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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーの蒸溜所のなかには、製造の様子を一般の人々にも公開する見学ツアーを開催している場合があります。
見学ツアーに参加することで、蒸溜所の見学が可能になり、ウイスキーを製造する設備や、製造される様子を間近で見ることが可能です。
ほかにもツアーに参加することで、見学した蒸溜所のウイスキーが飲める魅力もあります。
この記事では、ウイスキー蒸溜所の見学ツアーの魅力と参加のポイントを紹介し、国内でツアーを開催している3つの蒸溜所を紹介します。
この記事のポイント
蒸溜所はウイスキーが製造されている工場ですが、ほかの工場と同様に見学ツアーが開催されている場合があります。
見学ツアーが開催されている蒸溜所では、ツアーに参加することで施設や製造の様子などの見学が可能です。
そのほかにもブレンダーのテイスティング体験などが可能であり、蒸溜所のウイスキーを飲むこともできます。
もちろん、見学ツアーの内容は蒸溜所によっても異なるため、開催する蒸溜所によってその魅力は変わってくるといえるでしょう。
ウイスキー好きの方であれば、一度は蒸留所の見学ツアーに参加したいところです。
蒸溜所ごとに見学ツアーの内容が異なることから、見学ツアーに魅力を感じたのであれば、国内だけでなく海外のツアーも含めて複数の見学ツアーに参加して、ウイスキーに対する新しい楽しみを見出す体験をしてみましょう。
見学ツアーの内容は蒸溜所ごとに異なりますが、一般的にウイスキー蒸溜所で体験できる見学ツアーの魅力を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウイスキーの蒸溜所を見学すれば、順々にウイスキーを製造する設備をまわることから、基本的な製造方法を理解できます。
ウイスキーの製造は、下記の7つの工程にわけておこなわれる仕組みです。
それぞれの製造をおこなう設備を最初から見てまわれることから、蒸溜所を見学するだけでウイスキーの基本的な製造方法を理解できるはずです。
ウイスキー初心者の方で、ウイスキーの基本的な製造方法を実際に自分の目で見て知りたい方は、蒸溜所の見学はおすすめになります。
事前の勉強を含めて、ウイスキーの製造方法を文章で学びたい方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
ウイスキーの製造方法は? 原料からボトル詰めまでの流れを解説
蒸溜所の見学ツアーの魅力は、蒸溜所の設備を間近で見られる点です。
特にウイスキーの製造設備で気になる特徴的なものを挙げるなら、形状が特殊で蒸溜所によってもその種類は異なるポットスチル(蒸溜器)ではないでしょうか。
ウイスキーの蒸溜に使用されるポットスチルは、稼働している状態にあれば、スチルからウイスキーの原酒が滴る様子が見られます。
ポットスチルを含む設備は蒸溜所ごとに異なるため、複数の蒸溜所の見学ツアーに参加すれば、その違いを理解できます。
自分の好きなウイスキーが製造される様子が間近に見られるということは、ウイスキーファンにとってたまらない体験です。
ツアーに参加しなければ見ることができない希少な体験ができることが、蒸溜所見学の大きな魅力となっています。
ウイスキー好きの方が気になることは、やはり実際に見学した蒸溜所のウイスキーを飲めることではないでしょうか。
多くの蒸溜所でテイスティング体験などのウイスキーを飲む機会が用意されており、蒸溜所で実際に製造されたウイスキーを飲むことが可能です。
また、蒸溜所によっては、ボトル詰めをする前の加水をしていない販売前の樽出しの状態のウイスキーを飲めることも魅力のひとつです。
樽出しの状態のウイスキーは販売されているウイスキーよりも、風味が濃厚に感じられやすく、初めて飲んだ方は衝撃を受ける方も多くいます。
蒸溜所の希少なウイスキーを飲めるのは、見学ツアー特有の魅力であり、現地でウイスキーが飲める人だけが味わえる楽しみでもあります。
ウイスキー蒸溜所の見学ツアーに参加するためのポイントを3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
蒸溜所の見学ツアーは、ほとんどの場合、公式サイトなどから事前の予約が必要となっています。
公式サイトでは見学ツアーを実施している日時が公開されており、予約できる日付に予約してから参加することになります。
日時によっては、ツアーを実施している場合でも募集人数が定員に達しているなどの理由で予約ができない場合もあるため、注意が必要です。
また、募集状況によっては予約が抽選になる場合もあるため、ウイスキー蒸溜所の見学ツアーに参加したい方は、募集している蒸溜所の予約状況を必ず確認するようにしましょう。
蒸溜所の見学ツアーの内容は、蒸溜所によっても異なり、上記で紹介した魅力の内容と合致しない場合もあります。
参加してから自分が思っていた内容と違い不満を持つことにならないために、ツアーの内容は必ず確認してから参加するようにしましょう。
蒸溜所の見学を主な目的とするなら、設備の見学は施設の中または外から鑑賞するのかは確認しておきたいポイントです。
蒸溜所のウイスキーを飲む目的であれば、テイスティング体験の有無や飲めるウイスキーの種類などを把握しておきましょう。
特にご自身が重視する蒸溜所ツアーの魅力に関して、その内容をよく確認することがおすすめです。
ウイスキー蒸溜所の見学ツアーは、国内外問わず参加できます。
しかし、初めて参加するなら国内のウイスキー蒸溜所が開催している見学ツアーから参加することをおすすめします。
海外のウイスキー蒸溜所の見学ツアーは、国外であることから勝手がわかりにくく、説明も現地の言葉になることから初めて参加するのはハードルが高いです。
まずは国内の見学ツアーに参加して、ウイスキーの製造方法の基本を詳しく理解しておきましょう。
見学ツアーを開催している代表的な国内ウイスキー蒸溜所を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう
山崎蒸溜所は関西にある日本を代表する山崎駅周辺にある蒸溜所であり、大阪駅・京都駅・梅田駅から30分程度でアクセスできます。
ジャパニーズウイスキーの最高峰と呼ばれる山崎が製造される様子を見学することが可能です。
所在地が関西の方や、関西への旅行を計画しているならぜひ山崎蒸溜所の見学を検討したいところです。
ただし、人気の蒸溜所であるため、予約が抽選となっている場合もあり、希望した日時の見学ツアーに参加できない場合もあるかもしれません。
山崎蒸溜所の詳細はこちらのページにまとめています。
画像引用: https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/
白州蒸溜所は東京からのアクセスが良く、新宿からわずか2時間程度の小淵沢駅から、シャトルバスに乗ることで蒸溜所見学ができます。
白州もサントリーが製造するシングルモルトであり、ジャパニーズウイスキーらしい爽やかな味わいが人気の銘柄です。
所在地が東京や小淵沢駅に近い場所に住んでいる場合は、日帰りで見学ツアーへの参加も可能であり、参加しやすいといえるでしょう。
白州蒸溜所も都心からのアクセスの良さを含めて蒸溜所ツアーの人気が非常に高いため、予約が必要になるケースもあります。
白州蒸溜所の詳細はこちらのページにまとめています。
宮城峡蒸溜所は、交通手段にもよりますが仙台駅から1時間程度の余裕を考えてアクセスできる東北の蒸溜所です。
ニッカウイスキーが所有する宮城峡蒸溜所は、華やかな香りと甘い味わいが特徴のシングルモルトを製造しています。
東京・大阪などのアクセスの場合は、宿泊プランなども考えて調整する必要があるため、所在地によってはスケジュールの調整などのハードルが高くなるかもしれません。
前日までの事前予約が必要であり、予約可能な日時が公開されているため、希望する日時を指定しましょう。
宮城峡蒸溜所の詳細はこちらのページで紹介しています。
海外のウイスキー蒸溜所の見学ツアーに参加したい場合も手順は変わらず、蒸溜所の公式サイトなどから事前予約をします。
蒸溜所ごとに見学の内容、見学の注意点などは異なり、日本の蒸溜所ツアーとは勝手が違う場合もあるため、よく理解してから参加するようにしましょう。
海外のウイスキー蒸溜所の見学を検討するなら、ウイスキーの本場であるスコットランドの蒸溜所を検討する方もいるかもしれません。
例えば、アイラウイスキーの蒸溜所を見学する場合は、飛行機でロンドンに到着してから、グラスゴーに向かうところから始めます。
グラスゴーからアイラ島へのアクセスが可能であり、飛行機やフェリーでアイラ島に行くことが可能です。
しかし、どの蒸溜所が見学ツアーを開催しているのかわからない方もいるかもしれません。
当サイトでは、見学ツアーの有無も含めて全世界のウイスキー蒸溜所の情報をまとめていますので、以下のページから気になる蒸溜所を探してみましょう。
ウイスキー蒸溜所の見学ツアーについて解説しましたが、見学にはさまざまな魅力があるため、一度も体験したことがない方はハードルの低い国内蒸溜所の見学から始めることをおすすめします。
実際の製造現場が間近に見られるだけでなく、テイスティング体験など蒸溜所のウイスキーが飲める希少な体験ができるため、ウイスキー好きの方は一度は参加してみたいところです。
海外旅行を頻繁にしている方であれば海外蒸溜所の見学もしやすいため、国内だけでなく海外蒸溜所の見学ツアーに参加することも希少な経験になります。