ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ウイスキー香薫(こうくん)は、オエノングループの合同酒精が製造するブレンデッドウイスキーになります。
リーズナブルな価格で本格的なピートの薫りが楽しめるコストパフォーマンスが高いことをコンセプトに製造されており、販売時の容器もボトルだけでなく、ペットボトル、紙パック、容量もそれぞれ異なる形での販売となっています。
香薫の名のとおりウイスキーらしいクセのある香りとなっており、スモーキーフレーバーの本格スコッチを意識した味わいです。
この記事では、ウイスキー香薫の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ウイスキー香薫(こうくん)とは、総合酒類事業を展開しているオエノングループの1社である合同酒精が製造しているブレンデッドウイスキーになります。
オエノングループはウイスキー香薫以外にもいくつかのラインナップを販売していますが、ウイスキー香薫はその中でも主力の商品です。
香りはピートスモークに加えて、少し古びたオークの香りがあり麦芽の味わいが強く、アルコール度数を低くしていることからまろやかな味わいの銘柄になります。
ウイスキー香薫の歴史と製造方法について見ていきましょう。
ウイスキー香薫は、2013年10月15日より、オエノングループの合同酒精が販売を開始した銘柄です。
ブレンデッドウイスキーであり、ブレンドする原酒は3種類、香薫の名のとおり芳香でスモーキーな香りを持つハイボールに最適なウイスキーとして販売されました。
合同酒精は、手ごろな価格と確かな味わいの両立を掲げており、ハイボール用の普段飲みのウイスキーとしてニーズに答える販売政略であったといえるでしょう。
また、ウイスキーを販売する合同酒精は、1880年に存在したみかはや銘酒店にルーツを持つ老舗の焼酎メーカーです。
1924年に焼酎メーカー4社が合併して現在の合同酒精になりました。
その後、オエノンホールディングスとして持株会社体制に移行し、酒類メーカーをグループ傘下におさめることで多角的に事業を拡大していきました。
焼酎だけでなくウイスキーの販売にも精力的に取り組んでおり、ウイスキー香薫のほかに「マッキンレー」や「電気ブラン」などのラインナップを販売しています。
マッキンレーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキー香薫はブレンデッドウイスキーですが、どの蒸溜所の原酒が使用されているのかなど、製法に関して具体的な情報を開示していません。
ただし、3種類のモルト原酒をブレンドしており、木樽の香りが強い熟成樽を厳選していることが明らかになっています。
ピート由来のスモーク香があるため、ピーテッドモルトが使用されていることが推測可能です。
ウイスキー香薫の熟成樽のウッディな香りは少し枯れた印象を感じるため、古い熟成樽を使用して熟成されている可能性があります。
また、アルコール度数は37%(100mlあたりの純アルコール量29.6g)となっており、ボトリングでは低いアルコール度数でボトル詰めされているのが特徴です。
ブレンデッドウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキー香薫の種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://www.oenon.jp/product/whiskey/koh_kun/kohkun.html
ウイスキー香薫は、基本的に1種類のラインナップしか存在しないスタンダードボトルは600mlの容量を持つボトルです。
オークの香りは少し古びた印象を思わせ、木を焦がしたような強いピートスモークが広がります。
若い原酒が使用されていることが予想されますが、アルコールの刺激は強くなく、まろやかで麦芽の風味が感じられます。
非常にリーズナブルな価格で普段飲み用のハイボールに適したウイスキーを探している方におすすめです。
画像引用:https://www.oenon.jp/product/whiskey/koh_kun/kohkun.html
こちらはペットボトルタイプで4,000mlの容量を持ち、少し小型の2,700mlのボトルも販売されています。
普段飲みのウイスキーとして大容量で購入したい方は自分が求めている容量のボトルを購入しましょう。
画像引用:https://www.oenon.jp/product/whiskey/koh_kun/kohkun.html
ペットボトルタイプで廉価で売られている日本のブレンデッドウイスキーは珍しくありませんが、こちらは紙パックタイプで売られているウイスキー香薫であり、容量は1,800mlです。
900mlの小型パックもあるため、ペットボトルタイプの間にあたる容量を持ちます。
中身が同一で販売容器と容量を異なる形で販売していることから、普段飲みとして自分の都合に合わせて購入できる銘柄といえるでしょう。
ウイスキー香薫のおすすめの飲み方は、メーカーがハイボールに最適と推奨しているようにハイボールになります。
ハイボールにすればクセの強いスモークとウッディな香りが弱まり、より多くの人にとって気軽に飲みやすいウイスキーに変化します。
割り材は必ずしも炭酸水ではなく、コーラなどのジュースと合わせて最適な組み合わせを見つけるのも良いかもしれません。
普段飲みのウイスキーとしてリーズナブルな価格で販売されているので、ハイボールやジュース割りでウイスキーの消費量が多くなることを気にせず、さまざまな飲み方を試せるといえるでしょう。
ハイボールだけではないウイスキーの割り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのおすすめの割り方15選!基本の割り方や意外なものまで
物価高などの影響でウイスキーの価格も値上げされることも多く、このような背景から新たにハイボール用の普段飲みのウイスキーを探している方もいるかもしれません。
ウイスキー香薫はリーズナブルな価格で販売されていることから、ハイボール用のウイスキーの1つの候補になります。
容器が異なっても中身は同一であるため、自分が飲む量を考えて選ぶのが良いですが、合う合わないがあるので、興味がある場合は600mlの瓶タイプから購入しましょう。