山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
サッポロウイスキーは、札幌酒精工業が販売している北海道の地ウイスキーになります。
札幌酒精工業は焼酎を中心とする酒類を販売するメーカーであり、37%や40%のように銘柄名にアルコール度数を表記していることが特徴です。
フルーティーかつナッツのような風味があることが特徴であり、カラメルのような甘みと苦みもあります。
この記事では、サッポロウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
サッポロウイスキーは、その名のとおり北海道の札幌酒精工業が販売する地ウイスキーです。
ただし、北海道で製造された原酒を使用しているのではなく、スコットランドから輸入した原酒を改めて北海道という環境で熟成した後にボトル詰めするボトラーズ形式で販売されています。
甘みのあるフルーティーさの他には、ナッツのような風味とカラメルのような甘みと苦みが感じられる複雑な風味を銘柄です。
サッポロウイスキーの歴史と製造方法について見ていきましょう。
札幌酒精工業は、札幌に本社を持つ1933年に創業した総合酒類メーカーです。
焼酎を中心に酒類の販売を行ってきた実績があり、甲類焼酎のサッポロソフトは札幌酒精工業の主力商品でもあります。
札幌酒精工業は新しいチャレンジに意欲的に取り組む企業であり、酒造メーカーでありながら北海道産の有名なサツマイモとして知られるコガネセンガンの栽培を自社で行い、焼酎の製造まで一貫して行う新工場を設立し、本格芋焼酎の喜多里を販売しました。
焼酎はウイスキーと同じ蒸留酒であることから、札幌酒精工業はラインナップを拡大するため、焼酎だけでなくウイスキー造りにも意欲的に取り組むようになりました。
自社で蒸溜所は持たないものの、海外からスコットランド産の原酒を輸入して、北海道の地で熟成させ、育てた原酒をボトリングして販売しています。
先ほども紹介したとおり、札幌酒精工業は蒸溜所を所有していないため、スコットランドの蒸溜所からウイスキーを輸入しています。
ただし、熟成は長い期間にわたって札幌の環境によって行われており、ボトリングなどの割り水は札幌の手稲山の伏流水が使用されているのが特徴です。
北海道という環境によって熟成の効果が決まることから、正確には札幌生まれのウイスキーではないかもしれませんが、札幌育ちのウイスキーといえるでしょう。
自社の環境で熟成されたウイスキーをボトラーズ形式で販売しているのがサッポロウイスキーになります。
ボトラーズについて詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
ボトラーズウイスキーとは? 3つの特徴と7つのブランドを紹介
サッポロウイスキーの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://www.sapporo-shusei.jp/product-5/
サッポロウイスキーのなかでもアルコール度数が一番低い37%の銘柄であり、度数が低いことから飲みやすい味わいが特徴です。
ナッツの風味とモルトの甘みが感じられ、飲み口がすっきりしており、ハイボールにするとフルーティーな香りも感じられます。
北海道の地ウイスキーであるサッポロウイスキーを初めて飲むなら安価で購入しやすい37%から試すことをおすすめします。
画像引用:https://www.sapporo-shusei.jp/product-5/
アルコール度数が3%上昇して40%になり、本場スコットランドで販売されているウイスキーと同じアルコール度数の基準になりました。
スタンダードと比較して口当たりが滑らかになり、柔らかい印象を持つようになったことから、より飲みやすくなった印象です。
価格は上昇しますが、37%よりも飲みやすさを重視するならこちらがおすすめになります。
画像引用:https://www.sapporo-shusei.jp/product-5/
通常ラインナップのサッポロウイスキーのなかでも最高クラスの質を持つことを示すSSランクのアルコール度数43%のウイスキーになります。
香りはより繊細になり、味わいにはコクが生まれ、深い味わいに仕上がりました。
北海道に行く機会があり、ウイスキー好きの方にお土産を購入したいときにこちらの銘柄はプレゼントしやすい銘柄となっています。
画像引用:https://www.sapporo-shusei.jp/product-5/
北海道の蝦夷(えぞ)の名を冠するサッポロウイスキーの数量限定販売のブレンデッドウイスキーになります。
カラメルの甘みと苦みがあり、スモークや山椒のようなスパイシーさが感じられる銘柄です。
限定販売であるものの具体的な製造本数は分かっていませんが、終売する可能性もあるので気になる方は飲んでみましょう。
サッポロウイスキーのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイボールは、サッポロウイスキー37%を中心に公式サイトでも推奨されている飲み方です。
ハイボールにすることでさわやかで爽快感のある風味になり、サッポロウイスキーが飲みやすくなります。
飲み方に迷う場合は、ハイボールから試すのがおすすめです。
公式サイトでハイボールの次に推奨されている飲み方が水割りであり、サッポロウイスキーのラインナップの多くは自己主張が激しくないので食中酒にもなります。
北海道の海鮮類を使用した和食などのお供にサッポロウイスキーの水割りを飲むと充実した食事になることでしょう。
水割りの作り方やおすすめ銘柄についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
サッポロウイスキーは北海道の地ウイスキーであり、比較的安価で購入できることから普段飲みのウイスキーにもなります。
ほかの安価な国産ブレンデッドウイスキーと同様にハイボールとの相性が良いので、興味を持った方は試してみましょう。
ラインナップはいくつかありますが、一番安価な銘柄が37%であり、アルコール度数が高いほど価格が上昇し、ウイスキーの質も高まっていく傾向にあります。