ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
マクネアーズは、ブレンダーのビリー・ウォーカー氏が造ったブレンデッドのスコッチウイスキーです。
グレンアラヒーを中心にスペイサイドモルトとアイラモルトがブレンドされることで、強いスモーク香のあるウイスキーです。
ピートスモークのなかに果実や花の甘い風味が広がる複雑な味わいを持っています。
この記事では、マクネアーズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
マクネアーズは、グレンアラヒー蒸溜所のマスターブレンダーであるビリー・ウォーカー氏が手掛けたブレンデッドウイスキーです。
ウイスキー業界でも半世紀に渡る伝説的なキャリアを持つウォーカー氏によるスペイサイドモルトとアイラモルトのブレンドが楽しめます。
強いピートスモークでありながら、スペイサイドらしいフルーティーでフローラルな風味が味わえる、複雑な風味が特徴的です。
マクネアーズの歴史と製造方法について見ていきましょう。
マクネアーズは、1957年に設立されたハーベイ・マクネアー&カンパニーがリリースしていたブレンデッドウイスキーが発祥です。
ビリー・ウォーカー氏はウイスキー業界で半世紀に渡ってキャリアを築いており、グレンアラヒー蒸溜所を所有している人物です。
1972年、シーバス・ブラザーズ傘下のハイラム・ウォーカー社にアナリストとして入社し、ブレンダーに転身しました。
2004年にはベンリアック蒸溜所を買収し、経営者としての道を歩み始めます。
ベンリアック蒸溜所・グレンドロナック蒸溜所のオーナーでもあったビリー・ウォーカー氏は、蒸溜所を再生させるプロデューサーとしても有名です。
現在は ザ・グレンアラヒー・ディスティラーズ社として、グレンアラヒーのオーナーとなりブレンデッドだけでなく、シングルモルトの展開にも力を入れています。
グレンアラヒーを所有したビリー・ウォーカー氏がグレンアラヒーを中心としたスペイサイドモルトとアイラモルトをブレンデッドウイスキーを新たなマクネアーズとして販売することで、まったく新しいウイスキーに生まれ変わりました。
グレンアラヒーの種類と味わいについて紹介します。
マクネアーズは、グレンアラヒーをはじめとするスペイサイドモルトとアイラモルトを中心にブレンドされています。
このとき使用される熟成樽は、ファーストフィルバーボン樽、シェリー樽、ワイン樽、ヴァージンオーク樽の4種類です。
これらの樽で輸入した原酒をカスクフィニッシュすることで、樽由来の風味を生んでいます。
グレンアラヒー蒸溜所がビリー・ウォーカー氏の所有している蒸溜所であることから、グレンアラヒーの風味がマクネアーズに大きな影響を与えているといえるでしょう。
グレンアラヒー蒸溜所の詳細についてはこちらの記事で紹介しています。
グレンアラヒー蒸留所 - GlenAllachie DISTILLERY
マクネアーズの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/pento/10001585/
マクネアーズ ラムリーク ピーテッドは、ノンエイジのマクネアーズであり、スタンダードボトルに位置する銘柄です。
ピートスモークは強くしっかりと感じられ、麦芽とチョコレートの風味とともに広がり、バニラとぶどうのタンニンの味わいがあります。
初めてマクネアーズを購入する方におすすめの銘柄です。
画像引用:https://shop.buzaemon.jp/products/macnairs-lumreek-10y
マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 10年 カスクストレングス バッチ1は、カスクストレングスかつ10年以上熟成させた原酒を使用したボトルです。
ヘザーハニーとシナモンのスパイシーさとスモーキーな香りが広がり、チョコレートのような甘い味わいがあります。
カスクストレングスであるため、マクネアーズの味わいをダイレクトに楽しめる銘柄です。
画像引用:Amazon.co.jp
マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年は、12年以上熟成させた原酒のみをブレンドしたボトルです。
バタースコッチやモカなどの甘いピートスモークが感じられ、ヘザーなどの甘みのあるスパイスが広がります。
熟成年数が表記されたスタンダードなマクネアーズから飲みたい方におすすめです。
画像引用:Amazon.co.jp
マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年 カスクストレングス スモールバッチは、12年以上熟成した原酒をカスクストレングスでボトリングした少量限定生産のボトルです。
ナツメグとともに甘みの乗ったスモーク香が広がり、スイートでスパイシーな味わいです。
スタンダードの12年物と比較して飲んでみたいマクネアーズといえるでしょう。
画像引用:Amazon.co.jp
マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 21年は、21年以上熟成させた原酒を使用したマクネアーズの長期熟成ボトルです。
長期熟成となったことでピートスモークは落ち着いた上品なものとなり、タバコやレザーのような風味と甘味とスパイスが調和した複雑な味わいです。
最高級のマクネアーズを飲みたい方におすすめです。
マクネアーズのおすすめの飲み方について解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マクネアーズの強いピート香を堪能するならロックがおすすめです。
強いピートスモークと調和した甘みが広がっていく味わいが感じられることでしょう。
熟成年数の長いマクネアーズを選ぶほど複雑な風味になるため、ロックでゆっくりと味わうのが合っています。
ロックの美味しい作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
マクネアーズをハイボールにすれば強いスモークが和らぐため、ライトなピートスモークに甘い飲み口が楽しめます。
ウイスキー初心者の方や、ロックやストレートで飲むとキツイと感じた方はハイボールを試してみましょう。
マクネアーズは、スペイサイドモルトとアイラモルトを融合させたブレンデッドウイスキーであり、それぞれの特徴が味わえます。
グレンアラヒーがキーモルトになっていることから、マクネアーズを飲んでからグレンアラヒーを飲んでみることで、マクネアーズの風味にどのような影響を及ぼしているのか考えてみるのも良いかもしれません。
最初に飲むならスタンダードな「マクネアーズ ラムリーク ピーテッド」または「マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年」がおすすめです。