽に試しやすいことが国産ブランデーの魅力です。
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/brandy/nikkabrandy/nikkabrandy.html
ニッカブランデーX.O デラックス″白″は、ニッカが販売する長期熟成のアップルブランデーです。フランスを代表するアップルブランデーはカルヴァドスと呼ばれています。
フローラルさを感じる甘く華やかな香りがあり、りんごの円熟した柔らかな味わいが特徴的です。
サントリーブランデー X・Oと同様にXOランクでありながら、参考小売価格は5,000円となっています。
カルヴァドスを中心にアップルブランデーに興味を持っている方は、購入しやすいランクの高い銘柄といえるでしょう。
画像引用:Amazon.co.jp
キリン ブランデーX.O.は、キリンから販売されているブランデーであり、日本人の嗜好を分析して日本人のための理想のブランデーを追求しています。
ブドウの甘美で穏やかな香り、上品でなめらかな口あたり、キレのある後味があります。
日本人好みのブランデーを飲むなら、こちらから試してみるのもおすすめです。
画像引用:http://www.unkai.co.jp/new/index.php?page=55
雲海葡萄酒醸造所 ブランデーは、焼酎をメインに製造している酒造メーカーである雲海酒造が宮崎の国産ブランデーとして地域限定で販売を開始しました。
国産ブドウを100%使用した雲海ワインを蒸溜し、10年以上熟成させています。
ぶどうの香味が凝縮された、深みのあるまろやかな味わいが魅力です。
宮崎県エリア限定のブランデーではありますが、オンラインショップなどで購入できます。
画像引用:Amazon.co.jp
神戸ブランデー 15年熟成 SUPREMEは、神戸ワイナリーから販売されているブランデーであり、国内だけでなく海外人気も高いブランデーとなっています。
神戸産のブドウを100%使用した高品質ワインを使用し、コニャックと同じ製造方法で15年熟成させたボトルとなっています。
上品で豊かな香りと、深みのあるまろやかな味わいです。
国内よりも海外からの予約が多かった限定生産のプレミアムな国産ブランデーです。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/49151831/
サントリーブランデーV.S.O.Pは、サントリーブランデーでも中間のランクに位置するコストパフォーマンスの高い国産ブランデーです。
爽やかな香りとクセのない味わいから、購入しやすい国産ブランデーからブランデーを飲み始めるならおすすめとなります。
コストパフォーマンスを重視してブランデーを飲みたい方に向いているボトルです。
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/brandy/nikkabrandy/40544.html
ニッカブランデーV.S.O.P ″白″は、ニッカが販売する一定の熟成年数を経たアップルブランデーであり、こちらもコストパフォーマンスに優れます。
青森県産のりんごを使用したアップルブランデーであり、日本人好みのすっきりした味わいが魅力です。
コニャックをはじめとする白ブドウを使用するブランデーではなく、アップルブランデーでコスパの良いボトルを探すならこちらがおすすめです。
画像引用:Amazon.co.jp
五一ブランデー VSOPは、老舗のワイナリーである信州塩尻桔梗ヶ原の五一わいんから販売される無添加ブランデーです。
華やかな印象で、厚みのある味わいが楽しめる国産ブランデーの中でも飲みごたえのあるボトルです。
VSOPランクでコストパフォーマンスの高いブランデーを求めるならこちらも有力な候補となります。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777046252/
サントリーブランデー V.Oは、サントリーブランデーの中でも最も低価格で購入可能なリーズナブルな国産ブランデーです。
ぶどうのフルーティーな香りと味わいを持ち、スムースな口あたりとなっています。
1,000円くらいから購入できるため、低価格でブランデーを楽しみたい方に向いています。
画像引用:https://img.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/brandy/nikkabrandy/41351.html
ニッカ ドンピエール V.S.Oは、ニッカが販売するドンピエール蒸溜所のコニャックの原酒を使用して美味しい味わいに仕上げたブランデーです。
ライトでスッキリした味わいであることから飲みやすく、誰でも気軽に飲めることを意識しています。
サントリーブランデー VOと並ぶ1,000円程度で購入できるリーズナブルなブランデーです。
国産ブランデーのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
国産ブランデーのXOなどの高ランクボトルは、本場のフランス産のブランデーと同様にストレートで楽しめます。
ストレートでゆっくりと味わうことで、国産ブランデーの香りの豊かさとすっきりした飲み心地を堪能しましょう。
日本人好みに仕上げた国産ブランデーの風味をダイレクトに味わえる飲み方です。
国産ブランデーはライトで爽やかな印象であることから、ソーダ割りとの相性が良いです。
ウイスキーと同様に低価格で購入できるボトルは、ハイボールにすると飲みやすくなります。
ウイスキーのハイボールが好きな方は、低価格のボトルを購入してハイボールを作ってみましょう。
ブランデーのハイボールについてはこちらの記事で紹介しています。
ブランデーのソーダ割りのフレンチハイボールとは? 作り方・おすすめ銘柄
国産ブランデーのおすすめ人気ランキングを紹介しましたが、本場フランス産のブランデーと比較すると低価格で購入しやすいことがわかります。
もちろん、本場フランスのブランデーと比較すると、価格が全く異なることもあり同じランクでも品質は劣りやすいため、品質を最重視するならフランスのブランデーから選んだほうが良いかもしれません。
ブランデーをあまり飲んだことがなく、品質よりもコストパフォーマンスの高さや気軽さを求める場合は、国産ブランデーから選ぶのも選択肢のひとつです。
総合的なブランデーの初心者向け銘柄を知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ブランデーの初心者向けおすすめ銘柄10選! ウイスキーとの違いも解説