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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーの水割りをご自宅で作ったところ、味が薄くてどの銘柄を飲んでいるのかわからなくなってしまう場合や、アルコールの刺激やクセのある香りや風味が強くまずいと感じてしまうことがあります。
銘柄と水割りが合っていないために思ったような味わいにならないケースもありますが、ウイスキーを飲みなれておらず、水割りも作り慣れていない場合は、正しい水割りの作り方を一度確認してみましょう。
水割りに合う銘柄は、ジャパニーズウイスキーをはじめとするすっきりした味わいのウイスキーが多いですが、具体的に水割りが合う銘柄がわからない場合は銘柄を見直すこともおすすめします。
この記事では、ウイスキーの水割りがまずいと感じる場合の対処方法を解説し、具体的に水割りが合う銘柄を3つ紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーの水割りは、ウイスキーを水で割ったシンプルな飲み方であり、ウイスキーの代表的な飲み方のひとつです。
特に日本で人気の高い飲み方であり、その魅力は食中酒として料理の味わいを損ねにくく、すっきりとした味わいが楽しめることにあります。
水がウイスキー特有のアルコールの刺激や個性のある香りや風味を緩和してくれることが魅力であり、飲む場面を選ばず美味しく飲める飲み方であるといえます。
しかし、ウイスキーを飲みなれていない方のなかではご自身で水割りを作っても美味しい水割りが作れなかった方もいるかもしれません。
水割りを楽しめない理由はさまざまありますが、その原因が水割りの作り方を間違えていることにある場合は、正しい作り方を理解することで美味しく飲めるようになります。
もちろん、ウイスキーは銘柄によって飲み方に相性もあるため、正しく作っても水割りで美味しく味わいにくい場合もあるかもしれません。
しかし、作り慣れていない場合は、まずは原因が自分にあるのではないかと考え、作り方を見直すことで美味しい水割りが飲めるようになります。
ウイスキーの水割りがまずいと感じる場合の対処方法は3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
水割りがまずいと感じる場合は、ウイスキーを割る水の量を正しく調整できているかどうかを確認するようにしましょう。
水割りで割る水は多過ぎても少な過ぎても味わいに支障をきたすため、適量を理解することが重要です。
多過ぎる場合は、ウイスキーの風味がほとんど感じられなくなり、どの銘柄を飲んでいるのかわからない状態になる可能性があります。
一方で、少な過ぎる場合は、水割りの魅力であるアルコールの刺激の強さやクセのある風味が緩和されず、飲みにくい状態になります。
どちらとも水割りの魅力を堪能できているとはいえない状態にあり、まずいという感想を持っても仕方がない割り方です。
ウイスキーと水の基本となる比率は、ウイスキー1:水2~2.5程度といわれており、不安があるならメジャーカップなどを使用して測って作るのが確実です。
水割りは自分に合った水の量に調整することで美味しく飲めるため、基本となる比率で正しく割っていない場合は、まずは基本に忠実に作ってみましょう。
メジャーカップなどウイスキーをより楽しむために必要な道具はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキー初心者の方でよくやってしまうミスは、氷をもったいぶって少ない量にしてしまうことです。
氷がグラスに少ない状態にあると水割りが十分に冷やされません。
冷やされないだけでなく、氷が溶けて水になってしまうため、水の量の調整ができていても氷が溶けることで崩れている可能性があります。
最初は美味しかったにもかかわらず、後になるほど味わいがぼやけて感じるようになったのであれば、グラスに入れる氷が足りていません。
氷はグラスに敷き詰めるほど入れることで、水割りが十分に冷やされ、氷が溶けにくくなります。
氷はもったいぶることなく贅沢に使用することが、美味しい水割りを飲む基本です。
ここまで紹介した水割りの基本ができており、作り方に問題がない場合は、銘柄が水割りと合っていないことが考えられます。
例えば、繊細な味わいの銘柄であれば、適量の水で割っても味わいがぼやけてしまう場合があります。
個性的な味わいのウイスキーを水割りにしたとき、その個性が薄まったことで物足りなさを感じてしまうこともあるかもしれません。
好みもあるため、正しく水割りを作っても人によっては美味しく飲めないことがあっても仕方ありません。
しかし、ウイスキーの飲み方は水割りだけではなく、ストレート、ロック、ハイボールなど、さまざまな種類があります。
特定の銘柄に対して水割りが合わなくてもほかの飲み方では美味しく飲めることもあるため、どうしても合わない場合はほかの飲み方を試すことをおすすめします。
ウイスキーの基本の飲み方と特殊な飲み方を含めた割り方の種類はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのおすすめの割り方15選!基本の割り方や意外なものまで
水割りの良さがわかるリーズナブルに入手できる銘柄に絞って、ウイスキーの水割りにおすすめの銘柄を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/products/0000000038/0000002351.html
サントリーオールドはかつては高嶺の花と呼ばれた高級ウイスキーであり、水割りの魅力を広めた銘柄のひとつであり、現在ではリーズナブルな価格で購入できるようになりました。
ウイスキーが苦手な人でも飲めるほとクセがなくスムースな味わいが特徴的であり、刺身や寿司などの魚介類、天ぷらやとんかつなどの油ものにも合う食中酒になります。
水割りは日本で人気の飲み方であり、すっきりとした味わいのジャパニーズウイスキーと相性がよいため、サントリーオールドをはじめとするジャパニーズウイスキーを選ぶことをおすすめします。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5000299628713/
バランタイン10年は、飲み方を選ばず美味しく飲みやすいブレンデッドスコッチウイスキーであるバランタインの10年物であり、水割りにも合います。
バランタインの特徴であるバニラとはちみつのフレーバーが水割りでも感じられ、水割りにすることで驚くほど滑らかな口あたりになります。
スコッチウイスキーから水割りに適した銘柄を選ぶ場合は、個性の強いシングルモルトよりもブレンデッドウイスキーから選ぶほうが美味しく飲みやすい銘柄が見つかりやすいです。
バランタインは種類豊富なウイスキー!味の特徴やおすすめの飲み方は?
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/irish/bushmills/bushmills.html
ブッシュミルズは、ストレートでも甘みがあり飲みやすいウイスキーであり、アイリッシュウイスキーで水割りに適した銘柄です。
水割りにしても麦芽由来の味わいがしっかりと感じられ、フルーティーでスムースな口あたりが楽しめます。
アイリッシュウイスキーは水割り以外にも、カクテルの材料にも使用しやすい飲みやすいウイスキーとなっています。
ウイスキーの水割りがまずいと感じる場合の対処方法を3つ紹介しましたが、水割りに限らずウイスキーを割って飲む場合は作り方を間違えてしまうと味わいを大きく損ねてしまいます。
また、基本的な作り方を間違えないこと以外にもミネラルウォーターからグラスの選び方まで、水割りの味わいを大きく左右することから、こだわるほど水割りも洗練されたものになります。
よりこだわる人のために、ミネラルウォーターからグラスの選び方まで詳しく解説した記事はこちらをチェックしてください。