山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ノブクリークは、ジムビーム蒸留所から販売されているプレミアムバーボンです。
名前の由来はケンタッキー州の小川の名称であり、リンカーン大統領はこの場所で幼少期を過ごしたといわれています。
禁酒法が施行される以前の高級バーボンの風味を持ち、リッチな味わいであることから高い人気を誇る銘柄です。
この記事では、ノブクリークの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ノブクリークは禁酒法以前のバーボンを復刻する目的で製造されたジムビーム蒸留所から販売されるプレミアムバーボンです。
プレミアムバーボンとはバーボンの熟成年数の指標になる基準であり、熟成環境の影響で通常3年から4年ほどしかバーボンは熟成されませんが、5年以上熟成されるバーボンをプレミアムバーボンと呼びます。
昔ながらの高級バーボンという立ち位置にふさわしいスモーキーかつ甘いバニラの風味が感じられるリッチな味わいに仕上がっているのが特徴です。
ノブクリークの歴史と製造方法について紹介します。
ノブクリークは代表的なバーボンの製造元として知られるジムビームにより現在も販売されています。
ジムビーム蒸留所の6代目マスターディスティラーのブッカー・ノーはバーボンの有名銘柄であるブッカーズを生み出したことで有名です。
ブッカーは本来のバーボンの姿を再現する目的で情熱を注ぎ、ノブクリークを誕生させました。
特徴的なボトルデザインは、禁酒法時代にブーツに隠しやすいフラスクボトルの形状をモチーフにしています。
昔から販売されている銘柄ではありませんが、ノブクリークは昔ながらの高級バーボンを味わえる立ち位置を確立し、バーボン愛好家から支持を集めています。
ジムビーム蒸留所についてはこちらのページで紹介しています。
クラフトバーボンとは、厳選した最高級の原料を使用し、製造方法ひとつひとつに特別な意図や思想が反映されたバーボンのことを指します。
ノブクリークのクラフトバーボンとしてこだわっているポイントは、バーボンの製造方法であったボトルド・イン・ボンド法をできる限り再現しているのが特徴です。
その条件は以下の通りになります。
ボトルド・イン・ボンド法の条件
ボトルド・イン・ボンドで作られたバーボンがブッカーの求める本来のバーボンであり、今よりも力強い味わいのバーボンに仕上がります。
ただし、この方法を再現すると生産本数が少なくなるので、ノブクリークの製造は限定的なものとなります。
ノブクリークの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/knobcreek/
9年という熟成期間はバーボンウイスキーとしては非常に長いですが、ノブクリークのスタンダードボトルはこちらの9年熟成の銘柄になります。
ナッツとかすかなスモーキーな香りに、力強いバニラとキャラメルの甘みが特徴の昔ながらの高級バーボンです。
ボトルド・イン・ボンド法に従った高いアルコール度数である50度のボトル詰めが行われており、ノブクリークを初めて飲むならこちらの銘柄を探すのがよいでしょう。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/knobcreek/
ノブクリーク シングルバレルは、ノブクリークを熟成させた樽から、さらに厳選した高い完成度を持つ樽の原酒のみを使用して作られたボトルです。
60度という高いアルコール度数でボトル詰めされたこちらのボトルは、スタンダードと比較して、より力強く、リッチな味わいに仕上がっています。
その高い完成度はウイスキーのプロフェッショナルにも認められており、質の高いバーボンを味わいたい方におすすめです。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/knobcreek/
ノブクリーク ライは、ジムビーム7代目のマスターディスティラーであるフレッド・ノーにより、ライ興隆時代に原点回帰したライウイスキーを復活させる目的で作られたノブクリークです。
草原を思わせるハーブの香りにライ麦由来のスパイシーな味わいが特徴になります。
ノブクリークが持つリッチな風味も健在であるため、復活した高級ライウイスキーを飲みたい方はこちらのボトルが向いています。
画像引用:楽天市場
メープルシロップの風味を持つノブクリークを焦がした樽で熟成させた特別なノブクリークがスモークドメープルです。
その名の通り、メープルシロップの甘みのある味わいとスモーキーな香りが楽しめます。
この銘柄はブッカー氏がメープルシロップ造りも盛んに行っていたことに由来しており、現在では入手困難な銘柄です。
ノブクリークのおすすめの飲み方を2つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ノブクリークは高いアルコール度数でボトル詰めされていますが、アルコールに強い方はぜひストレートで楽しみたい銘柄になっています。
本来のバーボンといわれるノブクリークの力強い味わいを、チェイサーを挟みながらゆっくりと味わいましょう。
冷やしたり加水しても甘味は失われないので、ロックで味わいの変化を楽しむのもおすすめです。
アルコール度数が高いため、アルコールに弱い方がノブクリークの味わいを最大限に楽しむならトワイスアップも選択肢の1つです。
ウイスキーと常温の水を1:1で割る飲み方であり、アルコールの刺激や度数を弱めながら風味を損ねません。
トワイスアップではなく普通の水割りや、ハイボールとの相性も良いので、ストレートやトワイスアップを試したら他の飲み方に挑戦するのもおすすめです。
ノブクリークは、ジムビーム蒸留所のマスターディスティラーによる本来のバーボンを再現した高級クラフトバーボンです。
バーボンのなかでも質の高い銘柄を飲んでみたい方や、昔ながらの高いクオリティのバーボンを味わってみたい方におすすめになります。
バーボンの中でもアルコール度数が高いので、アルコールに弱い方はストレートではなくトワイスアップで飲んでみましょう。