ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
オールド・グランダッドは、老人の肖像がラベルに描かれているのが特徴のバーボンウイスキーです。
偉大なる祖父という意味を持つオールド・グランダッドは、レイモンド・B・ヘイデンがバーボンウイスキーの作り手として高い評価を得ていた祖父のベイゼル・ヘイデンを尊敬して付けた名称です。
時代に合わせて製法が変化していくバーボンも多いなかで、オールド・グランダッドは伝統的な製法を守り続けていながら、手軽に購入しやすくなっています。
この記事では、オールド・グランダッドの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
オールド・グランダッドは、現在、ケンタッキー州のクレルモンのジムビーム蒸留所で作られています。
ジムビーム蒸留所は、ジムビームの他にもオールドクロウなどのブランドを持っており、オールドグランダッドもジムビーム蒸留所が所有する銘柄のひとつです。
ビームサントリー社が蒸留所を所有していることから、サントリーがオールド・グランダッドの販売元になっています。
滑らかでありながらバーボンらしい重厚な味わいを持つこちらの銘柄は、バーボン愛好家から現在も支持を集めています。
オールド・グランダッドは偉大なる祖父という意味ですが、描かれる肖像はベイゼルヘイデンという人物です。
バーボンの先駆者と呼ばれ、バーボンの作り手として現在も評価されるベイゼルヘイデンは、オールド・グランダッドだけでなく、ベイゼルヘイデンという名前の銘柄が作られるほど愛されています。
オールド・グランダッドという名称を付けたのは、ベイゼルヘイデンの孫であるレイモンド・B・ヘイデンであり、祖父への敬意を込めて名前が付けられています。
オールド・グランダッドをブランド化するにあたってジ・オールド・グランダッド・ディスティラリー・カンパニーが設立され、禁酒法時代は薬用ウイスキーとして販売されました。
誕生年は1796年で100年以上の歴史がありますが、ベイゼルヘイデンの製法が元になったと考えれば、200年以上の歴史を持ったバーボンウイスキーです。
オールド・グランダッドの名前の由来となったベイゼルヘイデン、その孫であるレイモンド・B・ヘイデンの残した製法はジムビームで今も受け継がれています。
原料はトウモロコシの比率を抑え、ライ麦の比率を多くするマッシュビルの配合レシピを採用することで、昔のバーボンらしいスパイシーな味わいを実現しているのです。
また、オールド・グランダッドの銘柄名である80、114という数字はプルーフで示されたアルコール度数であり、それぞれ40度、57度であることを示しています。
ボンデッドというかつての同じ蒸留所で同じ年に熟成させた原酒のみを使用して、アルコール度数50%以上でボトリングするボトル・イン・ボンド法の基準を満たしたオールド・グランダッドもあります。
オールド・グランダッドの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/080686406020/
オールド・グランダッドのスタンダードボトルの立ち位置としてサントリーが販売している銘柄がプルーフ表記のアルコールが示された80(40度)です。
ライ麦の比率が大きい昔ながらのバーボンは、スパイシーな風味が強く、バニラやメロンのような甘味も感じられます。
入手しやすいことからもオールド・グランダッドを初めて飲むならこちらの銘柄がおすすめです。
画像引用:Amazon.co.jp
オールド・グランダッドをより高いアルコール度数でボトル詰めしたのが、114(57度)です。
アルコール度数が高くなったことでよりスパイシーになり、バーボンの個性的な風味が楽しめる1本となりました。
個性的なバーボンを味わいたい方は、数字の大きいオールド・グランダッドを探すのがよいでしょう。
画像引用:https://www.syurui.co.jp/products/0561
ボンデッドとは、ボトルド・イン・ボンド法の略称であり、昔ながらのバーボンウイスキーの製法の条件を満たした銘柄に付けられます。
スパイス感のある香りにレザーとタバコの風味が溶け込んでおり、ハチミツのような甘さが感じられる昔ながらのバーボンです。
オールド・グランダッドは昔のバーボンの味わいを引き継いでいますが、当時の味わいにより近いバーボンが飲みたい方はこちらの銘柄がおすすめです。
それでは、オールド・グランダッドのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
昔ながらのバーボンの味わいを楽しむならストレートかロックが基本になります。
オールド・グランダッドが持つ味わいをそのまま楽しめるストレートがおすすめです。
チェイサーを用意して、舌を麻痺させないようにゆっくり飲むようにしましょう。
オールド・グランダッドの中でもボンデッドはストレートで飲むことを推奨します。
ストレートで飲むことで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
オールド・グランダッド 80と114を飲む場合は、ストレートやロック以外にも水割りやハイボールを試してみるのもよいでしょう。
特に加水することで甘みが出るので、水割りにすることでオールド・グランダッドの新たな魅力を見つけられます。
ストレートを飲んでから、他の飲み方を試してみたい場合や、バーボン初心者の方でキツいと感じる場合は水割りも試してみましょう。
ウイスキーの水割りについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
オールド・グランダッドは、昔ながらのスパイシーなバーボンウイスキーです。
偉大なる祖父を尊敬し、作られたこちらの銘柄を飲みながら、自身の祖父母に思いを馳せながら飲んでみるのもよいかもしれません。
昔ながらの味わいであるため、マニア向けと思うかもしれませんが、80であれば入手しやすく、誰でも気軽に飲めるので試してみましょう。