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トップバリュ ウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.04.29 / 最終更新日:2024.04.29

トップバリュ ウイスキーとは、南アルプスワインアンドビバレッジが製造し、イオンで販売される国産のブレンデッドウイスキーです。

トップバリュとはイオンのプライベートブランドであり、標準品質と低価格を両立することを目指す商品を販売しています。

現在では、SNAZZ(スナズ)ウイスキーとしてイオンから販売されており、リニューアル前と比較して味わいも変化しています。

この記事では、トップバリュ ウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • トップバリュ ウイスキーの種類と味わいを紹介
  • トップバリュ ウイスキーのおすすめの飲み方を解説

トップバリュ ウイスキーとは

トップバリュ ウイスキーは、イオンのプライベートブランドのウイスキーであり、南アルプスワインアンドビバレッジ社が製造している国産ブレンデッドです。

イオングループの店舗で低価格で販売されているウイスキーであり、日本の小売業界で代表的な企業が販売していることから多くの注目が集まった銘柄となっています。

アルコール度数は37%と低く、公式サイトの表記では香りよく、まろやかな味に仕上げ、なめらかな口あたりが楽しめると書かれています。

トップバリュ ウイスキーの概要と製造方法を見ていきましょう。

トップバリュ ウイスキーの概要

トップバリュ ウイスキーは、イオングループの店舗で販売され、山梨県の南アルプスワインアンドビバレッジで製造されるウイスキーです。

南アルプスワインアンドビバレッジは、セブン&アイ・ホールディングスの系列店舗で限定販売されているハリスホークという銘柄も製造しています。

トップバリュブランドではかつて合同酒精を製造元としてウイスキーが販売されていたため、こちらのウイスキーが実質的な初代トップバリュ ウイスキーとなっています。

オエノングループの合同酒精はウイスキー香薫という銘柄を製造している企業です。

2023年1月までトップバリュ ウイスキーとして販売されていましたが、2023年2月にリニューアルされ、現在はSNAZZ(スナズ)ウイスキーとして販売されるようになりました。

トップバリュ ウイスキーの製造方法

トップバリュ ウイスキーは、モルト、グレーンのウイスキーの原酒にスピリッツを加えた国産ブレンデッドウイスキーです。

モルト、グレーンのウイスキー原酒は11%以上使用しており、スピリッツの使用が89%未満となっています。

ブレンデッドウイスキーにおいて、モルト原酒・グレーン原酒以外のスピリッツが使用されるのは、1900年代の国産ウイスキーでは珍しいことではありませんでした。

近年においてもトップバリュ ウイスキーに限らず低価格を重視する銘柄で、ウイスキー以外のスピリッツをブレンドする国産ブレンデッドウイスキーが確認されています。

日本の酒税法においても、ウイスキーとして販売することに問題はないブレンデッドウイスキーとなっています。

ただし、日本洋酒酒造組合が制定する自主基準において、こちらの銘柄はジャパニーズウイスキーとは認められていません。

現行の酒税法ではトップバリュ ウイスキーはウイスキーとして販売が可能であり、自主基準においてはジャパニーズウイスキーとして認められていないことが現状です。

ジャパニーズウイスキーの定義についてはこちらの記事で紹介しています。

「ジャパニーズウイスキー」の定義とは?

トップバリュ ウイスキーの種類と味わい

トップバリュ ウイスキーの種類と味わいを紹介します。

  • トップバリュ ウイスキー (合同酒精)
  • トップバリュ ウイスキー(南アルプスワインアンドビバレッジ)
  • トップバリュ ウイスキー 3年熟成樽仕込み
  • トップバリュ SNAZZ(スナズ)ウイスキー

トップバリュ ウイスキー (合同酒精)

画像引用:https://www.topvalu.net/

合同酒精を製造元として販売されていたトップバリュ ウイスキーであり、初代に発売されたボトルとなっています。

「口あたりがよく飲みやすい」「風味豊かなモルトウイスキーと軽やかな味わいのグレーンウイスキーをブレンドしました」とラベルに書かれています。

当時は720mlで598円と言う低価格で販売されていました。

トップバリュ ウイスキー(南アルプスワインアンドビバレッジ)

画像引用:https://www.topvalu.net/

南アルプスワインアンドビバレッジが製造元に変わった後に販売されたトップバリュ ウイスキーであり、ボトルデザインが大きくリニューアルされています。

人工甘味料のようなフルーツを思わせる甘さがあり、使用するスピリッツからウイスキーであることに疑問を覚える声はあるものの、飲みやすさは評価されることがあります。

トップバリュ ウイスキー 3年熟成樽仕込み

画像引用:https://www.topvalu.net/

3年熟成のウイスキー原酒を使用したトップバリュ ウイスキーです。

ウイスキー文化研究所が発刊するウイスキーガロアの専門誌でこちらのウイスキーの評価が公開されました。

「ソーダや水で割ることで香味が変化し楽しい。」、「安くて旨い佳酒は数多ある。それが無理にウイスキーである必要はない。挑戦する勇者を止めはしない。」と評されました。

トップバリュ SNAZZ(スナズ)ウイスキー

画像引用:https://www.topvalu.net/

2023年2月からリニューアルされて販売されるようになったトップバリュのウイスキーです。

以前販売されていたトップバリュのウイスキーと比較するとウイスキーの比率が増しており、味わいの方向性に大きな変化はないものの、ウイスキーらしさは増しています。

2,700mlのボトルから、1,800mlの紙パックでも販売されており、多種多様な販売形態を取っています。

トップバリュ ウイスキーのおすすめの飲み方

トップバリュ ウイスキーは、多くの国産ブレンデッドウイスキーと同様にハイボールなど水や炭酸水で割ることを想定して製造されている低価格のウイスキーです。

イオンのプライベートブランドであることから広く飲まれており、その中でもストレートで味の素を加えるという飲み方も確立されています。

通常ストレートでは飲みにくいと感じやすい味わいになりますが、工夫によってはまろやかで飲みやすい味わいに変化させることもできるようです。

価格が安いことから、さまざまな飲み方を試して飲むことに楽しみを見出せる銘柄といえるでしょう。

コスパの良いハイボールの飲み方とおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説

まとめ

トップバリュ ウイスキーは、イオンのプライベートブランドで低価格で販売されている国産ブレンデッドウイスキーです。

ウイスキー以外のスピリッツのブレンドが非常に多いですが、日本の酒税法ではウイスキーとして認められています。

発売してからリニューアルを重ねていることから、今後もリニューアルが予想されます。

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