ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
キングロバート2世は、イアン・マクロード社がリリースするブレンデッドのスコッチウイスキーです。
古代のスコットランドを統治したロバート2世から名前を取っており、優れた指導者でありながら伝説的な英雄として現地で伝えられています。
スペイサイドのウイスキーを使用したブレンデッドであり、王の名を冠するのに恥じない骨格のしっかりした味わいが魅力的です。
この記事では、キングロバート2世の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
キングロバート2世はイアン・マクロード社が製造・販売する、スペイサイド地域の蒸溜所の原酒を使用したブレンデッドウイスキーです。
偉大なる王であり、騎士でもあったロバート2世の名を冠し、スコットランド王室の紋章と共にロバート2世を描いたラベルデザインが特徴的です。
スコッチウイスキーの特徴であるスモーキーさがあり、複層的でありながら香りも味わいもしっかり感じられる魅力的な味わいとなっています。
キングロバート2世の概要と製造方法を見ていきましょう。
キングロバート2世は、ステュアート朝の初代国王であるロバート2世の名を冠する銘柄として販売が開始されました。
ロバート2世は、王として国の繁栄に貢献し、騎士としても勇敢な姿を見せたことからスコットランドの英雄として知られています。
日本ではあまり流通しておらず、並行輸入品などで入手できる珍しいブレンデッドウイスキーです。
製造・販売はタムデュー蒸溜所や、グレンゴイン蒸溜所を所有するボトラーズのイアン・マクロード社であり、キングロバート2世の他にもブレンデッドウイスキーを販売しています。
具体的には、アイル・オブ・スカイ、スモークヘッドなどの銘柄です。
キングロバート2世は、スペイサイド地域の蒸溜所の原酒を使用していることが分かっていますが、蒸溜所の名称は公開されていません。
ラベルに「TREBLE CASK MATURED」と書かれていることから、3つの樽で熟成させた原酒で構成されていることがわかります。
製造方法について明かされていることが少ないブレンデッドウイスキーとなっています。
キングロバート2世の種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.aeondewine.com/shop/g/gA106-5010852000436/
キングロバート2世は、イアン・マクロード社が製造・販売するスペイサイドのウイスキーを使用したブレンデッドウイスキーです。
アンバーの色濃い液体で、焦げたカラメルのような甘くて苦みのある香りと、黒コショウのようなスパイス感があります。
モルトの味わいが強く感じられボディがしっかりしており、甘みだけでなく複層的で複雑な風味が味わえます。
余韻は苦みが強く、ビターなウイスキーとして印象に残りやすいです。
日本で主に流通しているラベルデザインは2種類ありますが、こちらのボトルは新しいラベルデザインとなっています。
画像引用:https://www.bondston.com/king-robert-ii-p10291
日本ではこちらのオールドボトルのラベルデザインも流通しています。
どちらもキングロバート2世であり、日本では流通数も多くはないことから、このデザインのボトルも探してみましょう。
キングロバート2世のおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
キングロバート2世は、ノンエイジで安い傾向にありながら、香りや味わいがしっかりしていることからハイボールにしても個性が消えにくい銘柄です。
スパイシーかつビターな飲みごたえがあるハイボールになるため、ハイボールで飲み進めるのがおすすめになります。
ハイボールのコスパの良い飲み方とおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
キングロバート2世は、ストレートではノンエイジ特有のアルコール感や飲みにくさが目立つことから、ロックにすることで口あたり滑らかになります。
ストレートとハイボールの中間の飲みやすさと飲みごたえになるため、バランスを求めるならロックで飲むことをおすすめします。
おいしいロックの作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
キングロバート2世は、味わいがしっかりしていることから、飲みごたえのあるウイスキーを求めている方におすすめです。
日本では入手難易度が少し高くなっていますが、価格自体は安い傾向にあることから、興味があれば入手したいところです。
海外では他にもいくつかのラインナップがリリースされていますが、日本では流通しているのはほとんどがノンエイジであるため、ノンエイジのキングロバート2世から探すと良いでしょう。