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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーの量を計る際にワンフィンガーや、ツーフィンガーが目安になるといわれることがあります。
これはウイスキーのストレートを飲む際に、シングル、ダブルの量を計る際に有効な方法であると考えられるようになったからです。
しかしながら、ワンフィンガーによる測定方法は正確ではなく、他にも正確かつ簡単にウイスキーを測定できる道具も存在しますので、そちらを試してみるのもおすすめになります。
この記事では、ウイスキーのワンフィンガー、ツーフィンガーについて解説し、ワンフィンガー以外でウイスキーを測定する方法についても紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーにおけるワンフィンガーとは、ウイスキーのストレートを飲む際の大まかなウイスキーの量の測定方法です。
ウイスキーのシングルを飲む際は、グラスにひとさし指を押し当てて指一本分の量をワンフィンガーとします。
ダブルの場合は、ひとさし指と中指を押し当てて指二本分の量がツーフィンガーです。
つまり、シングルを飲みたいときはワンフィンガーで測定し、ダブルを飲みたい場合はツーフィンガーで測定するとちょうどいい量のウイスキーが飲みやすくなるということです。
ワンフィンガー、ツーフィンガーの発祥は1986年に放送されたサントリーのCMです。
こちらのCMでは「ワンフィンガーでやるも良し、ツーフィンガーでやるも良し」と言って、ウイスキーの量を指の本数で例えて表現しました。
これにより、ワンフィンガー、ツーフィンガーは1987年の新語・流行語大賞に選ばれました。
現在ではあまり聞かないかもしれませんが、1980年代のウイスキーブームに乗った社会現象にもなった言葉となっています。
一般的にウイスキーのシングルは30ml、ダブルは60mlが正確な量とされています。
ワンフィンガーによる計測では、人によって指の太さも異なるため、正確に30mlを計測することは難しいです。
しかし、ウイスキーのシングルとダブルの量は地域ごとに異なり、シングルが45mlや60mlとなっている地域もあるため、同じシングルであっても地域によっては2倍以上の差が開くことがあります。
正確に測る必要がなければワンフィンガーによる測定は有効であり、広く考えればシングルに相当するウイスキーを手軽に飲みやすい簡単な測定方法といえるでしょう。
一方で、正確に量を計りたい場合はワンフィンガー以外の方法でウイスキーの量を測定する必要があります。
ウイスキーの量を正確に計測する方法や道具は下記の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
バーでも使用されるウイスキー測定用の計量カップがメジャーカップです。
簡単に正確な量を計るのに適した計量カップであり、30mlのカップを使用する場合、カップの内側に2分の1、3分の1・3分の2といった溝がついていると、20ml・15ml・10mlといった少量のウイスキーを計るのにも便利になります。
カクテルを作るなどの理由で、ウイスキーをより本格的に測りたい方におすすめです。
ポーラーはウイスキーボトルの注ぎ口に装着するだけで、シングル・ダブルを簡単に測ることができるようになります。
内部に小さな金属の球を入れることによって、定量になると自動的に栓をするため、それ以上ウイスキーが注がれることなく、一定の量をグラスなどの注げる仕組みです。
シングル用のポーラーとダブル用のポーラーがあり、装着するだけでウイスキーの分量を計れることから、ワンフィンガーによる計測と同じくらい簡単でありながら正確に測れます。
ウイスキーをストレートで飲むなら、シングル・ダブルを飲むのに適したショットグラスで飲むのがおすすめです。
ショットグラスは容量がシングル用なら30ml、ダブル用なら60mlと量が決まっているため、ワンフィンガーによる測定の誤りでついつい飲み過ぎてしまうことがありません。
ストレートを飲むためにウイスキーの量を計りたいのであれば、測定方法を見直すのではなく自分に合ったグラスを選ぶほうが楽かもしれません。
プレゼントにもおすすめのウイスキーグラスの選び方について知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
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ウイスキーのワンフィンガー、ツーフィンガーについて紹介しました。
正確にウイスキーの量を計りたい場合は適切ではありませんが、大体の量を計りたいときに使用するのであれば現在でも有効な方法といえます。
ウイスキーのストレートを楽しむなら適したグラスを選ぶことも含めて、自分に合った測定方法を見つけてくださいね。