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桜尾 シングルモルトの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.06.28 / 最終更新日:2024.06.28

桜尾 シングルモルトは、桜尾蒸溜所で製造されるジャパニーズウイスキーです。

ウイスキーとジンを製造する桜尾蒸溜所で新たにリリースされたシングルモルトであり、瀬戸内海に近い貯蔵庫で熟成されます。

スモーキーで潮気のあるフレーバーに、フルーティーで甘い味わいが楽しめます。

この記事では、桜尾 シングルモルトの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • 桜尾 シングルモルトの種類と味わいを紹介
  • 桜尾 シングルモルトのおすすめの飲み方を解説

桜尾 シングルモルトとは

画像引用:https://www.sakuraodistillery.com/

桜尾 シングルモルトは、日本の広島県廿日市市桜尾にある桜尾蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。

2018年に新たに蒸溜所を設立したサクラオブルワリーアンドディスティラリーは、2021年に新しくシングルモルト桜尾を発売しました。

桜尾蒸溜所では戸河内 シングルモルトもリリースされており、複数のシングルモルトブランドがあります。

桜尾 シングルモルトの概要、製造方法を見ていきましょう。

桜尾 シングルモルトの概要

1918年、中国醸造(現サクラオブルワリーアンドディスティラリー)が創業しました。

清酒や焼酎などを製造する100年以上に渡って続いてきた酒造会社であり、1938年~1989年にかけてウイスキーを製造しており、長らく製造が中止されてきました。

しかし、創業100周年となる2018年のタイミングで、これまで培った職人技術を活かしたウイスキーを製造する桜尾蒸留所を設立したことで、ウイスキーの製造を再開します。

2021年に桜尾 シングルモルトを発売、同時に戸河内 シングルモルトも発売しました。

桜尾蒸溜所ではすでに戸河内ウイスキーと呼ばれるブレンデッドウイスキーをリリースしており、同名の銘柄もあります。

桜尾は蒸溜所の名前を冠しており、同名のジンもリリースされました。

桜尾と戸河内、2つのブランド名が桜尾蒸溜所を象徴するブランドとなっています。

戸河内ウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

戸河内ウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方

桜尾 シングルモルトの製造方法

桜尾 シングルモルトは、3年以上熟成させた4種類の樽の原酒を使用しています。

蒸溜所は北に中国山地、南に瀬戸内海と山と海の両方の自然環境を有する広島県に位置しており、これを利用して熟成庫を2か所儲けることで、風味の異なるウイスキーを造り分けていることが特徴です。

桜尾の熟成は桜尾貯蔵庫で行われ、近くに瀬戸内海があることから、海辺で製造されたウイスキーの特徴を持ちます。

戸河内 シングルモルトとの違いは、熟成させる場所や使用するウイスキー樽が異なり、トンネル熟成かつバーボン樽を使用していることから、潮気がなくすっきりした風味を持つ点です。

瀬戸内海の熟成環境は、気温差の激しさから熟成スピートが早まりやすいため、短い熟成年数であっても完成度を高めた銘柄を製造できます。

桜尾蒸溜所の詳細はこちらのページで紹介しています。

桜尾蒸留所 - 中国醸造

桜尾 シングルモルトの種類と味わい

桜尾 シングルモルトの種類と味わいを紹介します。

  • 桜尾 シングルモルト
  • 桜尾 シングルモルト シェリーカスク
  • 戸河内 シングルモルト

桜尾 シングルモルト

画像引用:https://www.sakuraodistillery.com/singlemalt/?id=sec-01

桜尾 シングルモルトは、3年以上瀬戸内海の自然環境で熟成された4種類の樽をヴァッティングさせて製造したシングルモルトウイスキーです。

甘く華やかなエステリー、レーズン・オレンジ・桃のようなフルーティーで甘い香りが特徴的です。

甘みのある味わいに、程よい酸味と渋みがあり、複雑な味わいであり、瀬戸内海の熟成環境が生み出すスモーキーで潮気のある風味も感じられます。

海に近い日本の自然が生み出したシングルモルトであり、アイラやアイランズのウイスキーが好きな方に向いています。

桜尾 シングルモルト シェリーカスク

画像引用:https://www.sakuraodistillery.com/singlemalt/

桜尾 シングルモルト シェリーカスクは、厳選されたシェリー樽の原酒を使用したシングルモルトです。

瀬戸内海由来の潮気のある香りに、シェリー樽由来のレーズンやカカオの濃厚な甘みが広がります。

さくらんぼのような甘い味わいがピート香と調和していることが特徴です。

シェリー樽熟成にこだわるなら、こちらの桜尾がおすすめになります。

戸河内 シングルモルト

画像引用:https://www.sakuraodistillery.com/singlemalt/

戸河内 シングルモルトは、桜尾蒸溜所がリリースするもう一つのシングルモルトブランドで、桜尾とは異なる味わいを持ちます。

バーボン樽由来のバニラの甘い香り、りんごやメロンのようなフルーティーな風味が特徴的です。

口に含んだときの甘さはすっきりとしていて、穏やかな風味を持っています。

桜尾 シングルモルトとは対称的な味わいをしていますが、同じ桜尾蒸溜所がリリースしているシングルモルトであるため、気になる方はこちらも飲んでみましょう。

桜尾 シングルモルトのおすすめの飲み方

桜尾 シングルモルトのおすすめの飲み方を解説します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

桜尾 シングルモルトは、ストレートで飲むことで複雑な風味を余すことなく味わえます。

潮気のあるスモーキーさと、フルーティーな甘みを中心とした複雑なフレーバーが楽しめるところが魅力です。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ハイボール

桜尾 シングルモルトは、ハイボールにすることでピート香とも相性が良く、爽快感のある味わいが魅力的です。

酸味のあるフレーバーが強調されるため、ハイボールを飲む際に爽快感を大事にしたい人にもおすすめになります。

ハイボールにおすすめの高級ウイスキーはこちらの記事で紹介しています。

ハイボールに合う高級ウイスキーのおすすめ銘柄10選!

まとめ

桜尾 シングルモルトは、蒸溜所の設立が2018年で、まだまだ熟成年数の長い原酒の用意ができていないことから、今後のリリースに期待が持てる蒸溜所です。

現在リリースされているシングルモルトは3年以上熟成の若い原酒を使用しているため、熟成年数の長いボトルが販売されることにより、愛好家の評価も高まる可能性があります。

また、すでに東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC2022)で戸河内は金賞を受賞していることから、桜尾蒸溜所のポテンシャルの高さがうかがえます。

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