ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ロックアイランド(ロックオイスター)は、ダグラスレイン社販売するアイランズ地域で製造されたウイスキーをブレンドしているスコッチウイスキーです。
ラベルデザインは牡蠣(オイスター)であり、当初はラベルデザインのとおりロックオイスターという名称でしたが現在の名称に改称されました。
アイランズで製造されたウイスキーは共通して海風を感じる潮気が感じられますが、ロックアイランドでは潮気に加えてスモーキーさやフルーティーな味わいが楽しめます。
この記事では、ロックアイランドの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ロックアイランドとは、大手ボトラーズのダグラスレイン社から販売されるアイランズ地域のウイスキーを中心にブレンドしたスコッチウイスキーです。
ダグラスレイン社ではスコットランドの各地域ごとのウイスキーのみをブレンドしたブランドを販売しており、ロックアイランドはアイランズ地域をテーマにしています。
スモーキーで海風を感じる潮気のある香りに、フルーティーで甘い味わいが楽しめる銘柄となっており、アイランズ地域で人気のウイスキーの特徴を感じられる銘柄です。
ロックアイランドの概要と製造方法を紹介します。
アイランズモルトを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
1948年に設立された大手ボトラーズのダグラスレイン社から販売されたスコットランドの各地域をテーマにした銘柄のひとつがロックアイランドです。
ロックアイランド以外にもアイラ地域をテーマにしたビッグピート、スペイサイド地域をテーマにしたスカリーワグ、ハイランド地域をテーマにしたティモラス ビースティ、ローランド地域をテーマにしたザ エピキュリアン、キャンベルタウン地域をテーマにしたザ ゴールドロンズがあります。
ラベルデザインが牡蠣であることから、当初はロックオイスターとして販売されていました。
しかし、名称が変更され、現在ではロックアイランドとして販売されるようになりましたが特徴的な牡蠣のラベルに変更はありません。
アイランズ地域のウイスキーの特徴を知りたい方に向けたダグラスレイン社から販売されるアイランズ地域をテーマにした珍しいウイスキーといえるでしょう。
アイラ、スペイサイド、ハイランドをテーマにしたダグラスレイン社から販売されている銘柄はそれぞれ以下の記事で紹介しています。
ロックアイランドを構成する原酒はアイランズ地域の中でも一部が公開されており、ジュラ蒸溜所とアラン蒸溜所の原酒になります。
ジュラもアランもアイランズ地域のなかでは、アイランズ特有の個性を感じさせながら、フルーティーで飲みやすい味わいのシングルモルトです。
さらに他のアイランズ地域で製造されている原酒もブレンドされているだけでなく、一部アイラ島のアイラウイスキーもブレンドされているようです。
そのため、正確にはアイランズ地域だけでなく、アイラ島を含めたスコットランドの島々で造られたウイスキーがブレンドされている銘柄といえます。
ダグラスレイン社の詳細はこちらのページで紹介しています。
ロックアイランドの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/5014218794557/
ロックアイランドは、ダグラスレイン社が販売する同銘柄のスタンダードボトルとなるノンエイジボトルであり、旧ボトルであれば「ISLAND」の文字が「OYSTER」となっています。
潮気を伴うピートスモークは甘く、フルーティーな甘さの後にコショウのスパイス感が感じられます。
スタンダードボトルでありながら複雑な風味が楽しめる完成度の高いボトルです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/5014218810912/
ロックアイランド 10年は、10年以上熟成させたジュラ、アランの原酒を中心にブレンドしたボトルです。
繊細なピートスモークにはシトラスなどの柑橘系の香味が伴い、麦芽の豊かな甘みと潮気とコショウの後味が効いてきます。
スタンダードボトルよりもワンランク上のロックアイランドを飲むなら、こちらの銘柄を探してみましょう。
画像引用:https://www.thewhiskyworld.com/rock-island-21-year-old-p8345
ロックアイランド 21年は、21年以上熟成された原酒をブレンドしたロックアイランドの長期熟成ボトルです。
濃厚なピートスモークとフルーティーな風味が口に広がり、バニラのような甘みとスパイス感が後から感じられます。
最高クラスのロックアイランドを飲みたい方におすすめです。
画像引用:https://craftcellars.ca/product/rock-island-mezcal-cask-edition-46-8-abv/
ロックアイランド メスカルカスクフィニッシュは、メキシコ特産の蒸留酒であるメスカルで熟成した樽でロックアイランドをカスクフィニッシュした限定ボトルです。
アイランズ地域の特徴である潮気が強調されており、塩辛い風味が中心となっています。
メスカルカスクフィニッシュのウイスキー自体が希少であるため、どのような味わいに仕上がるのか気になる方は探してみましょう。
ロックアイランドのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ロックアイランドが持つアイランズ地域の特徴である潮気やスパイシーさを楽しむならハイボールがおすすめです。
タリスカーをはじめ島で造られるウイスキーの独特な風味はハイボールにすることで飲みやすくなるだけでなく、ハイボールの爽快感と風味がマッチします。
ロックアイランドのコンセプトであるアイランズ地域の風味を楽しむならハイボールで飲みましょう。
ロックアイランドは、塩辛く個性的な風味だけでなく、甘い風味を持つことから甘さを味わうならストレートがおすすめです。
ストレートで味わうことで、スモーク香などの個性のなかにあるフルーティーな甘みを感じることができることでしょう。
ウイスキー初心者の方にはハイボールをおすすめしますが、ある程度ウイスキーを飲みなれている方はストレートでも味わってみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ロックアイランド(ロックオイスター)は、スコットランドでもアイランズ地域の特徴が感じられる銘柄であるため、アイランズモルトに興味がある方や、好きな方におすすめです。
スペイサイドやアイラとは異なり、地域として話題になることは少ないアイランズですが、ジュラやアランを中心に個々のシングルモルトの人気が高い地域でもあるため、アイランズのウイスキーのなかで一つでも好きな銘柄があれば飲んでみたいところです。
最初に飲むボトルは飲みやすいノンエイジのロックアイランドが良いでしょう。まだ、アイランズモルトを飲んだことがない方は、ロックアイランドを飲んでから個々の銘柄に触れていくのもおすすめです。