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- ウイスキー基礎知識
ハニーウイスキーはウイスキーにハチミツを加えたものであり、フレーバードウイスキーとして販売されてきました。
ウイスキー初心者の方はウイスキーの独特な味わいや、アルコールの刺激に慣れない方も多いですが、ハチミツを加えることで味わいを甘く、口当たりをまろやかにできるので飲みやすくなります。
しかし、基本的に販売しているのは代表的なメーカーのウイスキーとなっているので、自分の好きな銘柄にハチミツを加えたらどのような味わいになるのかを知るにはハニーカクテルを作るのがおすすめです。
この記事では、ハニーウイスキーと代表的な銘柄について紹介した上で、ハニーカクテルの作り方についても解説します。
この記事のポイント
ハニーウイスキーはウイスキーにハチミツを加えたフレーバードウイスキーで、ウイスキーリキュールになります。
ウォッカやテキーラでも後から風味を加えて販売する商品もありますが、ウイスキーは樽の熟成により風味が付与されているので他のお酒よりもこのような商品の知名度が低いです。
しかし、ウイスキーをあまり飲みなれていない方にとってはハチミツを入れて飲みやすく加工されたウイスキーは需要があるといえるでしょう。
ウイスキーの新たな入門酒という位置付けにもなっているハニーウイスキーは近年において人気も上昇しています。
ウイスキーとハチミツの相性はよく、ウイスキーの深く個性的な味わいをハチミツはまろやかにしてくれます。
また、銘柄によってはレモンなどの柑橘類の風味を持つウイスキーもあるので、このような銘柄は特に相性が抜群です。
ハチミツはウイスキーを飲みやすい味わいに変えるだけでなく、ウイスキーの持つ風味によってはハチミツを加えることで味わいがより洗練される可能性を秘めています。
フレーバード(flavored)とは味や香りを付けるという意味で、その名の通りフレーバードウイスキーとは樽による熟成の過程に生じた風味ではなく、後から風味を付け加えたウイスキーのことです。
調味料、果物、スパイスなどを後から加えており、ハチミツを加えたフレーバードウイスキーがハニーウイスキーになります。
また日本の酒税法ではフレーバードウイスキーはウイスキー類ではなくリキュール類に分類されています。
酒税法の観点ではウイスキーではありませんが、風味のベースになっているお酒は間違いなくウイスキーであり、加えたフレーバーのなかに元となったウイスキーの風味が感じることができます。
ハニーウイスキーの代表的な銘柄を3つピックアップしました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:アサヒビール
ジャックダニエルは、アメリカで生まれたウイスキーであり、知名度が高くウイスキーを知らなくてもスーパーやコンビニエンスストアでそのパッケージを見たことがある人も多いことでしょう。
ジャックダニエル テネシーハニーは、ジャックダニエルにハチミツの風味を加えたフレーバードウイスキーであり、ハチミツの豊かな風味のなかにローストしたナッツなどの本来のウイスキーが持つ風味を感じられます。
テネシーハニーは、ジャックダニエルがテネシー州で作られるテネシーウイスキーであることに由来します。
画像引用:https://ieno-bar.suntory.co.jp/shopdetail/000000000451/
ジムビームもアメリカを代表するバーボンウイスキーであり、ハチミツの風味を加えることで味わいがより洗練されます。
カラメルとバニラの風味にハチミツが加わり、香りはより柔らかく、なめらかな口あたりに変化しています。
またアルコール度数も35%に下がり、アルコールの刺激が弱まりストレートでも飲みやすくなっているので、ウイスキー初心者でストレートに挑戦したい方におすすめです。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/news/2012/11496.html
トリス ハニーはサントリーが販売するブレンデッドウイスキーの「トリス〈エクストラ〉」にハチミツの風味を加えたものであり、期間限定でトリス ハニーをハイボールにした缶も同時に発売されていました。
はちみつの甘みと20%という低いアルコール度数が特徴的で、ウイスキーが苦手な人でも飲みやすいお酒といえます。
ハイボールにするために作られたウイスキーということもあり、おすすめの飲み方はフレーバードウイスキーとなってもハイボールです。
ここまで市販のハニーウイスキーの代表的な銘柄を紹介しましたが、ウイスキーをほとんど飲んだことがない人にもウイスキーとハチミツの組み合わせは一定の評価を得ています。
ウイスキー好きの方であれば市販の商品でウイスキーとハチミツの組み合わせを知るよりも、自分の好きな銘柄をハチミツと合わせるハニーカクテルのほうに興味がある方も多いでしょう。
ハニーウイスキーを含むフレーバードウイスキーは、売上が世界でもトップクラスのウイスキーや、代表的なメーカーが販売するブレンデッドウイスキーでしか販売されていません。
多くのウイスキー愛好家が評価しているシングルモルトのフレーバードウイスキーはほとんど販売されていないということです。
シングルモルトを含む特定の銘柄とハチミツを合わせたらどのような味わいになるのか知りたければ、自分でハニーカクテルを作ることになります。
作り方もそれほど手間もかからず、簡単に実践できるので、ハチミツとウイスキーの組み合わせを自分の好きな銘柄で試したい方はハニーカクテル作りに挑戦してみましょう。
今回は、ウイスキーのハニーカクテルの作り方を2種類紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハチミツと相性のいい果物といえばハチミツレモンという組み合わせで有名なレモンであることに異論を持つ人は少ないでしょう。
ハチミツレモンとウイスキーを合わせたカクテルのレシピと作り方は下記の通りです。
材料
作り方
まずはじめに水割り、お湯割り、ハイボールのどれを作るのかを決めましょう。
お湯割りのほうがハチミツがウイスキーと混ざりやすくなりますが、水割り・ハイボールの場合は一度ハチミツを温めてから混ぜることをおすすめします。
グラスもお湯割りなら温めておき、水割り・ハイボールの場合は冷やしてから氷もいれます。
ウイスキーを注いでから、はちみつ、レモン汁をいれてよくかき混ぜていきますが、レモンをハチミツ漬けしたものを1~2個入れて潰しながら飲むのもよいでしょう。
最後は割り材となる水またはお湯または炭酸水を入れますが、ウイスキーが30mlなら割り材は200mlほど入れるのがおすすめです。
ウイスキーとハチミツレモンを組み合わせる飲み方ですが、このようにアレンジ方法も豊富であるため、自分の好きなようにカクテルを作ってみましょう。
ウィスティーとはウイスキーと紅茶の組み合わせのことを指しますが、ハニーウィスティーはそこにハチミツを加えたカクテルです。
レシピと作り方を見ていきましょう。
材料
作り方
作り方は非常にシンプルであり、先ほどと同様にウイスキーの量が30mlなら紅茶の量は200mlが一つの目安になりますが、一度作ってみてから自分の好きなように調整してみてください。
紅茶はホットでもアイスでも問題ありませんが、ホットのほうがハチミツがウイスキーに溶けやすく、アイスの場合はハチミツを温めるなどの溶かす工夫が必要です。
ウイスティーのすっきりした味わいにハチミツが加わることで滑らかで甘みのある味わいに仕上がります。
ウイスキーと紅茶のカクテルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーとハチミツを組み合わせたハニーウイスキーや、ハニーカクテルについて解説しましたが、どちらも気軽にその魅力が味わえる方法となっているのでぜひ挑戦してみてください。
ウイスキー初心者の方にはハチミツを組み合わせたウイスキーは入門酒、ウイスキー好きの方にはウイスキーの魅力を新たに発見するきっかけとなります。
フレーバードウイスキーとカクテル2つの方法でハチミツとウイスキーの組み合わせを堪能しましょう。