ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
シングルモルトウイスキー松井は、鳥取県の松井酒造が製造するジャパニーズウイスキーです。
松井酒造では、倉吉・鳥取・山陰などさまざまなブレンデッドウイスキーが販売されていますが、シングルモルトウイスキーのブランドは松井となっています。
原料である大麦の風味が強く出ており、ラインナップごとに異なる風味が感じられるのが特徴です。
この記事では、シングルモルトウイスキー松井の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
松井酒造合名会社 - https://matsuiwhisky.com/
シングルモルトウイスキー松井は、鳥取県倉吉市にある倉吉蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
蒸留所の名称である倉吉はすでにブレンデッドウイスキーで発売されており、松井酒造の松井がシングルモルトウイスキーのブランド名に選ばれました。
シングルモルトウイスキーらしい原料である大麦の心地よい風味とビターな味わいをベースに、ラインナップごとにさまざまな個性が付与されています。
シングルモルトウイスキー松井の概要と製造方法を紹介します。
ジャパニーズウイスキーの種類を知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ジャパニーズウイスキーの種類!おすすめの美味しい銘柄をご紹介
1910年に鳥取県で創業した松井酒造は、古くから酒造業、焼酎製造業を行っており、2015年に倉吉蒸溜所を設立し、ウイスキー製造にも参画しました。
海外輸入した原酒を含むモルト原酒のみをブレンドしたピュアモルトウイスキー倉吉の販売を当初から開始します。
そのほかにも鳥取・山陰などの複数のブランドを展開しますが、自社のモルト原酒が熟成され、販売できるようになるには時間がかかるため、シングルモルトウイスキー松井をリリースするまで松井酒造はブレンデッドウイスキーを中心に展開しました。
これまで海外輸入の原酒を中心にリリースしてきた松井酒造から販売されたシングルモルトウイスキーであったため、注目されていました。
アメリカで最も権威のある酒類品評会のSWSC(SanFrancisco World Spirits Competiton)2022では、シングルモルトウイスキー松井がダブル金賞の受賞を果たし、世界的に評価を高めています。
松井酒造は海外や免税店限定のボトルもリリースしており、海外評価の高い日本の蒸溜所となっています。
倉吉について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
シングルモルトウイスキー松井は、倉吉蒸溜所で製造されています。
倉吉蒸溜所の特徴はブレンデッドウイスキーの製造を含めてさまざまなウイスキー樽を使用していることです。
日本を代表するウイスキー樽のミズナラ樽だけでなく、日本人であれば誰もが知るサクラを使用したウイスキー樽もあります。
加えてシェリー樽や、各種ワイン樽なども使用しており、熟成樽の幅が広いことが特徴です。
倉吉蒸溜所がある鳥取の自然を活用したウイスキー作りが海外でも評価されています。
倉吉蒸溜所の詳細を知りたい方はこちらのページにまとめています。
シングルモルトウイスキー松井の種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://shop.matsuiwhisky.com/products/detail/10
シングルモルトウイスキー松井 ミズナラカスクは、日本のウイスキー樽でも評価が高く人気のミズナラ樽で熟成した銘柄です。
大麦の香りと甘く爽やかな香りが重なり、甘くなめらかな味わいが感じられます。
ミズナラ樽熟成のジャパニーズウイスキーのシングルモルトを飲みたい方におすすめです。
画像引用:https://shop.matsuiwhisky.com/products/detail/9
シングルモルトウイスキー松井 ピーテッドは、ピート麦芽を使用した原酒を厳選したホワイトオーク樽で熟成させています。
ピート香が非常に上品であり、まろやかな果実の甘味が感じられます。
ピートスモークの効いているシングルモルトウイスキー松井を飲みたい方はこちらの銘柄を探すと良いでしょう。
画像引用:https://shop.matsuiwhisky.com/products/detail/8
シングルモルトウイスキー松井 サクラカスクは、サクラの木材で造った樽で熟成した珍しいシングルモルトです。
サクラの樽で熟成したことがわかるほど、甘いサクラの香りが鼻腔をくすぐり、大麦の甘味が感じられます。
日本人が愛する桜をコンセプトにしたサクラカスクに興味を惹かれた方におすすめです。
シングルモルトウイスキー松井のおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
シングルモルトウイスキー松井は、異なる味わいを持つ3種類の樽がラインナップであることから共通して飲みやすい飲み方はないかもしれませんが、最初に飲むならストレートから飲み進めるのが良いでしょう。
特にミズナラカスクの爽やかな風味を感じやすい飲み方となっているので、ミズナラカスクであればストレートで飲み続けるのがおすすめです。
サクラカスクやピーテッドは最初にストレートで飲んでから、ロックにするとすっきりした飲み口やなめらかな口あたりが楽しめるようになります。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
シングルモルトウイスキー松井は、加水しても美味しく飲むことが可能ですが、割り方は銘柄ごとに考えても良いかもしれません。
ミズナラカスクであれば加水は控えめに常温の水で割るトワイスアップ、ピーテッドであればスモークと相性が良く爽快感があるハイボールにするのもおすすめです。
一方で、サクラカスクは普通の水割りにすることでサクラの香りが広がるため、食事と合わせて楽しめます。
水割りの作り方とおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
シングルモルトウイスキー松井は、松井酒造からリリースされたシングルモルトウイスキーであり、SWSCを含めて海外を中心に高い評価を受けています。
ジャパニーズウイスキーは代表的な銘柄を含めて品薄状態にあることから、気になる方は入手できるうちに入手することをおすすめします。
ラインナップは複数あるため、好みで選ぶのが良いと思いますが、クセがなくストレートで飲みやすい万人受けする銘柄はミズナラカスクです。