山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスクとは、14年間熟成した原酒の一部をコニャックカスクで6ヶ月間熟成させたシングルモルトウイスキーです。
コニャックカスクで熟成させることによって、通常のザ・グレンリベットとは異なる上品で濃厚な甘い味わいが楽しめます。
ザ・グレンリベットの飲みやすさはそのままに、コニャックを思わせる風味が調和した一定の熟成年数を持つボトルです。
この記事では、ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションの味わいとおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.theglenlivet.jp/our-whisky/cc-14.html
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 6,980円 |
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションは、ザ・グレンリベット蒸溜所で製造されるシングルモルトのラインナップのひとつです。
他のラインナップとの違いはスタンダードボトルである12年よりも2年多く熟成した14年熟成であることだけでなく、コニャックカスクで一部の原酒をカスクフィニッシュしていることが挙げられます。
そのため、熟成年数が引き上げられただけでなく、コニャックカスクの特徴的な風味を味わえるボトルです。
ザ・グレンリベットでは、12年・18年などスタンダードな熟成年数表記のボトルだけでなく、「15年 フレンチオーク・リザーブ」のように熟成年数が異なるだけでなく、使用する樽によって個性を出す銘柄が存在します。
スタンダードなザ・グレンリベットをさらに熟成させる完成度だけでなく、コニャックカスク熟成による味わいの変化を楽しめるのが魅力です。
ザ・グレンリベットの種類と味わい、スタンダードボトルであるザ・グレンリベット 12年については以下の記事をチェックしてください。
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションは、グレンリベットのスムースで飲みやすい口あたりと、コニャックカスク熟成による濃厚な果実の風味が調和したボトルです。
コニャックカスク由来のレーズンのような香りが強く感じられ、ハチミツやオークのスパイシーさがあります。
口に含むと様々な果実のフルーティーさが広がり、甘みだけでなく苦味が出てくるため味わいが複雑となり、複層的な味わいが特徴的です。
余韻は甘く、長く続くフィニッシュとなっています。
ザ・グレンリベットが好きな方はもちろん、コニャックが好きな方にもおすすめの味わいです。
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションのスペイサイドモルトらしい風味とコニャックの風味の調和をそのまま味わうならストレートがおすすめです。
コニャックカスク由来の香りや味わいの印象が強いですが、口あたりは驚くほどなめらかで飲みやすいことから、グレンリベットらしさが確認できます。
ザ・グレンリベットをコニャックカスクで熟成させただけでなく、熟成年数も14年以上としていることから、ストレートで飲みやすいボトルです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションのハイボールは、コニャックカスクの特徴が前面に出ていたストレートとは打って変わってフルーティーさが特徴的になります。
グレンリベットらしい洋ナシや青リンゴの果実感の中にコニャック樽由来のブドウのような風味が加わり、フルーツソーダを思わせるような味わいです。
同じウイスキーであっても飲み方によって風味が大きく変化する良い例であり、1つのボトルで全く異なる味わいを楽しめます。
ハイボールに合うスコッチウイスキーについてはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションはストレートまたはハイボールがおすすめですが、コニャックが好きで味わいを寄せたい場合は水割りなどの加水する飲み方も選択肢になります。
コニャックカスクの風味を重視するなら、水割りほど加水するのではなく、ワンドロップなど少量の加水がおすすめです。
飲みやすさを重視する場合や、食中酒にしたい場合は、加水の量を増やして水割りなども試してみましょう。
水割りの作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
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熟成年数 | 主な熟成樽 | 特徴 |
12年 | アメリカンオーク樽 | フルーティーで飲みやすい |
14年 | コニャックカスク | コニャックを思わせる濃厚な甘さ |
15年 | フレンチリムザンオーク | リッチでクリーミーな味わい |
ザ・グレリベットの12年・14年・15年は、熟成年数と使用する主な熟成樽の違いから味わいにも違いが生まれています。
12年はザ・グレンリベットの基準となるスタンダードなボトルであることから、ザ・グレンリベットを飲んだことがない方にとってエントリーボトルといえる立ち位置です。
一方で、14年と15年熟成年数は1年の差になりますが、熟成樽が異なることから、全く違う味わいを楽しめます。
スタンダードなザ・グレンリベットが飲みたいなら12年、ザ・グレンリベットの新しい味わいを開拓するなら好みによって14年・15年を選択しましょう。
ザ・グレンリベット 15年 フレンチオーク リザーブを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ザ・グレンリベット 15年 フレンチオーク リザーブとは? 味わいとおすすめの飲み方
良い評判 | 悪い評判 |
コニャックの風味が良い | コスパは悪い |
マイルドで飲みやすい | 12年で十分 |
ウイスキー初心者も楽しめる | - |
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションは、ウイスキーでありながらコニャックの風味がすることが印象深く、コニャックを飲んだことがない人にも受け入れられる味わいのボトルのようです。
一方で、価格が高いことからハイボールで飲む際のコスパの悪さを指摘する声もあり、12年と比較すると価格の安い12年で良いという意見もありました。
ウイスキー初心者も飲みやすいことから、味わいにおいて大変好評な銘柄となっています。
ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクションは、コニャックカスクを使用して熟成させたザ・グレンリベットであり、コニャックの風味が楽しめるウイスキーです。
ザ・グレンリベットが好きな人、コニャックが好きな人だけでなく、ウイスキー初心者の方も挑戦しやすいことから、飲み手を選ばないボトルとなっています。
コニャックから想起される紫色を基調としたラベルデザインで14と表記されたザ・グレンリベットを探してみましょう。