ウイスキーのジンジャーエール割りとは？ カクテルの作り方をご紹介

ウイスキーは、無糖で味がついていない通常の炭酸水で割るハイボールのほかに、すでに味付けがなされているジュースの炭酸水でも割ることが可能です。

そのなかでもジンジャーエールは、ウイスキーと相性がいいジュースです。

ジンジャーエールには大きく分けて、辛口と甘口があり、それぞれウイスキーに与える影響は異なります。

この記事では、ウイスキーのジンジャーエール割りのカクテルの作り方を解説し、ジンジャーエール割りにおすすめの銘柄を紹介します。

ウイスキーのジンジャーエール割りはジンジャーハイと呼ぶ

ウイスキーのジンジャーエールで割るカクテルの名前はジンジャーハイと呼びます。

ジンジャーハイとは、ジンジャーハイボールの略称であり、その名のとおりジンジャーエールで作るハイボールのことを指します。

そもそもジンジャーエールとは、ジンジャー（生姜）が入ったノンアルコールの炭酸飲料であり、スパイシーさや辛みが感じられる独特な味わいのジュースです。

アルコールはなくても食前酒のように飲まれることがあり、ジンジャーハイに限らず、さまざまなお酒でカクテルの材料に使われています。

ウイスキーに限らず、さまざまなお酒にあうことから、ウイスキーとジンジャーエールの組み合わせは相性のいい組み合わせとなっているのです。

ジンジャーハイ以外のウイスキーの割り方を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキーのおすすめの割り方15選！基本の割り方や意外なものまで

ジンジャーエールの種類で変わるウイスキーの味わい

ジンジャーエールには種類があり、種類によって割るウイスキーの味わいに大きな変化をもたらします。

ジンジャーエールの種類とウイスキーの味わいの変化を以下の表にまとめました。

種類	内容
甘口	ウイスキーのクセを和らげ飲みやすくする
辛口	スパイシーでウイスキーの個性を損なわない
無糖	ハイボールにショウガの風味が加わる

ジンジャーエールには大きく分けて甘口と辛口の2種類があり、日本で一般的に想像されるのはカナダドライの甘口のジンジャエールであり、クセがなく甘くて飲みやすいことが特徴です。

そのため、コーラ割りやサイダー割りなどほかの甘い炭酸水でウイスキーを割ったときと同様に、ウイスキー特有の個性やクセが和らぎ、飲みやすくする効果が期待できます。

しかし、辛口の場合は、ジンジャーエールのクセとウイスキーのクセが融合するため、スパイシーでキレがあり、ウイスキーが持つ個性も十分に感じられるカクテルを作りやすいです。

さらに、甘口と辛口のほかに、近年では健康志向の需要を考えて、通常の炭酸水と同様に無糖のジンジャーエールも販売されるようになりました。

無糖のジンジャーエールは、ショウガのスパイシーさとキレのある味わいを甘みがなくクリアな味わいで楽しめることが魅力です。

そのため、通常のハイボールに近い味わいでありながら、ショウガのキレを感じやすくなります。

同じジンジャーエールでも種類によって、ウイスキーに与える影響は変わってくるため、ご自身の好みにあわせてジンジャーエールを選んでみましょう。

ウイスキーのカクテル「ジンジャーハイ」の作り方

それでは、ウイスキーのジンジャーエール割りのカクテルであるジンジャーハイの作り方を具体的に紹介します。

以下にレシピと作り方を以下にまとめました。

材料	分量
ウイスキー	50ml
ジンジャーエール	200ml

ウイスキーとジンジャーエールがあれば作れるため、初めてウイスキーのカクテルをご自宅で作る方も簡単に作れます。

ここからはジンジャーハイを作る際にこだわるポイントと、アレンジ方法を紹介します。

ウイスキーとジンジャーエールの割合

ウイスキーとジンジャーエールの割合は、1:4、または1:3の割合が良いとされています。

1:4の場合はアルコール度数が低く抑えられ、非常に飲みやすいカクテルになります。

一方で、ウイスキーの濃厚な味わいを楽しみたい方は、1:3にするのがよいでしょう。

また、ジンジャーエールで割るウイスキーの風味によって、適切な割合も異なるため、ご自身で量を調整するのがおすすめです。

ウイスキーを飲みなれていない場合は、最初は1:4で作ってみると味わいやすいジンジャーハイを作りやすくなります。

レモンやライムのアレンジもおすすめ

ジンジャーハイは、レモンやライムの果汁を絞るなどのアレンジが推奨されています。

レモンの酸味のある味わいと、ライムの爽快感と苦みのある味わいはジンジャーハイの風味を引き締めてくれる効果が期待できます。

ジンジャーハイのアレンジでも代表的であり、簡単にできる工夫となっているため、気軽に試してみましょう。

ウイスキーにライムが合う理由とカクテルの作り方はこちらの記事で紹介しています。

ライムはウイスキーに合う？ おすすめの飲み方やカクテルを紹介

ウイスキーのジンジャーエール割りを作るおすすめの銘柄

ウイスキーのジンジャーエール割りを作るおすすめの銘柄を5つ紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

トリス クラシック

画像引用：https://products.suntory.co.jp/d/4901777280038/

トリス クラシックは、日本でサントリーが販売している低価格で購入しやすいウイスキーであり、ジンジャーエール割りを作るのに最適な銘柄です。

なめらかな味わいでウイスキーを飲みなれていない方でも飲みやすく、甘口のジンジャーハイであれば、ウイスキーのクセが苦手に感じる方も飲めるようになります。

日本全国のスーパーマーケット・コンビニエンスストアなどで販売されており、低価格で購入できることから、日本のウイスキー初心者の方も気軽にジンジャエール割りを作るのにおすすめです。

トリスウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方

デュワーズ ホワイトラベル

画像引用：https://www.bacardijapan.jp/products/items/dewars-white-label/

デュワーズ ホワイトラベルは、ハイボールの起源とも呼ばれるスコッチウイスキーであり、炭酸水の爽快感を加えることで味わいが非常に引き立ちます。

熟成期間の短さから感じる強いアルコール感を緩和できるだけでなく、ジンジャエールのスパイシーで辛みのある味わいとも相性がいい銘柄となっています。

ウイスキーの本場といわれるクセの強い銘柄も多いスコッチウイスキーからジンジャーエール割りに適した銘柄を選ぶなら、デュワーズを選べば外しにくいです。

ジムビーム

画像引用：https://products.suntory.co.jp/d/4901777283893/

ジムビームは、アメリカで製造されるバニラやキャラメルの甘い風味が特徴のバーボンウイスキーを代表する銘柄です。

甘口のジンジャーエールで割ると、非常に飲みやすい味わいになるため、甘い味わいのジンジャーハイを飲みたい方におすすめになります。

ジンジャーハイは通常のハイボールと同様に食中酒にもなり、フライドチキンなどの味の濃い肉料理との相性が良いです。

ジムビームの種類と味わい、おすすめの飲み方

ジェムソン スタンダード

画像引用：Amazon.co.jp

ジェムソン スタンダードは、カクテルの材料にも使用されることが多いアイリッシュウイスキーを代表する銘柄です。

ジェムソンは公式サイトでもジンジャーハイの作り方が紹介されており、ライムを加える形で作ることが推奨されています。

ジンジャーエールで割ることで非常に爽快感があり、すっきりとした味わいになることから、質のいいジンジャーハイを飲んでみたい方はこちらの銘柄がおすすめです。

カナディアンクラブ

画像引用：https://www.suntory.co.jp/whisky/canadianclub/products/

カナディアンクラブは、ジンジャーエールが有名なカナダドライと同じカナダで生産されるカナディアンウイスキーです。

正確には現在のカナダドライはアメリカの企業が所有権を持っていますが、カナディアンクラブがC.C.と呼ばれることから、この銘柄で作ったジンジャーハイをC.C.ジンジャエールと呼ぶほど人気の高い組み合わせになります。

甘口で割れば甘くて飲みやすく、辛口のジンジャーエールで割れば生姜のスパイシーさとともにウイスキーの味わいが楽しめることから、割るジンジャエールの種類を選ばない銘柄です。

まとめ

ウイスキーをジンジャーエールで割るジンジャーハイを紹介しましたが、ウイスキーの銘柄だけでなく、割るジンジャーエールの種類でも味わいが変化することが魅力です。

甘口はウイスキーを飲みなれていない方に向いており、辛口はジンジャーエールとウイスキーのクセを楽しみたい方に向いています。

ご自身の好みにあわせて、ウイスキーとジンジャエールの種類を選ぶようにしましょう。