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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーを使ってカクテルを作りたいけれど、初心者であるため簡単なカクテルから作りたいという方もいることでしょう。
ウイスキーカクテルといえば、ミントジュレップやオールドファッションドなどの代表的なカクテルを想像すると思います。
しかし、簡単なカクテルであればハイボールやジュース割りもカクテルに数えられるため、実はウイスキーのカクテル自体は多くの人が毎日作っているものです。
ハイボール以外にも簡単なカクテルは存在するため、ウイスキーの飲み方の可能性の幅を広げるために、特別な技術を必要としないウイスキーカクテルの作り方を確認していきましょう。
この記事では、ウイスキーを使った簡単なカクテルの作り方を10種類、作るのに便利な道具を3つ紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーを使った簡単なカクテルの作り方を紹介します。
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割るカクテルであり、バー以外でも居酒屋などを中心にさまざまな場所で提供されています。
ご自宅で作ることも可能であり、ウイスキーを初めて飲む方が作るカクテルとしておすすめです。
ハイボールのレシピと作り方を紹介します。
材料 | 内容 |
ウイスキー | 40ml |
炭酸水 | 160ml |
レモン | 1カット |
作り方
ウイスキーと炭酸水を混ぜるシンプルなカクテルですが、氷が溶けないようにグラスをあらかじめ冷やしておくなどの工夫も重要です。
ウイスキーと炭酸水の割合は1:4、濃いめが好きな場合は1:3になるように分量を量ってグラスに注ぎます。
ハイボールのかき混ぜ方は、縦に1回混ぜる、底面を1~2回かき混ぜる程度でよく、混ぜすぎると炭酸の爽快感が失われるため注意が必要になります。
代表的なアレンジ方法はカットしたレモンを絞るなどであり、代用としてレモン汁を入れて味付けしても良いでしょう。
シンプルなカクテルではありますが、より美味しく飲むためには工夫が必要です。
ハイボールにおすすめのウイスキーコスパのいい安いウイスキーであり、こちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ジュース割りは、ウイスキーとオレンジジュースやりんごジュースなどの果物を使った飲料水、コーラやジンジャーエールなどの炭酸ジュースなどを混ぜるカクテルを指します。
ハイボールと同様の方法で作ることができる簡単なカクテルではありますが、ジュースといってもその種類は豊富であるため、ウイスキーとどのジュースを組み合わせるか考えるところから楽しめます。
代表的なウイスキーのジュース割りに使用されるジュースを以下にまとめました。
一見ウイスキーと合わない組み合わせに思えるものもあるかもしれませんが、銘柄なども工夫して選ぶと美味しく飲めるジュースがあるので、試してみるといいでしょう。
ウイスキーとジュースの組み合わせはこちらの記事で紹介します。
ウイスキーのジュース割りおすすめは? 魅力と最適な銘柄も解説
ウイスキーフロートは、見た目の美しさと飲むことでストレートからロック、最終的には水割りに変化する香りや味わいの変化を楽しめることが魅力です。
時間をかけて飲むことと、ゆっくり丁寧に作ることが成功の秘訣となっています。
ウイスキーフロートの作り方を紹介します。
材料 | 内容 |
ウイスキー | 40ml |
水 | 100ml |
作り方
マドラーに沿わせるようにウイスキーをゆっくり注ぐと、きれいなフロートになりやすいです。
ウイスキーフロートのカクテル言葉は楽しい関係であり、変化するウイスキーの風味を楽しみたい方におすすめになります。
ウイスキーミストは、氷にクラッシュアイスを使用するだけで作れるカクテルであり、ロックと水割りの中間の味わいが楽しめます。
冷涼感があるため、夏の時期に作りたいカクテルといえるでしょう。
ウイスキーミストの作り方を解説します。
材料 | 内容 |
ウイスキー | 30~60ml |
クラッシュアイス | ロックグラス一杯に |
レモンピール | 1個 |
作り方
ウイスキーフロートは水割りのアレンジ、ウイスキーミストはロックのアレンジとなっており、代表的な飲み方も少し工夫するだけで、いつもとは違うカクテルとして味わえます。
ウイスキーのカクテルを作るなら氷で冷やすのが常識と考えるかもしれませんが、反対に温めて飲むカクテルも存在し、ウイスキーのお湯割りであるホットウイスキーは冬の時期にピッタリな体が温まる飲み方です。
ウイスキーの香りが引き立ちやすいことからリラックス効果もあり、少しのアレンジでより飲みやすくなるおすすめのカクテルです。
ホットウイスキーのレシピと作り方を紹介します。
材料 | 分量 |
ウイスキー | 50ml |
お湯 | 150ml |
はちみつ | お好み |
カットレモン | 1切れ |
作り方
はちみつはウイスキーの温度が高ければ溶けやすいため、温かいカクテルを作る場合におすすめのアレンジ方法です。
レモンもいれることではちみつレモンになるため、より美味しく飲みやすくなるでしょう。
ホットウイスキーはこちらの記事で詳しく紹介しています。
カウボーイとは、牛乳と主にバーボンウイスキーを使ったカクテルのことを指します。
牛乳はウイスキーの個性の強さや刺激を緩和してくれるため、相性のいい組み合わせです。
カウボーイのレシピと作り方を紹介します。
材料 | 内容 |
ウイスキー | 45ml |
牛乳 | 105ml |
砂糖 | 適量 |
作り方
カウボーイはホットでも作れるカクテルであり、砂糖をかけて甘さを調整できます。
シンプルなカクテルではありますがアレンジも可能であり、必ずしもバーボンウイスキーを使うわけではないため、ご自身の好きなウイスキーで挑戦してみましょう。
カウボーイについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
ウイスキーとミルクで作るカクテルとは? カウボーイを含めてご紹介
アイリッシュコーヒーはその名のとおり、アイリッシュウイスキーとコーヒーを使ったカクテルです。
コーヒーとウイスキーは味覚に経験を積ませることで美味しく感じるようになる後天的味覚(アクワイアード・テイスト)で楽しむ飲み物であり、適切に組み合わせることで相性が良くなります。
アイリッシュコーヒーのレシピと作り方を紹介します。
材料 | 内容 |
ウイスキー | 30ml |
コーヒー | 200ml |
砂糖 | 小さじ1杯 |
生クリーム | お好み |
作り方
こちらのカクテルも同様にアイスとホットを選べるため、季節やご自身の好みにあわせて選んでみましょう。
アイリッシュウイスキー以外でも作れますが、スコッチウイスキーを使用する場合はゲーリックコーヒー、バーボンウイスキーを使用する場合はケンタッキーコーヒーと名称が異なります。
アイリッシュコーヒーなどウイスキーのコーヒー割りを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのコーヒー割りの種類は? カクテルの作り方をご紹介
ミントジュレップはアメリカ南部で生まれたバーボンウイスキーを使用するカクテルであり、ケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクになるほどの地名度の高いウイスキーカクテルです。
クラッシュアイスを使用することから、ウイスキーミストをベースに大きくアレンジしたカクテルといえるでしょう。
ミントジュレップのレシピと作り方を紹介します。
材料 | 分量 |
ウイスキー | 60ml |
砂糖 | ティー・スプーン2杯 |
炭酸水 | 10ml |
クラッシュアイス | グラス一杯 |
ミント | 4~6枚程度 |
生ライム | 1カット |
作り方
爽やかな味わいとほのかな甘みが特徴のウイスキーカクテルであり、代表的なカクテルではあるものの、初心者も作りやすいといえます。
オールド・ファッションドは、バーボンウイスキー、ライウイスキーを使用するカクテルであり、1800年代の古くに誕生しているため古風なカクテルといわれています。
オールド・ファッションドのレシピと作り方を紹介します。
材料 | 分量 |
ウイスキー | 45ml |
角砂糖 | 1個 |
アロマティックビターズ | 2ダッシュ |
スライスオレンジ | 1個 |
スライスレモン | 1個 |
マラスキーノチェリー | 1個 |
作り方
砂糖と果実の甘みと苦みが調和した重厚な味わいが魅力的です。
元々はイギリスで飲まれていたカクテルであるウイスキー・トディーのレシピに似ていることから、バーボンだけでなくスコッチ・アイリッシュで作っても良いでしょう。
マンハッタンはスイートベルモットを使用したウイスキーカクテルであり、カナディアンウイスキーのカナディアンクラブや、バーボンウイスキーを使用して作ることが一般的です。
マンハッタンのレシピと作り方をまとめました。
材料 | 分量 |
ウイスキー | 45ml |
スイートベルモット | 7.5ml |
ドライベルモット | 7.5ml |
ビターズ | 1ダッシュ |
オレンジピール、レモンピール | 適量 |
さくらんぼ | お好み |
作り方
マンハッタンは使用するベルモットによって味わいが異なり、スイートベルモットを使用すれば甘みのある味わいになります。
必ずしもカナディアンクラブを使用する必要はありませんが、個性のあるウイスキーではなくクセがなく飲みやすいウイスキーを選ぶことをおすすめします。
カナディアンクラブはこちらの記事で紹介しています。
カナディアンクラブ(C.C.)の種類と味わい、おすすめの飲み方
ウイスキーカクテルを作るなら購入しておきたいウイスキーを使ったカクテルを作るのに必要な道具を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マドラーはカクテルを作るときにかき混ぜるために使用する道具です。
通常のスプーンで混ぜるよりもカクテルを作りやすくなるため、ハイボールなど簡単なカクテルを作るにあたっても必須となる道具といえるでしょう。
素材やデザインにもさまざまな種類があるため、ウイスキーカクテルを作りたいと思ったら購入することをおすすめします。
メジャーカップは、カクテルを作るうえで必要になるウイスキーの分量を正確に測ることができる道具です。
ストレートで飲む場合はワンフィンガーといって、親指で容量を計る方法がありますが、こちらの測定方法は正確ではありません。
カクテルを作るなら正確に計測したいため、メジャーカップを購入して測るようにしましょう。
また、カップのサイズに種類があり、30mlのカップに2分の1、3分の1の地点に溝がついたものを購入すれば、15mlや10mlなどの少量も測れるため便利です。
シェーカーは、カクテルをかき混ぜるのに使用される道具であり、アルコールの角が取れて、よりまろやかな味わいになる効果が期待できます。
今回紹介したカクテルはシェーカーを使用しないものもあるため、必ずしも購入する道具ではありませんが、本格的にカクテルを作りたいなら持っておきたいところです。
簡単なカクテルだけでなく、より多くの種類のウイスキーカクテルを作ってみたい方は購入をおすすめします。
ウイスキーを使った簡単なカクテルを紹介しましたが、気になるカクテルは見つかりましたか?
ハイボールから、マンハッタンまでウイスキーカクテルの幅は広いため、同じ銘柄でも飲み方を工夫するだけでウイスキーの楽しみは広がります。
美味しいカクテルを作るためには道具も必要になるため、必要な道具を購入して実際にウイスキーカクテルを作ってみましょう。