ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ラグは、アイランズのアラン島で製造されるシングルモルトのスコッチウイスキーです。
アラン島に2番目に設立された蒸溜所であり、アラン蒸溜所は島の北側のロックランザ、南に新しくラグ蒸溜所が設立されました。
アランとは異なり、ヘビリーピートスタイルのシングルモルトとなっており、フェノール値が50ppmを超える強いスモーク香が楽しめます。
この記事では、ラグの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ラグは、スコットランドのアイランズ地域に分類されるアラン島にあるラグ蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
アラン島の北にはすでにアイル・オブ・アラン蒸溜所が存在しますが、ラグ蒸溜所は新たに島の南に設立されました。
ウイスキーの特徴もすでに販売されているシングルモルトのアランとの差別化を意識しており、アランがノンピートに対してラグはヘビリーピートスタイルとなっています。
ラグの概要と製造方法を見ていきましょう。
アイランズウイスキーの種類はこちらの記事で紹介しています。
1995年にアラン島には合法的な蒸溜所であるアラン蒸溜所が誕生し、ウイスキーの製造が再開され、シングルモルトのアランは人気を博しました。
かつては違法な蒸溜所も含めると50以上の蒸溜所が存在した地域でもありましたが、1995年からウイスキーの製造が再開されアラン島は成功をおさめています。
この成功に続くように設立されたのは、2017年に工事が始まり、アラン蒸溜所を所有するアイラ・オブ・アラン・ディスティラーズ社によって、2019年に完成したラグ蒸溜所です。
アラン蒸溜所は島の北側にあるロックランザに設立されましたが、ラグ蒸溜所は島の南側に設立されています。
2023年3月より、日本でもシングルモルトが飲めるようになった銘柄であり、アランに続く2番目のアラン島で製造されたシングルモルトです。
アランの種類と味わいはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーアランモルトの魅力とは?種類やおすすめの飲み方を紹介
ラグは、フェノール含有量が50ppmの大麦を使用するヘビリーピートスタイルのシングルモルトです。
大麦とピートはスコットランド本土から調達しているようです。
また、使用するウイスキー樽は最初に充填したものがシェリー樽であることがわかっており、バーボン樽も使用されています。
ラグ蒸溜所の概要はこちらのページにまとめています。
ラグの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/laggkilmoryedition/
ラグ キルモリー エディションは、ハイランド産のヘビリーピート麦芽を使用し、ファーストフィルのバーボン樽で熟成したスタンダードボトルに位置するシングルモルトです。
焦がしたレモンのような柑橘系の果実の香りと、強いスモーク香が感じられ、乾いた土のようなニュアンスもあります。
バーボン樽由来のバニラのような風味があり、レザーや葉巻のようなフレーバーと黒コショウのスパイシーさが同居し、複雑な味わいとなっています。
初めてラグのシングルモルトを飲むなら、キルモリーエディションが入手難易度も低いため適したボトルです。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/lagginauguralolorososherry/
ラグ イノーギュラルリリース オロロソシェリーカスクは、限定品としてリリースされたオロロソシェリーカスクで熟成させたラグになります。
フルーツケーキのような甘い香りのなかに土のニュアンスを含むスモークが感じられ、レーズンとトフィーの甘い味わいがあります。
シェリー樽で熟成させたラグを飲みたい方におすすめのボトルです。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/lagginauguralredwine/
ラグ イノーギュラルリリース レッドワインカスクは、オロロソシェリーカスクと同様に赤ワイン樽で熟成させた限定品です。
土のニュアンスを含む潮気のあるスモークと、ベリー系の果実とチョコレートを感じさせる甘みのある味わいが特徴です。
赤ワイン樽で熟成したラグに興味があるなら、日本ではわずかな数しか入荷していないこちらの銘柄を探してみましょう。
ラグのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ラグの香りや味わいをそのまま堪能するならストレートで飲み進めるのがよいでしょう。
ラグ特有の土のニュアンスを伴った強いピートスモークを感じられます。
同じアラン蒸溜所で製造されるシングルモルトのアランとの飲み比べも楽しめることでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ラグは、強いピートスモークとフルーティーな味わいを持っていることから、ハイボールにすると飲みやすくなります。
特にスタンダードボトルであるキルモリーエディションはハイボールとの相性がいいボトルです。
シングルモルトをハイボールにするのはもったいないといわれる理由はこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
ラグは、2023年に日本でもリリースされたシングルモルトであり、新しいスコッチのシングルモルトを開拓したい方に向いています。
同じアラン蒸溜所でリリースされているシングルモルトのアランや、かつてアラン蒸溜所でリリースされたピーテッドのシングルモルトであるマクリー・ムーアとも比較したいところです。
最初に飲むならキルモリー エディションから探してみるようにしましょう。
マクリー・ムーアについてはこちらの記事で紹介しています。