ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ローズバンクは、スコットランドのローランド地方で製造されるシングルモルトです。
蒸溜所の近辺にバラが多く咲いていたことが名前の由来であり、ローランドの王様とも呼ばれる銘柄になります。
ローランドウイスキーはライトな酒質で飲みやすい印象の方が多いと思いますが、ローズバンクも例外ではなく穀物の風味が感じられるシンプルな味わいが特徴です。
この記事では、ローズバンクの種類と味わい、おすすめの飲み方について紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.rosebank.com/
ローズバンクは、ローランド地方のローズバンク蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーになります。
ローランドの王様と呼ばれるほど高い知名度と評価を持っており、現在でも最高級のローランドモルトの呼び声が高いです。
アーモンドのようなナッティさやキャラメルのような香味を持っていますが、すべての風味の自己主張が強過ぎず、全体的にライトでフルーティーでフローラルな味わいに仕上がっています。
ローズバンクの歴史と製造方法について見ていきましょう。
1840年、ローズバンク蒸溜所は、ジェームズ・ランキンによって設立されましたが、その前身は1773年のキャメロン蒸留所による創業です。
積極的に拡張を行ってきた蒸溜所であり、その成功からローランドの王様と呼ばれるようになりました。
しかし、20世紀に入ってから成果を出すことができず、1993年に操業が停止されました。
その後も再開することなく、2008年には蒸留器と糖化槽が盗まれる事件が発生しています。
動きがあったのは2017年であり、イアン・マクロード社が蒸溜所を取得し、再び再建を目指します。
イアン・マクロードは、すでにグレンゴイン蒸溜所とタムドゥー(タムデュー)蒸溜所を所有しているブレンダー兼ボトラーズです。
すでに建物の基礎構造が崩れていることが指摘されているため、再建は困難をきわめますが、休止したローズバンクは新たな所有者のもとに復活が期待されています。
イアン・マクロードの所有する代表的なシングルモルトのグレンゴインについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ローランド地方のウイスキーは蒸留回数を3回にすることで、ライトな酒質かつフルーティーでフローラルな味わいになります。
ローズバンクも例外ではなく、3回蒸留によって造られるウイスキーです。
そして、蒸気の濃縮中に銅との接触を少なくするワーム管凝縮器を使っているのも特徴になります。
この製法により、ローズバンクに軽いだけではなく奥深い味わいが生まれているといえるでしょう。
ローズバンク蒸留所の詳細についてはこちらのページにまとめています。
ローズバンクの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://www.sake-kaitori.jp/menu/menulist/rosebank12y-unblended/
ローズバンク 12年は1980年代にリリースされた12年物のシングルモルトになります。
フローラルでフルーティーであり、クセがなくライトな酒質が特徴となっており、穀物の味わいがしっかりと感じられます。
ローズバンクのシングルモルトを飲みたい方はこちらのボトルを探すのも候補です。
画像引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/bacchus-barrel/rosebank12yo-udfloraandfauna.html
ローズバンクの12年物には種類があり、花と動物シリーズによるシングルモルト化になります。
ハチミツとオレンジの風味の中にしっかりと麦芽の味わいが感じられるスムースな口あたりのウイスキーです。
ローズバンクのシングルモルトを探すならこちらの銘柄も候補になります。
画像引用:https://e-singlemalt.co.jp/?pid=94872453
ローズバンクの21年物であり、2015年に限定販売された希少性の高いシングルモルトになります。
熟成年数を重ねたことでより華やかな味わいに仕上がっており、ミルクキャラメルのような心地よい甘さも魅力です。
長期熟成のローズバンクを試してみたい方は探してみることをおすすめします。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/whiskybank/ewb1101048/
蒸溜所の再開を記念してローズバンクはオフィシャルボトルとして、「オールドシングルモルトシリーズ」をリリースし、第二弾として31年物のローズバンクを販売しました。
ライム、レモングラス、コリアンダーなどの柑橘系の香りとハーブとバナナブレッドのフレーバーが特徴となっています。
ローズバンクが再開したとしても30年以上の長期熟成のウイスキーを飲めるのは、単純計算しても30年後であるため、興味がある方は入手が難しくなる前に購入を検討するのがおすすめです。
ローズバンクのおすすめの飲み方について紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ローズバンクは、刺激が少なくキツく感じるような抵抗がない、スムースな口あたりのウイスキーであるため、最初はストレートで飲むようにしましょう。
ストレートで飲むことでローズバンクが持つ本来の味わいを堪能可能であり、フルーティーでフローラルな風味を堪能できることでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事をチェックしてください。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ローズバンクは水割りといかず、数滴の水を垂らすだけでも香りや味が引き立ち、アルコール度数を下げる効果が期待できます。
割り水を多くして水割りで飲む場合は食中酒として、料理の味わいを損ねないことから相性が良いといえます。
希少性が高いことからも基本的にはストレートで飲むことをおすすめしますが、加水との相性は悪くないので、ストレートで飲んだ後に水割りを試すのも良いかもしれません。
ウイスキーの水割りについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
ローズバンクは、現在では希少性の高いシングルモルトとして12年物であっても入手が困難となっていますが、蒸留所がイアン・マクロード社によって復活した後であれば入手難易度は低くなることが予想されます。
しかし、1980年代にボトリングされたオールドボトルの価値は変わることはないので、昔のローズバンクを飲みたいと考えるならできる限り早く入手して飲むのが良いでしょう。
正式に復活したことで過去のボトルに需要が生まれる可能性があるので、注目される前に12年物のローズバンクから探すことをおすすめします。