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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーのハイボールにレモンを入れる人は多いかもしれませんが、ライムも合うのか疑問に思う人もいるかもしれません。
ライムとウイスキーは、ライムのすっきりした味わいがウイスキーとマッチしており、ハイボールにレモンの代わりに入れる人もいれば、ライムを使ったウイスキーカクテルも存在します。
果物はウイスキーに漬けて、漬け込みウイスキーを作ることもできるので、ライムをウイスキーに漬けても楽しめることでしょう。
この記事では、ライムを使ったウイスキーのおすすめの飲み方やカクテルを紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーは銘柄によっては柑橘系のフレーバーを持っていることから、ライムを含めた柑橘類はウイスキーに合いやすいです。
レモンと比較してライムは、酸味が少なく苦味のある味わいであるため、ジントニック、モスコミュールなどのカクテルに利用されることで知られています。
特にライムはメキシカンビールには欠かせない存在であり、瓶の口にライムを刺して味わう飲み方が主流です。
ウイスキーと合わせる飲み方はメジャーではないものの、相性のいい飲み方といくつかのカクテルが存在します。
また、ライムにはクエン酸が多く含まれているため、疲労回復、ストレスの軽減、免疫力のアップなどさまざまな効果が期待できます。
他にもライムは他の柑橘類と比較すると、カリウム、カルシウムなどのミネラル類の含有量が多いのも特徴です。
ウイスキーと合うだけでなく、健康にもいい影響を与えることが期待できるので、ライムをウイスキーに合わせるのはおすすめの飲み方になります。
それでは、ライムを使ったウイスキーのおすすめの飲み方を2つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
レモンと同様にウイスキーのハイボールにライムを絞る飲み方です。
ライムを絞るタイミングは、ウイスキーをグラスに入れたとき、ウイスキーと炭酸水を混ぜたときの2パターンが考えられますが、どちらが正解ということはなくお好みのタイミングで絞るとよいでしょう。
また、生ライムを絞るのではなくライムジュースでも代用可能であり、ライムジュースのほうが手軽ですが、味わいにこだわるなら生ライムを購入して絞るのがおすすめです。
ライムのすっきりした苦味のある刺激により、ハイボールの爽快感をより堪能できることでしょう。
ライムはハイボールだけでなく、ロックで飲む際にも合います。
代表的な飲み方には「バーボン・ライム」があり、バーボンウイスキーのロックにカットライムをそのまま絞り入れる飲み方です。
バーボンウイスキーはアルコールの刺激が強く重い味わいが特徴的ですが、カットライムを入れることでヘビーな刺激を軽減し、飲みやすくなります。
もちろん、バーボンウイスキーだけでなく他のウイスキーで試してみるのもよいでしょう。
次に、ライムを使ったウイスキーカクテルを3つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
材料 | 分量 |
ウイスキー | 30ml |
ライムジュース | 15ml |
ジンジャエール | 80ml |
氷 | 適量 |
ライムバックとは、ウイスキーを含むスピリッツにライムを絞りジンジャエールで割ったカクテルのことを指します。
ライムバックは、ジンバック、ウォッカバックなどのカクテルが有名ですが、ウイスキーを使ったライムバックもおすすめです。
また、バック(buck)の語源は雄鹿であり、雄鹿の後ろ足を使った蹴りのように強烈でインパクトのあるカクテルという意味になります。
ジンジャエールのスパイシーさとライムの爽やかかつ苦味のある味わいは、刺激的でインパクトがありながら、風味を想像すると一度は試してみたい飲み方ではないでしょうか。
材料 | 分量 |
ライウイスキー(バーボンウイスキー) | 45ml |
ライムジュース | 15ml |
グレナデンシロップ | 5ml |
オレンジピール | 適量 |
ニューヨークは、ライ麦を原料にしたライウイスキーや、バーボンウイスキーを使用したカクテルです。
色鮮やかなオレンジ色は、夕方に客船から眺めるニューヨークの夕日をイメージしたといわれています。
ウイスキーと、ライムジュース、グレナデンシロップをシェークして、オレンジピールを絞りかけることで完成します。
材料 | 分量 |
バーボンウイスキー | 60ml |
砂糖 | ティー・スプーン2杯 |
炭酸水 | 10ml |
ミント | 4~6枚程度 |
生ライム | 適量 |
アメリカ南部でさまざまな酒をベースに作られてきたカクテルであり、競馬の世界3大ダービーの1つであるケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクでもあります。
古くから作られてきたカクテルであることからアレンジも多く存在しており、ミントだけでなくライムを加える場合もあります。
爽やかなミントは、ライムのほろ苦さをより引き立て、清涼感のある味わいが心地よい気持ちにさせてくれることでしょう。
ウイスキーに果物を漬け込んで作る漬け込みウイスキーは、SNSで流行した飲み方であり、ニッカウイスキーでもブラックニッカを使用した漬け込みウイスキーが公認されています。
ライムはウイスキーに絞るだけでなく、漬けて飲んでみるのもおいしい飲み方です。
甘さ控えめで酸味のある味わいになりますが、漬け込みすぎると苦味が強すぎるので漬け込む期間には注意が必要になります。
苦味が出るのを少しでも防ぐなら、皮を厚めに剥き、ワタをしっかりと取り除くことが重要です。
漬け込みウイスキーを作る際に入れる砂糖は、ライムの酸味のある味わいが好きな場合は少なめにすることをおすすめします。
また、漬け込みウイスキーは、酒税法により必ず自身と同居している家族で消費する必要があるので気をつけましょう。
漬け込みウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーとライムを合わせると酸味のある味わいと独特の苦味がウイスキー本来の味わいを引き立ててくれます。
いつも飲んでいるハイボールやロックをアレンジしたり、ライムとウイスキーのカクテルを作ってみるのもいいでしょう。
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