山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ラフロイグ10年 アンブレンデッドは、1980年代に流通していたラフロイグのオールドボトルであり、すでにボトルのリニューアルの影響で終売しています。
当時はシングルモルトが今よりもメジャーではなかったため、シングルモルトにアンブレンデッドと表記することがスコッチでは一般的であったことから時代を感じる銘柄の名称です。
シングルモルトの古酒は希少性が高くプレミア価値が付くため高騰していることから、愛好家の中でも非常にコアな人でなければ楽しめないウイスキーといえます。
この記事では、終売したラフロイグ10年 アンブレンデッドについて、現行品との比較や飲む方法を解説していきます。
この記事のポイント
画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000001401/
概要 | 内容 |
熟成年数 | 10年 |
容量 | 750ml |
アルコール度数 | 40% |
流通した年代 | 1980年代 |
ラフロイグ10年 アンブレンデッドは、1980年代に流通した逆算して1970年代頃に製造された10年熟成のシングルモルトウイスキーです。
当時はシングルモルトがメジャーではなかったことから、アンブレンデッドと表記してブレンデッドとは異なるウイスキーであることを示していました。
また、スコッチウイスキー業界初の女性マネージャーであるベッシー・ウィリアムがラフロイグ蒸溜所に就任した時期に製造されています。
ベッシー氏のラフロイグへの貢献は現在でも評価されており、ラフロイグ中興の祖とも呼ばれ、彼女の活躍なくして現在のラフロイグの地位はなかったことでしょう。
一方で、現在販売されているラフロイグ 10年は以下の通りです。
引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010019640253/
概要 | 内容 |
容量 | 750ml |
アルコール度数 | 43% |
純アルコール量(100mlあたり) | 34.4g |
参考価格 | 6,440円(税込) |
ラフロイグのラベルデザインは今も昔も変わりなくシンプルに白地のラベルに黒い文字となっていることがわかります。
アルコール度数は43%と現在のボトルのほうが高くなっていますが、当時のアンブレンデッドにもアルコール度数が43%のロットがあったといわれています。
流通地域によってもアルコール度数の調整が異なったため40%~45%の幅広いアルコール度数でウイスキーが造られていました。
度数によっても味わいが大きく異なるといわれており、オールドボトルの深みを感じさせてくれます。
ラフロイグの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
アイラウイスキーのラフロイグとは? 種類や風味の特徴を解説!
ラフロイグ10年 アンブレンデッドは、古酒であることや、当時のロットの状況からもボトル一つ一つの味わいが大きく異なることが予想されます。
ウイスキーは賞味期限のあるお酒ではありませんが、数十年の保管となれば未開栓であっても保管状態によっては劣化が進んでいる可能性も十分にあるからです。
反対に言えば古酒との出会いは一期一会であり、一度飲めば再び同じボトルを入手できても二度と味わうことができないかもしれません。
現行品のラフロイグからわかる味わいの特徴をおさらいすると、ご存じの通り、ラフロイグは強烈なピートスモークが特徴のウイスキーです。
薬品のようなヨード香、海を思わせるような塩気があり、オイリーな口あたり、バニラのような甘い風味も感じられます。
アンブレンデッドなどのオールドボトルの味わいでは、グレープフルーツのような柑橘系の果実の風味も感じられるといわれています。
細かなフレーバー、口あたりは購入したオールドボトルによっても異なるところではありますが、一期一会の味わいを古酒で堪能してみましょう。
ラフロイグ10年 アンブレンデッドを飲む方法を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ラフロイグ10年 アンブレンデッドは古酒を取り扱う酒店などのお店で購入できる可能性があります。
大変希少な商品であるため、価格は非常に高騰している可能性があり、そもそも販売されていない場合もあります。
インターネットなども利用して広く店舗を探すか、気長に入荷を待ち続けるなどの根気も必要になるでしょう。
スコッチを中心に古酒を取り揃えているバーであれば、ラフロイグ10年 アンブレンデッドも取り揃えている可能性があります。
複数のバーに立ち寄って根気よく探すことになりますが、ボトルを購入するよりも安く飲みやすいと考えられます。
大変希少な銘柄であるため、ラフロイグ10年 アンブレンデッドに限らず複数の希少なウイスキーを目的に立ち寄るようにすると、いつかどこかで出会えるかもしれません。
バーにおけるウイスキーの楽しみ方はこちらの記事で紹介しています。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
ラフロイグ10年 アンブレンデッドは、1980年代に流通したオールドボトルですでに終売してから時間が経っていることから、非常に希少なウイスキーとなっています。
ラフロイグ自体がスコッチでも人気銘柄となっているため、オールドボトルに興味を持つ人が多いことも納得といえます。
ウイスキーの古酒を楽しみたい場合でも、コアな人向けの楽しみとなりますが、興味があるなら様々な手段で飲む方法を見つけましょう。