アルマニャックのおすすめ銘柄は? コニャックとの違い、美味しい飲み方を解説
- ウイスキー基礎知識
高級ウイスキーの定義は人によって異なるところではありますが、一般的に普段から飲むウイスキーではなく、1年に一度、場合によっては一生に一度飲むようなその人にとって特別な価値のあるウイスキーと考えます。
また、高級ウイスキーはプレゼントなど、必ずしも自分が飲むために購入するものではないかもしれません。
人によって価値のあるウイスキーが異なるように、どのような目的で高級ウイスキーを購入するのかは異なるところですが、自分が特別な価値を持つ可能性がある銘柄はどれくらいあるのか知っておくと選択肢が広がります。
この記事では、高級ウイスキーの人気おすすめ銘柄ランキングを、日本・海外に分けて紹介します。
この記事のポイント
高級ウイスキーを買うのはどんなときか、具体的に考えられる3つのシチュエーションを解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
誕生日などの毎年のイベントや、人生に一度しかない特別なイベントは高級ウイスキーを飲む理由になります。
特別な日を祝うために、普段は飲めない貴重なウイスキーを飲むことは一生の思い出になる体験です。
ヴィンテージの貴重な高級ウイスキーは特別な日以外で飲んではいけない理由はないため、なにもない日に高級ウイスキーを飲むことがあってもいいでしょう。
しかし、特別な日に飲むからこそ、その価値を大事にしたくなるため、高級ウイスキーを最も美味しく飲むために絶好のシチュエーションになります。
一度も高級ウイスキーを飲んだことがない人は、特別な日をきっかけに高級ウイスキーを購入しても良いでしょう。
高級ウイスキーは必ずしも自分が飲むために購入するものではなく、その代表的なシチュエーションが大切な人へのプレゼントになります。
ただし、プレゼントとしては非常に高価であることから、付き合いの少ない相手にプレゼントしてもその価値がわかる相手であれば遠慮させてしまうものです。
高級ウイスキーは、自分にとって近しい間柄でウイスキーなどのお酒が好きな人にプレゼントするのが望ましいといえるでしょう。
ただし、高級ウイスキーをプレゼントする場合は、価格によっては必ずしも自分が飲んでからプレゼントすることが難しいため、できる限り相手の口に合う銘柄を贈りたい場合には向いていないかもしれません。
自分が飲んで相手にもプレゼントしやすい5,000円前後のウイスキーで贈り物におすすめの銘柄を知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
5,000円前後でプレゼントできるウイスキーのおすすめ銘柄を紹介
高級ウイスキーは必ずしも飲まれるために購入されるのではなく、コレクションを目的に購入されることがあります。
一部の高級ウイスキーは、数十万円かかるものから、100万円を超える銘柄もあるため、愛好家の中には飲むよりもコレクションすることを楽しむ人もいます。
バーなどのお店を持つ人であれば、実際にお客に出すお酒でなくても、ウイスキー好きが驚くような高級ウイスキーを店舗に置くだけでも集客に良い影響を与えたり、高級ウイスキーをきっかけに話が弾むこともあるでしょう。
そのため、高級ウイスキーは飲むこと以外にも価値を持ったお酒といえます。
海外の高級ウイスキーの人気おすすめ銘柄ランキングを紹介していきます。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010314017408/
マッカランは、スコッチのシングルモルトのロールスロイスと呼ばれる高級銘柄であり、人気の高い銘柄です。
現在では希少性が高いシェリー樽で熟成する厳選した原酒のみを使用しており、30年熟成であれば希望小売価格は30万円を超えます。
甘くて飲みやすい味わいであることから、ウイスキーが特別好きな人以外にも勧めやすい万人受けしやすい高級ウイスキーです。
ザ・マッカランは種類豊富なウイスキー!味とおすすめの飲み方は?
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/springbank10yo/
スプリングバンクは、愛好家の間ではモルトの香水と呼ばれる、高級感あふれる華やかで上品な香りが特徴です。
塩辛い風味を感じるような個性的な味わいがあり、熟成年数の短い10年物でも高価となっている高級ウイスキーです。
年配の方に人気がある高級スコッチであり、クセもあるためウイスキーを飲みなれている人におすすめしたい銘柄になります。
画像引用:Amazon.co.jp
イーガンズは、飲みやすい味わいとウイスキーらしい複雑な風味を融合したアイリッシュの高級銘柄です。
徹底した原酒選びと熟成樽にこだわる丁寧な姿勢と、伝統的な製法を踏襲することで、繊細な味わいを生み出しています。
ウイスキーを飲みなれていない人も、ウイスキー愛好家の人も楽しみやすい味わいであり、アイリッシュで高級銘柄を探している人におすすめです。
画像引用:https://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=3325
ブラントンは、唯一無二のバーボンとも称されるアメリカンウイスキーの高級銘柄です。
丸型で八角形の特徴的なボトルデザインに、ボトルキャップにはサラブレッドが付く鑑賞性も高いウイスキーになります。
バーボンらしい力強い味わいを持ちながら上品さも感じられる、この銘柄でしか味わない魅力がある高級バーボンといえるでしょう。
画像引用:https://www.bacardijapan.jp/products/items/royal-brackla-12years-old/
ロイヤルブラックラは、王のためのウイスキーと呼ばれる高級スコッチであり、英国王室御用達の銘柄です。
スコッチの伝統的な製法と、華やかな味わいが魅力的な歴史ある蒸溜所が生み出す気品のあるウイスキーです。
プレゼントにも適したおすすめ銘柄であり、特別感を演出するにも最適な高級ウイスキーとなっています。
画像引用:https://www.kavalanwhisky.com/jp/product.php?act=view&id=1
カバランは、台湾で製造されているウイスキーであり、高級志向でウイスキー品評会でも高い実績を残している愛好家に認められた銘柄です。
トロピカルフルーツのような南国を感じるフルーティーな風味とクリーミーな味わいが特徴になります。
五大ウイスキーにはない味わいを持っていることから、高級で評価されている銘柄で新しいものにチャレンジしたい人におすすめです。
画像引用:https://www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/whisky/royalsalute/
ロイヤルサルートは、21年という熟成年数にこだわったスコッチのブレンデッドであり、王室の名を冠する高級銘柄です。
リッチなアロマが特徴的であり、陶器のボトルからもその高級さがうかがえます。
中のウイスキーが見えるボトルデザインではないことから、飲み終わった後もインテリアに使いやすいコレクション向けの高級ウイスキーです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/619121
グリーンスポットは、ウイスキーの製造過程において樽の熟成年数別にペンキを塗りつける習慣から名づけられたプライベートブランドであり、入手難易度が非常に高い高級銘柄です。
ワイン商のミッチェル&サン(Mitchell&Son)社が製造しており、その味わいはウイスキーを全く飲みなれていない人でもストレートで飲めるほど別格の飲みやすさを誇ります。
お酒を飲む人であれば人選ばず贈りやすいことから、プレゼントにおすすめな高級ウイスキーとなっています。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/ledled/3-vosn-ac-12y/
ベリーオールドセントニックは、手造りかつわずか3人の小規模の生産体制によって製造される市場に出回る本数が極端に少ない品質を重視した高級バーボンです。
複雑な風味と奥行きのある味わいが特徴で高い完成度を誇るバーボンの傑作ともいえる出来となっています。
高級なだけでなく入手が非常に難しいことから、バーなどで取り扱っている店を見つけると愛好家も一目置く銘柄です。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/wineuki/9903000011964/
ロイヤルハウスホールドは、製造されたイギリスと日本だけでしか流通していないロイヤルを冠する高級銘柄です。
かつては英国王室御用達のウイスキーでしたが、現在では英国王室御用達を名乗ることを許されておらず、名乗っていたときの銘柄と現在の銘柄では味わいも異なります。
しかし、どちらも高級ウイスキーというカテゴリーにあることは間違いなく、味わいは上品で洗練されています。
日本は海外よりもウイスキー需要が急激に高まった影響で品薄が深刻化しており、高級ウイスキーの価格も高騰しやすい状況になっています。
日本の高級ウイスキーの人気おすすめ銘柄ランキングを見ていきましょう。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777188914/
山崎は、ジャパニーズウイスキーの高級銘柄を代表する銘柄であり、プレゼントされることがあればウイスキーをあまり知らない人でもその価値がわかることでしょう。
シングルモルトでありながら、複数の樽の原酒をブレンドして使用することから、最後まで飲み飽きることなく洗練された味わいを楽しめます。
熟成年数はノンエイジ・12年・18年・25年とあり、年を経るごとに熟成年数の高い銘柄に手が届かない状況になりつつありますが、一度は山崎の長期熟成銘柄を飲んでおきたいところです。
ウイスキー山崎の種類ごとの特徴は?熟成年数によって変わる味わい
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777040427/
響は、日本のブレンデッドウイスキーの最高峰とも呼ばれる銘柄で、クリスタルガラスのボトルはコレクション向けであり、鑑賞性があります。
華やかで高級感のある風味は、秀逸なボトルデザインにも負けない味わいの質を感じさせます。
響のボトルは飲んだ後にも価値が付くほど人気があり、プレゼントにも向いている高級ウイスキーです。
響はブレンデッドウイスキーの最高峰!種類や味とおいしい飲み方は?
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777360440/
白州は、山崎と同じサントリーが発売した森が育んだウイスキーと呼ばれるシングルモルトの高級銘柄です。
新緑を感じさせる香りと、コクのある味わいは、ほかの日本の高級ウイスキーとは異なる魅力が詰まっています。
山崎・響と並ぶ知名度を持つ人気の高級銘柄であり、山崎や響を飲んだことがあるなら、こちらも飲んでおきたいところです。
白州は森が育んだウイスキー!種類と味の特徴を活かす飲み方を紹介
画像引用:https://www.miraido-onlineshop.com/item/2-ichiro-dbdtlrs/
イチローズモルトは、埼玉県秩父市の小さな蒸溜所で製造されるウイスキーですが、世界中に需要があることかた需要と供給が釣り合っておらず、常に品薄状態にある銘柄です。
妥協を許さずこだわりの製法で造られるイチローズモルトは、銘柄によっても味わいや価格も異なります。
日本固有の樽であるミズナラ樽にもこだわった銘柄もあるため、品質を重視した高級銘柄で日本のウイスキーの魅力を味わいたい方におすすめです。
秩父で生まれたウイスキー『イチローズモルト』とは?製法や種類をご紹介
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkamaltwhisky/yoichi/yoichi.html
余市は、ニッカウイスキーで製造されるシングルモルトですが、熟成年数の長い高級ボトルのほとんどが終売しています。
そのため、二次市場に流通しているかつての定価よりも高い価格で購入する必要があります。
スモーキーで豊かな味わいが特徴の余市ですが、終売などの事情から昔よりも入手が難しく、値段に糸目をつけずに入手する必要があるといえるでしょう。
ウイスキー余市の特徴と種類!味わいを堪能するおすすめの飲み方は?
高級ウイスキーの人気おすすめ銘柄ランキングを紹介しましたが、今回紹介した銘柄以外にも魅力的な高級ウイスキーが存在します。
今回紹介した銘柄のすべてを試すことは難しくても、気になる銘柄がひとつでもあれば、特別な日に飲む、大切な人にプレゼントするなど、自分の置かれているシチュエーションに合わせて高級ウイスキーを購入しましょう。
また、高級銘柄を飲まずにコレクションするだけでなく、飲んでから空き瓶を再利用するなどの楽しみ方もありますので、高級ウイスキーはさまざまな人におすすめできる商品となっています。