ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ナッポーグキャッスルは、同名のアイルランドの古城をテーマにしたアイリッシュウイスキーです。
アイルランドでは伝説的な銘柄であり、現在はアイリッシュのシングルモルトを独自にブランディングし、ボトリングするシリーズとなりました。
日本では12年・14年・16年の3種類の熟成年数が表記された銘柄が販売されています。
この記事では、ナッポーグキャッスルの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ナッポーグキャッスルとは、1467年に建てられたアイルランドの古城をテーマにしたアイリッシュウイスキーです。
この城には、アイルランド中のウイスキー樽が地下セラーに貯蔵された過去があり、ナッポーグキャッスルの名前でシングルモルトが販売されるようになりました。
現在のナッポーグキャッスルは、後継者であるアンドリュース3世が独自にアイリッシュウイスキーのシングルモルトをブランディングしボトリングするシリーズとなっています。
ナッポーグキャッスルの歴史と製造方法を見ていきましょう。
ナッポーグキャッスルは、1467年に設立されたアイルランドの古城であり、1966年にマーク・エドウィン・アンドリュース氏がこの城を買い取りました。
城を買い取ったアンドリュース氏は、城の地下の貯蔵庫にアイルランド中の蒸溜所から買い集めた樽を貯蔵します。
そして、1970年~1980年代にナッポーグキャッスルのブランドで販売するようになりました。
販売されたアイリッシュウイスキーのなかには、タラモアデューのシングルカスクもあったようです。
このような経緯からナッポーグキャッスルはアイルランドのウイスキー愛好家の間で伝説となりました。
現在は、アンドリュース3世がナッポーグキャッスルのビジネスを引き継ぎ、アイルランドのシングルモルトのブランディング・ボトリングをするようになりました。
アイルランド国内だけでなく、北米でも高い評価を得ており、近年に日本にも上陸したアイリッシュウイスキーの銘柄です。
タラモアデューを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ナッポーグキャッスルは、キャッスル・ブランド社がリリースしており、アンドリュース3世によってプロデュースしている銘柄ではありますが製造方法は謎に包まれています。
シングルモルトであることは間違いありませんが、具体的にどの蒸溜所の原酒を使用しているのかわかっていません。
かつてはタラモアデューの原酒でボトリングした事実があることから、有名なアイリッシュウイスキーの蒸溜所のウイスキー樽を購入できる力があることはわかります。
現在でもナッポーグキャッスルの地下では、さまざまな蒸溜所のウイスキー樽が貯蔵されているようです。
ナッポーグキャッスルの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://titanic.co.jp/ja/product/knappogue-castle-12-years-old/
ナッポーグキャッスル 12年は、古城の地下室で熟成された原酒を使用した12年物のシングルモルトのアイリッシュウイスキーです。
スパイシーな風味が特徴であり、りんごとローストしたアーモンドの味わいがあります。
ナッポーグキャッスルを初めて飲む方は12年から飲み進めてみましょう。
画像引用:https://titanic.co.jp/ja/product/knappogue-castle-14-years-old/
ナッポーグキャッスル 14年は、シングルモルトのシェリー樽とバーボン樽で熟成された原酒を組み合わせてボトリングしているのが特徴です。
シェリー樽由来のデーツやドライフルーツのような甘い味わいと、バーボン樽由来のバニラと柑橘系の果実の味わいが調和しています。
12年物よりもワンランク上のナッポーグキャッスルを飲みたい方におすすめです。
画像引用:https://titanic.co.jp/ja/product/knappogue-castle-16-years-old/
ナッポーグキャッスル 16年は、バーボン樽で熟成された後にシェリー樽で後熟した原酒を使用しています。
クローブとシナモンの香味があり、シェリー樽由来のレーズンやイチジクのような甘い味わいが感じられます。
最高クラスのナッポーグキャッスルは値は張りますが、外れがないといわれており、プレゼントにも最適な銘柄です。
ナッポーグキャッスルのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ナッポーグキャッスルが持つ味わいを最大限に堪能するならストレートで楽しむのがおすすめです。
スパイシーさやフルーティーさなど、複雑に絡み合うフレーバーのすべてをゆっくりとストレートで飲むことで感じ取れることでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ナッポーグキャッスルは特に12年物では、スパイシーでフルーティーな味わいを持っていることからハイボールが合いやすいです。
14年・16年に関してはもったいないと感じるかもしれませんが、ボトルで購入する場合はさまざまな飲み方を試すことができるので挑戦してみるのも良いでしょう。
シングルモルトをハイボールにするのはもったいないかどうかはこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
ナッポーグキャッスルは、アイルランドの伝説的な銘柄であり、現在も新しい形でリリースされており、日本でも購入できるようになりました。
アイリッシュウイスキー好きの方であれば、一度は飲んでみたい銘柄といえるでしょう。
ナッポーグキャッスルに興味を持った方は、12年物のボトルから飲み進めてみましょう。