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- ウイスキー基礎知識
シングルモルトウイスキーはブレンデッドウイスキーと比較して値段が高いウイスキーであり、ブレンデッドでは味わえない個性を楽しめます。
同じシングルモルトで比較して安いといえるのは5,000円未満の予算で購入できる銘柄になりますが、5,000円程度であれば値段に糸目をつけずに購入するほうが自分に合ったシングルモルトを購入しやすいという考えもあります。
しかし、それでもシングルモルトをまずは気軽に飲んでみたいので、美味しくて安い銘柄を求めるなら3,000円程度の予算からシングルモルトを選ぶと良いでしょう。
この記事では、美味しくて安いシングルモルトウイスキーの特徴とおすすめ銘柄を紹介します。
シングルモルトウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのモルトとは?モルトウイスキーの種類と飲み方を紹介!
この記事のポイント
安いシングルモルトウイスキーの特徴は3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
シングルモルトウイスキーは、12年などの熟成年数が表記されたボトルがスタンダードとなっているケースが多いです。
しかし、12年物よりも手軽に購入できるシングルモルトを販売するために、ノンエイジのボトルが造られることがあります。
ノンエイジボトルは、特殊なカスクで熟成した原酒を使用したボトルなどの例外を除いて、熟成年数の表記されたボトルよりも安く販売され、スタンダードボトルの立ち位置になることがあります。
安いシングルモルトウイスキーを探すなら、熟成年数が表記されていないシングルモルトを探しましょう。
年数表記がないノンエイジウイスキーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
年数表記がない「ノンエイジウイスキー」の魅力とおすすめの銘柄とは
熟成年数が表記されていないノンエイジボトルを販売する蒸溜所は、シングルモルトの販売にも力を入れている蒸溜所が多いです。
なぜなら、シングルモルトは12年熟成でも人によっては高く感じることから、少しでも安いノンエイジを販売することで、多くの人にシングルモルトを飲んで欲しいという狙いがあります。
そのため、ノンエイジで安いシングルモルトをラインナップに入れている蒸溜所はシングルモルトに力を入れていると考えることができます。
ラインナップ数もノンエイジも含めて非常に多い蒸溜所もあり、ラインナップ数が多ければ、一番安いシングルモルトの値段も下がりやすいといえるでしょう。
インターネットなどでシングルモルトを探していると、非常に安い価格で有名なシングルモルトを販売していることに驚くかもしれません。
しかし、よく見るとボトルの容量が700mlではなく350mlなどのハーフボトルや、50mlの量り売りで販売されている商品であり、販売形式が異なるために安くなっていることがほとんどです。
購入する前に容量の数字を確認すれば販売形式の違いは簡単にわかりますが、見落とした結果、ボトルのサイズが非常に小さかったり、量り売りで届いたということがないように商品概要は確認するようにしましょう。
安くて美味しいシングルモルトウイスキーのおすすめ銘柄を紹介します。
画像引用:https://www.glengrant.com/
グレングラント アルボラリスは、シングルモルトでもトップクラスに安いウイスキーであり、ウイスキー初心者の方がシングルモルトを楽しむために造られた銘柄です。
そのため、非常に優しい味わいに仕上がっており、フルーティーで甘い味わいが楽しめる王道的なスペイサイドウイスキーとなっています。
シングルモルトを安く気軽に飲みたい方にグレングラントのノンエイジボトルはおすすめできます。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/5000299609347/
ザ・グレンリベット ファウンダーズ リザーブは、シングルモルトの王道であるグレンリベットのノンエイジであり、12年物よりも安く飲みやすい商品です。
柑橘系のアロマとフルーティーでクリーミーな味わいが特徴的であり、シングルモルトでも知名度の高いウイスキーを安く味わえます。
美味しくて安いかつ、人気の高いシングルモルトを飲みたい方におすすめです。
シングルモルトウイスキーのザ・グレンリベットとは?種類も紹介!
画像引用:https://www.glenmoray.com/classic-single-malt
グレンマレイ クラシックは、グレンリベットと同じスペイサイドで造られたシングルモルトであり、そのノンエイジボトルです。
ハーブのようなアロマと、バタースコッチのような香りが特徴的であり、柑橘系の果実の風味があります。
後味はどこか微炭酸のような爽快感が感じられるシングルモルトウイスキーとなっています。
画像引用:https://www.miraido-onlineshop.com/item/3-glentur-12-01/
グレンターナー 12年は、グレンマレイと同じグレンマレイ蒸留所で製造されたシングルモルトブランドであり、12年物のシングルモルトでありながら安いことが特徴です。
花のアロマが特徴的であり、グレンマレイでも感じられる柑橘系のフルーティーな風味があり、後味はドライなものになっています。
グレンマレイ蒸溜所は、フランスのラ・マルティニケーズ社がオーナーのもと、シングルモルトの販売に力を入れている蒸溜所です。
画像引用:https://www.lochlomondwhiskies.com/products/original-single-malt?variant=44030407835862
ロッホローモンド クラシックは、シングルモルトだけでなくグレーンウイスキーなどの販売にも力を入れているラインナップでいえばトップクラスのロッホローモンド蒸溜所のシングルモルトのスタンダードボトルになります。
ほのかにピートスモークを感じる香りと、バニラの甘さとオイリーな味わいが特徴です。
リニューアルを重ねているボトルであり、ウイスキー初心者の方もシングルモルトの魅力がわかる銘柄に進化しています。
画像引用:https://tomatin.com/home-1/
トマーティン レガシーは、トマーティンのノンエイジボトルであり、ラインナップの多いトマーティンのなかでも入手しやすい銘柄です。
バニラとシナモンのアロマに、フルーティーでスパイシーな味わいが感じられる、シングルモルトの個性が堪能できるボトルです。
しかし、シングルモルトのなかでも飲みやすいことからウイスキー初心者向けの銘柄となっています。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777287426/
アードモア レガシーは、個性の強いスコッチのシングルモルトであり、日本ではサントリーが販売しています。
スコッチ特有のスモークとスパイシーかつドライな味わいから、一癖あるシングルモルトを飲みたい方におすすめです。
しかし、アイラウイスキーと比較すればスコッチでも個性は弱めとなっているため、ウイスキー初心者の方も飲みやすい銘柄です。
画像引用:Amazon.co.jp
アイリークは、蒸溜所の名称を公開しないアイラウイスキーのシングルモルトであり、名称を公開していないことからシングルモルトであっても安く購入できるようになっています。
薬品を思わせるような強いスモークと、スパイシーでオイリーな口あたりが特徴であり、安くありながらアイラウイスキーの特徴が感じられます。
シングルモルトで人気のアイラウイスキーを安く購入して味わいたい方はこちらの銘柄を選択しましょう。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/buskersinglemalt/
バスカー シングルモルトは、スタンダードボトルはブレンデッドウイスキーですが、シングルモルトウイスキーもスタンダードと同様に低価格で販売されていることが特徴です。
バスカーはフルーティーで甘い味わいが特徴ですが、シングルモルトではりんごの風味が強く、クリーミーな余韻が楽しめます。
アイリッシュウイスキーのシングルモルトを味わうなら、ブレンデッドウイスキーよりもこちらのほうが美味しいという意見もあるバスカーから飲み進めてみましょう。
画像引用:Amazon.co.jp
ポールジョン ニルヴァーナは、インディアンウイスキーのシングルモルトであり、日本でも安く購入できる銘柄となっています。
フルーツケーキとバーボン樽のバニラやキャラメルの香りが感じられ、塩気のある大麦とはちみつの甘い味わいが特徴的です。
5大ウイスキー以外のシングルモルトを安く飲むなら、こちらのポールジョンは初心者も含めて気軽に飲みやすい銘柄となっています。
安くて美味しいシングルモルトウイスキーを紹介しましたが、初心者向けの銘柄が多いことから安いシングルモルトから試すのも選択肢のひとつです。
また、シングルモルトの販売に力を入れている蒸溜所も多いことから、ノンエイジが気に入ったのであれば、ワンランク上のボトルにも挑戦してみることをおすすめします。
今回紹介した銘柄は記事執筆時点において、3,000円~4,000円程度の予算で購入できることから、シングルモルトを低価格で気軽にチャレンジできることでしょう。
ワンランク上の5,000円前後の予算で購入(プレゼント)できるウイスキーはこちらの記事で紹介しています。