マッカラン18年を定価で買う方法は？ 味わいと高騰の理由、飲む方法もご紹介

マッカラン18年は、シングルモルトのロールスロイスと呼ばれる高級スコッチウイスキーであり、長い熟成年数の原酒が使用された18年物は日本でも高騰しています。

定価自体も高級ウイスキーであることから高くなっており、年々値上げが進んでいますが、それ以上に市場では価格が上昇していることが現状です。

定価であっても数万円の出費は必要になる銘柄ではあるため、どうしても飲みたい方はボトルを購入する以外に飲む方法も知っておきましょう。

この記事では、マッカラン18年を定価で買う方法と飲む方法を紹介し、このボトルの味わいと高騰の理由も解説します。

マッカラン18年の概要と味わい

画像引用：https://www.themacallan.com/en/sherry-oak-18-years-old

概要	内容
容量	700ml
アルコール度数	43％
純アルコール量（100mlあたり）	34.4g
希望小売価格	40,960円

引用：サントリー　公式サイト

マッカラン18年は、スコッチウイスキーの中でも高級品であり、12年物でも1万円程度の予算が必要になるブランドとなっています。

18年以上熟成させた質の高い原酒のみを使用し、スパニッシュオークのシェリー樽熟成にこだわっていることが特徴です。

伝統的なシェリー樽熟成のウイスキーは、ドライフルーツのような華やかな香りを生み出し、マッカランを象徴するフレーバーとしてウイスキー愛好家の間で広く知られています。

熟した果実のようなコクのある甘い味わい、スパイス感のある複雑な風味は18年物のマッカランだからこそ味わえる完成度です。

そのため、マッカラン 18年を手に入れたい、一口でも飲みたいという方はいることでしょう。

希望小売価格は年々上昇していますが、市場価格の平均はこの価格以上に高騰していることが現状です。

ザ・マッカランは種類豊富なウイスキー！味とおすすめの飲み方は？

マッカラン18年の高騰の理由

マッカラン18年の高騰の理由は、シェリー樽が不足しているため、原酒の確保が困難になっていることです。

シェリー樽はスコッチウイスキーの伝統的な熟成樽であり、現在でもウイスキーの熟成に使用されています。

しかし、シェリー樽は年々不足している傾向にあることから、多くの蒸溜所でバーボン樽熟成がメインとなってきています。

マッカラン蒸溜所はこのような状況でもシェリー樽熟成にこだわったため、需要に対して供給を安定させるほどのシェリー樽を用意できない状態です。

ジャパニーズウイスキーの高騰と比較すると、マッカランの高騰はけっして深刻な状態ではないものの、供給が安定しないことから定価以上の価格で販売されるウイスキーとなりました。

また、マッカランは日本に輸入される数が多いウイスキーでもあるため、スコットランド現地以外と比較すれば、日本では相対的に入手しやすいともいえます。

つまり、日本において終売が発表される事態になれば、定価での購入は不可能となり、価格は今以上に高騰することが予測されます。

今後の状況がどのように動くかはわかりませんが、安くなることは考えにくいため、飲みたいと思ったなら今すぐに行動を起こすことをおすすめします。

日本のウイスキーの高騰から、二次流通を含むウイスキーの値上がりについて学びたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ジャパニーズウイスキーの高騰はいつまで続く？理由と現状を解説！

マッカラン18年を定価で買う方法

マッカラン18年を定価で買う方法は3つあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

定価で販売している酒店を探す

マッカラン18年は、定価以上の価格で販売されていることも多いですが、お店によっては定価で販売されていることもあります。

そのため、どうしても定価でボトルを入手したいなら、定価で販売している酒店を探してもいいかもしれません。

探すタイミングや、住んでいる地域などによっては、見つからないこともあるかもしれませんが、捜索範囲を広げるなどして根気よく探してみましょう。

抽選販売

マッカラン18年は百貨店や酒店において入荷すると抽選販売の対象になることもあります。

抽選販売の対象になった場合は、応募することで定価で購入できるチャンスが得られます。

酒店などで探せば定価で購入できる場合もあることから、必ずしも倍率が高くなるわけではありません。

複数応募すれば当選する可能性はあるため、少し探して見つからなければ、抽選販売に頼るのも選択肢のひとつです。

ウイスキー福袋

マッカラン18年は高級ウイスキーであることから、ウイスキー福袋で目玉のウイスキーになることも考えられます。

景品でマッカラン18年が入っているウイスキー福袋を探して購入すれば、運が良ければ定価よりも低く入手できる可能性があります。

マッカラン18年が当たらない確率もあるため、ウイスキー福袋は新しいウイスキーにも出会いたい、ウイスキー好きの方が運試しに挑戦する手段といえるでしょう。

マッカラン18年を飲む方法

マッカラン18年をボトルで購入せず、飲む方法が2つあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

取り扱っているバー・ホテル・レストランを探す

マッカラン18年は、スコッチウイスキーのなかでも王道的な高級銘柄であることから、取り扱いのあるバーも多く、格式の高いホテル・レストランなどで取り扱われることがあります。

取り扱っている店舗であれば、ボトルを購入しなくてもグラスでマッカランを飲むことが可能です。

事前にマッカラン18年の取扱いがあるかどうかを確認してから、お店で注文するようにしましょう。

バーでウイスキーを楽しむための方法はこちらの記事で紹介しています。

バーでウイスキーを楽しむための頼み方は？ 初心者にもわかりやすく解説

スコットランドのマッカラン蒸溜所に行く

マッカラン18年は、マッカラン蒸溜所にある有料バーでテイスティングすることが可能です。

日本からマッカラン蒸溜所に見学に行く場合は、ボトルを定価で購入するよりも難しいかもしれません。

マッカランであれば、ボトルを購入せずに飲む場合は、日本のバー・ホテル・レストランを探すことをおすすめします。

しかし、蒸溜所によってはボトルで購入が難しいウイスキーも飲める機会があるため、覚えておきましょう。

山崎蒸溜所や白州蒸溜所など日本の蒸溜所を中心に参加するポイントをこちらで紹介しています。

ウイスキー蒸溜所の見学ツアーの魅力は？ 参加のポイントを3つ紹介

まとめ

マッカラン18年は、定価自体が年々値上がり傾向にあり、終売する可能性もあることから、さらに高騰しないうちに飲めるなら飲んでおきたい銘柄です。

定価でも非常に高いことから。飲むだけであれば、取り扱っているバー・ホテル・レストランを利用するのも選択肢のひとつになります。

世界的にウイスキーの原酒は不足傾向にあることから、マッカランに限らず飲みたいウイスキーを飲むタイミングはできる限り後回しにしないほうが後悔は少ないです。