ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ラッキーキャットは、本坊酒造が製造・販売する国産ブレンデッドウイスキーです。
その名のとおりラベルデザインには猫が採用されている限定ウイスキーであり、銘柄ごとにラベルデザインの猫やその味わいが異なる、異例のコンセプトを持った銘柄です。
さまざまな種類の猫たちがラベルデザインに選ばれており、チョコやミントなど味わいの方向性を示すような名前はすべて猫の名前です。
この記事では、ラッキーキャットの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ラッキーキャットとは、日本の鹿児島県に本社を置く本坊酒造が製造・販売する国産ブレンデッドウイスキーです。
魅力的な猫のラベルデザインが人気を呼んでおり、限定販売のウイスキーであることから、入手が難しくなっています。
ラベルデザインだけでなく、銘柄ごとに味わいが異なることが特徴であるため、コレクションを目的に集めるだけでなく、飲んで楽しめる銘柄です。
ラッキーキャットの概要と製造方法を見ていきましょう。
ラッキーキャットは、2015年に本坊酒造から数量限定で販売が開始されら国産ブレンデッドウイスキーのシリーズです。
2015年当初に発売されたラッキーキャットは1,200本限定のウイスキーでしたが、2023年には8,430本に本数が増えており、年々需要が高まっています。
本坊酒造の社長が猫好きであったことを理由に、このシリーズが始まっており、ラベルデザインに採用されている猫はオーナーの愛猫です。
ラッキーキャットは、本坊酒造のマルス信州蒸溜所で製造されています。
スコットランドから輸入した原酒とマルス信州蒸溜所で製造された原酒をブレンドしています。
各銘柄で熟成するウイスキー樽を変更するなどの特徴をつけており、その味わいはボトルごとに異なるのが特徴です。
ラッキーキャットの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-luckycat-sun/
ザ・ラッキーキャット サン ポート&マデイラ カスクフィニッシュは、本坊酒造の社長の愛猫であるサンをラベルデザインにした2015年に販売されたラッキーキャットです。
ポートワイン樽とマデイラワイン樽にさまざまなモルト原酒を後熟させてブレンドした銘柄になります。
甘くエキゾチックな味わいであり、販売本数は1200本と希少性の高いボトルです。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-luckycat-ash/
ザ・ラッキーキャット アッシュは、本坊酒造の前に捨てられていた黒猫のアッシュをラベルデザインにしており、すでに亡くなっていますが、本坊酒造の社長にとっても思い入れの強い猫であるようです。
99はアッシュと出会った1999年を指し、フレッシュな果実香と甘味と酸味のバランスの取れた味わいを持っています。
販売本数は4,300本となっており、前年と比較しても倍以上に生産本数を伸ばしました。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-luckycat-mint/
ザ・ラッキーキャット ミントは、2001年から家に棲みついたミントをラベルデザインにしており、賢く凛とした性格をしています。
そんな彼女の性格を表現するように爽やかでバニラの風味を感じるブレンデッドに仕上げています。
販売本数は3,830本であり、2017年に販売されたボトルでした。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-luckycat-may/
ザ・ラッキーキャット メイは、当時中学生であった娘が2007年の5月に拾ったメイをラベルデザインにしています。
日本の5月といえば梅の季節であるため、メイと出会った5月にちなんで梅酒樽で後熟させることで、ほろ苦さと甘味を持ち合わせます。
販売本数は3,387本であり、2018年に発売されました。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-luckycat-hana/
ザ・ラッキーキャット ハナは、2017年に迎えた新米猫のハナをラベルデザインにしています。
オロロソシェリーカスクで後熟された味わいは、優しく穏やかな味わいに仕上がっており、おっとりした性格のハナに合っているようです。
販売本数は3,000本となっており、2020年に販売されました。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-luckycat-choco/
ザ・ラッキーキャット チョコは、本坊酒造に2017年に迎えられた猫は2匹おり、それがハナとチョコであり、こちらではチョコをラベルデザインにしています。
チョコはハナとは性格が反対であり、好奇心旺盛でおてんばな性格であり、ウイスキーの味わいは甘さと香ばしさが感じられる味わいに仕上がっています。
2021年から販売本数は倍以上となる6,700本に増加しました。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-luckycat-luna/
ザ・ラッキーキャット ルナは、2020年に迎えた猫であり、月が綺麗な夜に迎えたことからルナと名付けられました。
マンサニージャシェリーカスクとオロロソシェリーカスクの2種類のシェリーカスクで熟成しており、ほろ苦さと甘さをあわせもつ仕上がりです。
販売本数は5,220本であり、2022年に販売されています。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/product/the-lucky-cat-double-individuals-may-and-luna/
ザ・ラッキーキャット ダブル インディヴィジュアルズ メイ&ルナは、長老猫のメイと新米猫のルナをラベルデザインに使用しています。
桜樽を使用して熟成された調和のとれた味わいであり、8,430本限定で販売されました。
ラベルデザインでは仲睦まじい姿が描かれていますが、実際は折り合いが悪く、調和のとれた味わいはこうあって欲しいという願いが込められているようです。
ラッキーキャットは、限定生産で収集にも価値があることから、飲まずにコレクションして保有する方もいるかもしれませんが、飲む場合は共通してストレートが良いでしょう。
ボトルごとに異なる味わいの特徴や、ラベルデザインに使用された猫をイメージした味わいがそのまま楽しめます。
どのボトルも猫が持つ個性をイメージして造られているので、ラベルデザインの鑑賞性だけでなく、味わいも両立した銘柄となっています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ラッキーキャットは、ラベルデザインに猫が使われているコレクション向けの銘柄でもありますが、その味わいもラベルデザインの猫をイメージして造られていることから完成度の高いものとなっています。
ただし、入手難易度が高く、オフィシャルで購入する場合も限定生産であることから抽選となるほど人気があります。
確実に飲む方法がなく、入手難易度が高いため、毎年新しく販売されるラッキーキャットを入手するためには本坊酒造が発信する情報を注視する必要があるといえるでしょう。